大麻ベースの鎮痛剤の治験で脳死者が出たというセンセーショナルな(ガセ)ニュースに続いて、日本でも大麻喫煙後に男性が死亡したとされる報道がありました。
大麻使用か 男性死亡、所持容疑の4人逮捕
16日午前3時15分、名古屋市東区泉のマンションから「仮眠中の友人に声を掛けたが反応がない」と119番があった。救急隊員が駆け付け、男性が死亡しているのを見つけた。
連絡を受けた愛知県警東署員がマンションで乾燥大麻を発見。大麻取締法違反(共同所持)の疑いで、部屋にいた住人の無職藤井友成容疑者(22)と無職河内啓至容疑者(31)=岐阜県中津川市加子母=ら20~30代の男計4人を現行犯逮捕した。5人は友人で、14日夜に集まって大麻を使ったという。
引用元:http://this.kiji.is/60950512614983157
大麻そのものの致死量(これだけ摂取したら命が危ないという量)はアルコール等の比ではなく、常識的に使用できる量ではありません。大麻そのもので死に至ることはあり得ないというのが一般的な認識なのにも関わらず、「大麻使用」と「死亡」を結びつけるような報道、そしてなぜか「無職」を強調する姿勢に違和感を受けました(別の報道では死亡した1人を含めた5人全員が無職と書かれていました)。
お正月にモチをノドに詰まらせて死亡した人は正月三が日だけで2人もいるのに、職業や本名は報道されていません。
【外部リンク】もち喉に詰まらせ…19人搬送2人が死亡 正月三が日
今回のように死亡した経緯に不審な点がある場合は検死を行い、原因が追求されますが、恐らく原因についての追加報道はないでしょう(16日の事故なので、もうとっくに検死は終わっているハズ)。報道としては「大麻で死亡か」のままオシマイとなりそうです。
うーーーーん、なんかヘンな風潮になって来ている気がする・・・。「ほらほら、危険でしょ」というイメージを植え付けられつつある気がする・・・。映画「TED」では、あんなにバカバカしい存在として描かれていた大麻が、怖いイメージに変わりそうな・・・。
順当に行けば、次は有名人が逮捕されるか、自殺者が出るパターンかと思います。
そして・・・混乱していたのだと思うけど、救急車を呼んで到着するまでの間に部屋を片付けようよ!手持ちは全部トイレに流しておけば大丈夫だったのに、なんともかんともですね・・・。
私は大麻が万能薬とは思ってもいませんし、使い方次第ではグワングワンになることもあるという認識ですが、死ぬこたないよなと思います。ご冥福をお祈りするとともに、真相の解明と報道を願います。