大麻や覚醒剤、MDMAなどのドラッグを摂取した後、尿検査や毛髪検査、血液・唾液で薬物反応が検出されなくなるまでに必要な時間はどれだけかを一覧にしました。
情報ソースはアメリカのWikipediaなので、必ずしも正確とは言えません。あくまで参考に留めておいてください。それぞれの国や州で決められている法律は遵守しましょう。
目次
大麻や覚醒剤が検出されなくなるまでに必要な期間
物質 | 尿 | 毛髪 | 血液・唾液 |
アルコール | 6から24時間 | 2日 | 12から24時間 |
アンフェタミン(覚醒剤) | 1から3日 | 90日 | 12時間 |
メタンフェタミン(覚醒剤) | 3から5日 | 90日 | 1から3日 |
MDMA(エクスタシー) | 3から4日 | 90日 | 3から4日 |
バルツビール酸類 | 1日 | 90日 | 1から2日 |
ベンゾジアゼピン類 | 医療用途:7日、1年以上の利用:4から6週間 | 90日 | 6から48時間 |
大麻 | 受動喫煙:22分、一般的な使用:7から10日、ヘビースモーカー:30日 | 90日 | 2から3日、ヘビースモーカー:14日 |
コカイン | 2から5日、ヘビーユーザー:7から10日 | 90日 | 2から10日 |
コデイン | 2から3日 | 90日 | 1から4日 |
コチニン(ニコチン) | 2から4日 | 90日 | 2から4日 |
モルヒネ | 2から4日 | 90日 | 1から3日 |
三環系抗うつ剤 | 7から10日 | ー | ー |
LSD | 2時間から24時間 | 4日 | 2から4日 |
メタドン | 7から10日 | 90日 | 24時間 |
PCP | 3から7日、ヘビーユーザー:30日 | 90日 | 1から3日 |
引用元:Drug test – Wikipedia, the free encyclopedia
警察署で最初に行う検査は尿検査が多いと思います。尿検査で大麻の反応が出た際に「知らない間に受動喫煙していた」という言い訳は王道ですが、受動喫煙の場合は22分しか反応が残らないとされているので、非常に弱い言い訳です(ただし、大麻取締法では「大麻の使用」は禁止されていません)。
毛髪は最も長い期間反応が残ります。室内に落ちていた毛髪から反応が出て・・・ということもよく聞きます(のりピーはコレでした)。さらに、成長が遅い陰毛は頭髪よりも長い期間反応が残ると言われています。陰毛はパイパンにしておけばスッキリします。ホリエモンもパイパンにしたってね。
大麻や覚醒剤を自宅で検査できるキット
大麻や覚醒剤の反応を自宅で検査できるキットが販売されています。俳優の成宮寛貴さんもコカイン使用疑惑がかけられた際、自主的な検査で陰性であったことを発表しました。まぁ、あの写真はウソっぽいところ満点でしたからね・・・。
薬物10種検査キット
尿による薬物検査キットSTAT CASSETTE 1個入
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検査対象薬物
- アンフェタミン系覚醒剤
- メタンフェタミン系覚醒剤
- バルツビール酸類
- ベンゾジアゼピン類
- コカイン
- 大麻
- メタドン
- MDMA(エクスタシー)
- アヘン
- LSD
メジャーな10種類を自宅でまとめてチェックできるキットです。全部陽性反応だったら、いろんな意味で大丈夫か心配になりますね。
メタンフェタミン、アンフェタミン、MDMA【覚醒剤検査用】
【男女兼用】覚醒剤検査サービス 郵送検査サービス【さくら検査研究所】【ゆうパケット・定形外郵便不可 】
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覚醒剤反応を見るためのキット。錠剤のMDMA(エクスタシー)もこのカテゴリです。覚醒剤は「使用したことが罪になる」という規制の厳しい薬物です。
ちょっと使っただけだし、まだジャンキーになってないから大丈夫・・・というのも危険です。試用も常用も乱用も、すべて罪です。いつでも止められる・・・と思っていたらパクられてしまったのがマーシーです。
大麻、マリファナ【THC検査用】
薬物検査キット(マリファナ) 【大麻(マリファナ)検査用】
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世界中で合法化が進む大麻。日本では相変わらず微量の所持でも禁固刑の対象です(罰金刑では終わりません)。大麻を使用しても罪には問われませんが、尿検査でTHCの反応が出る→すぐにガサ入れして大麻の所持・栽培を見つけるというコンボはあり得ます。
