2016年のドラッグ関連ニュースを旅の扉通信の記事で振り返る

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もうすぐ2016年もおしまいです。今年はかつてないほどドラッグ関連のニュースがお茶の間を騒がせたように感じています。世相ブラになる気配はないけれど、マゲオの記事で振り返ってみました。

1月

思えば、2016年は最初からヘンなスタートでした。「大麻で死亡した」というニュースが2件。しかし、一件(フランス)の報道はガセネタで、日本のものは続報ないままです。

大麻ベースの鎮痛剤の治験で「深刻な事故」が発生したことが報道されましたが、この鎮痛剤は「大麻ベース」ではなかったことが判明しました。
大麻ベースの鎮痛剤の治験で脳死者が出たというセンセーショナルなニュースに続いて、日本でも大麻喫煙後に男性が死亡したとされる報道がありました。

お酒を飲んで急性アルコール中毒のような症状で死に至ることはあっても、大麻の摂取が直接死因につながることは・・・ないんじゃないかなと・・・。実際、解禁されている国も多いですし・・・。

2月

清原元選手の逮捕が大騒ぎになった2月。もうずーっと怪しいと言われていた中で、使用を続けていた清原元選手について、こんなブログをポストしました。

そして、もはや完全に忘れていた「笑気ガス」が、なぜか「シバガス」という名でアンダーグラウンドで盛り上がっていたらしく、素早く規制されてしまいました。

アメリカのスーパーでひとつ50円くらいで売られているものを3,000円とかで販売していたようなので、そりゃ儲かったのだと思います。

脱毛クリニックなどの医療機関では合法的に使用されているので、興味のある女性はパイパンと合わせてご検討ください。

3月

3月はニュースっぽいのがなかったので、オマケでこんな話を。

新生活が始まるシーズンです。本日は「こんな表現をしたらダメだよ」という、禁断のサイケデリック用語ランキングTOP20をご紹介します。

こういうのを書くと「意味が分からない」という意見をいただくこともありますが、うん・・・意味が分からない方がよいと思うよ・・・。

4月

0420に合わせてカナダが嗜好用大麻の全面的な解禁を表明したり、ウーピー・ゴールドバーグが女性向けの大麻製品を発表したり、ポジティブな話題の多い春でした。ウーピーのは男性の私も気になります。マッサージオイルとかいちゃいちゃエステで使ってもらいたい。

一方、日本のアマゾンではCBDオイルのやらせっぽいレビューが登場し・・・(9月へ続く)

「CBDオイル」が日本のアマゾンでもいろいろ購入できるようになりました。少しずついい時代に近づいているなと思いつつ・・・微妙なレビューがたくさん付いている商品がありました。

5月

実はこのころはみんな幸せだったのかもです。医療大麻の解禁を掲げて、女優の高樹沙耶さんが参院選へ立候補しました。当選は難しくても、大麻への理解が拡がることを期待していたところ・・・(大どんでん返しの11月へ続く)

https://tobiranosaki.com/psychedeilcs/marijuana/post-8666/

ドイツは2017年から医療大麻が解禁です。日本、置いて行かれてるぞ!

6月

あんまり記事のなかった6月。なにをやっていたのかさえ記憶にございません(老い)。

マイクロソフト社が大麻ビジネスに参入!というホットなニュースが界隈を盛り上げていますが・・・それほどまでにビジネスチャンスということでしょう。

7月

2015年の12月に「大麻を所持していた」という疑いで逮捕された末期ガン患者の山本さん。ご本人の「ガン治療のために使っていた」という訴えは聞き入れられず、帰らぬ人となりました。謹んでご冥福をお祈りします。

