「CBDオイルからTHC検出、厚労省 大麻取締法該当のおそれ」という一部報道について【違法?】

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産業用大麻(ヘンプ)から作られた「CBDオイル」の一部製品に、いわゆるマリファナの酩酊成分(違法成分)である「THC」が含まれていたという報道がありました。

【外部サイト】人気高まるヘンプオイルからTHC検出、厚労省「大麻取締法該当のおそれ」 | 健康産業新聞

「ヘンプオイル」などとして人気が高まっているCBD(カンナビジオール)オイルから、大麻取締法で規制される向精神成分THC(テトラヒドロカンナビノール)が検出・定量された。今回分析にかけられたCBDオイルは米国で販売されている人気ブランドの商品で、日本でもネット経由での購入者がいるとみられる。

(上記サイトより引用)

「分析にかけられたCBDオイルは米国で販売されている人気ブランドの商品」というボカシのある表現のため、具体的な製品名は分かりません。

成分の分析結果表は以下の通り。同じく、上記サイトからの引用です。

30ml入りのこの製品にはCBDが273.89mg、CBDaが4.19mg、そして酩酊成分のTHCは9.57mg、THCaは7.24mgの量で検出されたとのこと。

また、「アサ芸プラス」というWEBメディアにおいて「安倍総理が違法薬物を使用している」という悪意に満ちた記事が公開されました。

CBDはマリファナの代替品になるのでしょうか。法律で規制すべきものなのでしょうか。検証してみました。

CBDオイルをマリファナのように使えるの?

個人差はありますが、CBDの1回あたりの摂取量は10〜25mg程度です。上記の製品のCBD含有量が273.89mgであれば、約10回分のCBDが含まれた製品だと思われます。THCが9.57mgあるとするならば、1回あたりのTHCは0.957mgという量になります。

マリファナを喫煙した際に含まれるTHCの量は5mg〜10mg程度です。上記の製品を一気飲みして、ようやく喫煙1回分のTHCですね。これは現実的な量ではないでしょう。THC 1回分のメリットを感じる前にCBD 10回分のメリットを感じてしまうはずです。

CBDオイルでマリファナの陽性反応が出るの?

私はふだんからCBDオイルを摂取しまくっています。各メディアで尿検査が流行っていたころ、CBDオイルしか摂取していない私にTHCの反応が出るのかどうか検査をしたことがあります。

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結果はシロ(検出されず)でした。少なくとも、一般的な使用(それでも私はかなり頻繁に使っていますが)であれば、THCは検出されないし、マリファナのようなメリットを感じることは一切ありません。

どうしてCBDオイルからTHCが検出されたの?

CBDオイルは産業用大麻の茎や種から抽出されており、茎や種には(CBDは含まれていても)THCが含まれていないといのが定説でした。その点については以下のように報道されています。

一部からは、「規制対象である『樹脂』を排除していない茎や、一部『葉』が混入した製品が、『大麻の茎由来』として輸入販売されているのでは」との指摘もある。

刑事事件を専門として取り扱う渋谷青山刑事法律事務所(東京都渋谷区)の岡本裕明弁護士は本紙取材に対し、「種子や茎の表面に微細なTHC成分が付着することも考えられる」として、次のように述べている。

「大麻草を利用しなければ、THC成分が抽出されないかというとそういう訳ではなく、種子や茎の表面に微細なTHC成分が付着することも考えられる。

(上記サイトより引用)

第一は「茎や種以外も使ってたんじゃね?」という疑い。これはメーカーに製造工程の証明を行ってもらうしかありません。

第二は「茎や種にも微量にTHCが含まれているんじゃね?」という疑い。これは長らく都市伝説として語られている、「七味唐辛子の種を集めればマリファナぽいものが作れるよ説」ですね。

もし、茎や種にも微量にTHCが含まれており、それが今回の検査結果に結びついたのであれば、鳥の餌として販売されている麻の種も同様に検査すべきでしょう。

CBDは危険なの?

WHO(世界保健機構)の見解では、CBDは「乱用や依存の危険性が低く、メリットが期待できる」とされています。

また、WADA(世界アンチドーピング機構)の規定においてCBDは使用禁止薬物ではありません(THCは禁止です)。

CBDオイルを持っていると大麻取締法違反になるの?

THCが検出されたのは「米国で販売されている人気ブランドの商品」と報道されています。アメリカ国内には多数の人気ブランドがあるため、どれのことやらさっぱり分かりません。

日本国内で正規販売されているCBDオイルは「THCが含まれていないことを証明する成分分析表」、「製造工程に問題がないことを証明する写真・文章」などを厚生労働省に提出しています(提出していないと税関を通過できません)。お墨付きをもらっているからこそ、販売できているわけですね。

報道には「日本でもネット経由での購入者がいるとみられる」という不思議な一文がありました。もし、正規販売店の製品であれば「日本でも販売されている」という直接的な表現を使うと思います。

CBDオイルを購入するときは、スロベニアのファーマヘンプ社正規代理店である「CBDオイル輸入販売 CBD LAB」や、「Vape Mania」のような信頼できる店を選ぶべきでしょう。

私がいつも使用していて、自己検査でTHCの反応が出なかったのは「CBDオイル輸入販売 CBD LAB」の製品です。

また、純度の高いCBD結晶粉末の製品なら純粋なCBDのカタマリなのでさらに安心です。

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今回の報道は以下のような弁護士の言葉で結ばれています。

「(今回分析結果が出た)CBDオイルについて大麻取締法違反に該当するかどうかに直接回答はできないが、同オイルの取扱いは、それなりのリスクを伴うものとはいえそうだ」としている。

(上記サイトより引用)

・・・なんとも中途半端!!!!!!! 曖昧!!!!!!!

リスクを回避するためにも、正規代理店にはがんばってもらいましょう・・・。