大麻は世界中で合法化が進んでいます。現在の日本で大麻を所持するのはワリに合わないので、絶対に持たないようにしましょう。
なお、大麻には(日本では違法の)THC以外に、「CBD(カンナビジオール)」という成分が含まれています。CBDはTHCのような酩酊作用がなく、さまざまな健康増進が期待されており、日本国内でも合法的に所持・使用できます。
6.6% CBDオイル プレミアムブラックオイルドロップ 660mg CBD/10ml |
健康増進のために大麻が気になるけれど、違法なことはやりたくないという方は、CBD製品を生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。私もずーっと使っています。
唾液 薬物検査キット 【6種薬物検査キット】
唾液による薬物検査キットSTAT SWAB 1個
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これまでに紹介した3つは「尿」で検査する必要があり、たとえば「コイツ怪しいぞ」という人がいたとしても「おしっこください」というのは困難でした。
その点では、TV番組中にガチの尿検査をやった田中聖さんは立派です。
しかし!こちらは「唾液」で検査が可能なので、寝ている隙に採取することもできるかもです。検査対象もオピオイド系の「メタドン」を含む全6種類と豊富です。
検査対象薬物
- メタンフェタミン(覚せい剤)
- アンフェタミン(MDMA)
- コカイン
- 大麻
- メタドン
- ヘロイン
メタドンはヘロイン中毒患者への治療薬として使われていたけれど、結局それも身体によくない!という結論でした。映画「トレインスポッティング」にも登場していましたね。
不正の確認も可能な薬物12種検査キット
ドラッグテストキットA&B(Drug Test Kit A & B)
違法薬物のほぼすべてとも言える12種類がチェックできます。さらに、検査に使った尿のPH値・クレアチニン濃度も合わせて確認できるので、尿を薄めたり異物を混入させたりといった不正が行われていないかまで分かってしまう優れもの。
こちらの使用レポートもどうぞ。
健康診断で大麻や覚醒剤の薬物検査は行われる?
一般の健康相談や人間ドックでは薬物検査は行われていないと思います。
しかし、私の実体験として「治験ボランティア」の登録に行ったときに薬物検査が行われていてビックリしました。
そのとき渡された検査項目の書類がこちら↓
【外部サイト】採血検査、尿検査 及び 乱用薬物検査:治験情報V-NET
もちろん、治験ボランティアで薬物検査をする理由は治験の結果を正確なものにしたいからであり、シャブ中を見つけ出したいのとはちょっと違うと思います。
検査項目の説明の途中で「尿検査では違法薬物の反応も見ます」という言われたときに「それだったら受けません!」とは、なかなか言いづらいでしょう。日頃から違法薬物を使わないことが大切です。
尿検査は拒否できる?
警察官が行う持ち物検査や警察署などで行われる尿検査は、本来「任意」のものであり、受ける側は拒否する権利があるはずです。
しかし、現実的には「怪しくないんだったら拒否する必要ないよね?拒否するんだったら、いつまでも家に帰さないし、手続きを踏んで強制捜査するよ?」と、プレッシャーをかけられます。
最悪の場合、尿道に管を突っ込んで強制排尿させられます。
女性は個室の中で採尿できるけど、男性の場合はすぐ横に警官が立っている状態での採尿です。人権もヘッタクレもないなと感じさせられます。
このブログをポストした理由
ここからはオマケ話です。
私は決して「この期間を過ぎれば反応が消えるからバカスカやりましょう」というような、違法行為を助長する目的でこのブログをポストしたわけではありません。
ドラッグを使用すると「ヤバイことをやってしまった」という不安から逃れたくて、再びドラッグを使用したり、自暴自棄になって自傷行為や犯罪に手を出してしまうことがあります。ドラッグに対する知識がなければないほど、それは大きくなります。
いまの時代、ふつーに暮らしていて一切のドラッグと出会うことなく一生を終えることの方が難しいです。日本では違法でも、海外では医者が処方していたり、娯楽用として販売されていることだってあります。反対に、飲酒が禁止(禁忌)されている国の人からすれば、テレビでアルコールのCMが流れたり、自動販売機で24時間買えるのはとても異常なことです。
ドラッグに出会ったとき、ドラッグを使用してしまったとき、使用している人が身近にいたとき、「ダメ、ゼッタイ!」という考えで思考停止したアタマではなく、正しい知識を知っていた方が安全だと思うので、このブログをポストしました。
落ち着いて、ゆっくり平穏な時間を作ってみましょう。