また、子供向けのアトラクションでは「忍者が足腰を鍛えるために飛び越えていたのはヒマワリ」と情報がねつ造され、コンプライアンスやり過ぎ感もここまで来たか・・・と。

7月10日に行われた参院選で、高樹沙耶さんは落選しました。

https://tobiranosaki.com/blog/post-9368/

8月

デパスやゾピクロバンの「個人輸入(海外通販での購入)」を規制するためのパブリックコメントの受付があり、予想通り規制が決定しました。

パブリックコメント受け付けが終了しました。10月以降はデパスやゾピクロバンの「個人輸入(海外通販での購入)」が禁止されることが予想されます。

9月

唐突すぎてビックリしたのが、ベトナムでLSDが流行中!?というこちら。

なかなか衝撃的なニュースをTwitterで知りました。ベトナムで若者の間にLSDが流行中らしいのです・・・。

毎日10枚食っていたという女の子や(耐性つくだろ)、アシッドペーパーをベロに乗せて自撮りするカップルなど、かつての東京を彷彿させるニュースでした。

そして、日本のアマゾンでCBDオイル製品が一掃されました。

オンラインショップのアマゾンからCBD製品が一掃されました。今後は正規代理店の通販サイトから買いましょう。

たまーに電子タバコ用リキッドが登場するくらいです。やらせレビューとかの影響ではないかと勘ぐっています。

10月

不穏な空気が一気に増えてきた10月。

カナダでは医療大麻の栽培技術を教えるコミュニティ・カレッジの開講が予定され、新しい地域産業の創出が期待される一方・・・

たくさんの期待を集めて鳥取県智頭町で産業用大麻を栽培していた会社員たちが、違法な大麻を所持していたということで一斉逮捕。「この人たちは違う」と勝手に信じていたので喪失感がすごかったです。知事も激おこ。

さまざまな大麻製品の技術革新が続くアメリカから、いわゆる「ハッパ」ではない大麻製品の持ち込みでプロレスラーが逮捕されたり・・・

医療大麻解禁を掲げて参院選へ立候補していた高樹沙耶さんが逮捕されました。この時点では「誤認逮捕だろ」と思っていたけど、最終的には所持を認めて起訴されました・・・(´ω`)

医療大麻の解禁を訴えていた高樹沙耶さんが大麻取締法違反(所持)の疑いで逮捕されました。なんとなく、キナ臭いものを感じています。

11月

「トランプフィーバー」の裏で、アメリカの複数の州で大麻解禁の住民投票が行われ、カリフォルニア州が嗜好用大麻を認めることになりました。日本からも年間50万人が訪れる、観光やビジネスの巨大都市でブラリと大麻が購入できるのです。

その一方、日本では「鳥の餌」として売られている麻の実から大麻を栽培したとして夫婦が逮捕される珍事件が発生。たぶん、発芽はしても生長しなかっただろうし、好奇心だけでやってしまったのだと思います。それが「夫婦で共謀して執拗に栽培を試みた」と裁判で言われたり、踏んだり蹴ったりですね・・・。ゼッタイにやるべきではないです。

さらに、長野では22人の大麻コミュニティが一斉検挙。大麻は依存性が低く、自分で栽培できるということもあって、罪の意識がどんどん減っていきます(合法の国も多いですし)。だけど、だからこそ、「別になくてもいいじゃん」という意識に切り替えて、日本で所持・栽培すべきではありません。

大麻を栽培・所持していたとして22人が一斉に逮捕されました。大麻は罪の意識がなくなりやすいドラッグです。法律があることを忘れないようにしましょう。

12月

まだ始まったばかりの12月・・・。

ASKAの再逮捕や俳優・成宮寛貴さんの「コカイン吸入疑惑」が話題です。

ASKAについては、覚醒剤を使用したことへの罵倒よりも先に、ちゃんと精神的な面の治療を行うべきだと思います。「本当にバカですね」とか、精神薄弱な人にそれ言う?

俳優・成宮寛貴さんの件は恐らくガセです。

まとめ

2016年を振り返ってみると、世界的な大麻解禁ムーブメントとは逆行する日本が浮き彫りにされた印象です。

智頭町の会社員や高樹沙耶さんのように「大麻は悪いものじゃないですよ」とおおっぴらに掲げていた人たちが大麻の不法所持で逮捕されるというのは、「やっぱりダメじゃん」という世論を呼び起こしてしまい、本当に残念でした。

最後に、たまに誤解される「私のドラッグの主張」について。

私は決して「ガンガンやろうぜ!」と訴えるつもりはありません。現在の私は何ひとつ違法なものは持っていません。

しかし、現在の日本におけるドラッグの取り締まり方には疑問がたくさんあります。

覚醒剤などで逮捕された人については、殺人犯のように牢屋へ入れるのではなく、精神的なケアを行うべきです。

大麻の規制は先進国に習って、少なくとも禁固刑はなくすべきです(罰金刑へ)。医療大麻の必要の有無について医師が意見を述べることがあるけど、尊重すべきは患者の意思ではないでしょうか。患者が望んでいるのに医師がNG出すって妙な話です。

そして、世界的な大麻ビジネスに乗れないことが残念でたまりません。

はてさて、2017年はどのような一年になるでしょうか。

「扉の先通信」はついに20周年です。これからもあまり期待せず、長い目で見てやってください。たまにはメシくらいおごってください。