市民メディア放送局というFacebookページ(トップ画像は腐敗政治!!!!!!!!!)に「人権を守る職務質問の上手な断り方」という動画が公開されていました。
三宅洋平『人権を守る職務質問の上手な断り方』
いやー、カッケーですねー
要点をまとめると・・・
- 職務質問の法的根拠を問いただそう
- 写真や動画を撮ろう
- 職務質問してよい令状はあるのか確認しよう
- 警察手帳を見せてもらう
- 自分は主権者として、懲戒免職を要求しよう
うーんこ れ、昔から定番の問答だけど、実際の現場ではまったく役に立たないですよね・・・(三宅洋平さん本人をDISるつもりではありません。実体験との違和感を述べています)。私も現場を知らないころは同じような問答で拒否しようと思ってましたけど・・・
「令状がないなら応じる必要はない」というのは、まったくその通りですが、「令状がないからイヤ? じゃ、令状を用意するね」という感じで、実際の現場では令状は数時間で用意されます。令状を用意されたら何も断ることができません。
「おしっこなんて出ない!」と採尿(尿検査)を拒んだとしても、尿道に管を突っ込んで強制排尿させられるだけです。
写真や動画を撮って「この警察官に職務質問されました!」と公開したところで、何も変わりません。私たちが考えるべきは国家や法律であって、警察官という個人の人間・人格ではありません。
警察手帳を見せてもらうというのもよく分からないですね。私服の刑事だったら話しかける前に警察手帳を見せてきますし、制服の人でも別に見せたところで(見たところで)何も変わりません。
なぜ三宅洋平さんが「職務質問の断り方」という、おおよそ一般市民には縁遠い話をわざわざ街頭で喋ったのか意図が読めませんが・・・(人権や憲法に絡めるにしても、ほかの例え話でいいじゃないかと)
マゲオなりに考える、職務質問への対応方法は・・・
こっちから話しかける、です。
断るんじゃなくて付き合いましょう。乗っかってやりましょう。
もろちんこ れは自分が犯罪を犯していないことが大前提です。カバンの中にナイフやバールのようなものを満載していたり、パンツの中にコカインを隠している人を擁護するための話ではありません。
何もやってないのにあやしまれるのを防ぐためには、こっちから話しかけるのが一番です。
「ちょっと道が分からないんですけど」でも「ここらへんにトイレないですか」でも何でもいいです。どうせ声をかけられるんだったら、こっちから話しかけましょう。
カバンを見せてくださいと言われたならすぐに見せましょう。すぐに見せればカバンだけで終わりですが、ヘタに拒めば靴の中まで見られてしまいます。「令状はあるのか!」なんて言い出してたら、令状が届くまで待たされてしまいますし、令状が届いた瞬間に警察は態度を強気に豹変させます。
「警察の越権行為や横暴を許せ」というのとは違います。カバンの中を見ずに逮捕してきたり、マトリが到着して試薬検査をする前に「大麻を所持している」と言ってきたりしたならば、それは行き過ぎた行為です。
また、警察に職務質問される=あやしく見られているという事実は、警察だけじゃなくて一般市民にもあやしく見られている可能性が高いです。警察の内偵と同じくらい近所のタレコミにも気を遣いましょう。ぶっちゃけ、そっちの方が100倍怖いです。
「自分たちは法律を犯していないんだから、堂々と職質を断ろうよ」という敵対心をむき出すものではなく、「自分たちは法律を犯していないんだから、堂々と職質に付き合おうよ」という友好的な解決策を探す方が私は好きですし、憎しみで変えた世界は再び憎しみに覆われると思います(戦争がその例です)。
次回は「マゲオなりに考える、ポン引きとの上手な付き合い方」をお届けします(公開時期未定)。
※三宅洋平さん本人をDISるつもりではありません。実体験との違和感を述べています