煮込み料理がおいしい季節に向けて、「柳宗理 ステンレス・アルミ3層鋼 深型両手鍋 22cm つや消し」を購入しました。
目次
柳宗理 ステンレス・アルミ3層鋼 深型両手鍋とは?
日本を代表するインダストリアルデザイナー・柳宗理がデザインした鍋です。腐食性に強く、食品の安全性が高いステンレスの内側に、熱伝導率の高いアルミの層を用いた3層構造。ステンレスとアルミの両方のメリットを受けることができます。
一般的なマンションのコンロにドスンと乗せられる直径22cmサイズで、内容量は6リットルとたっぷり。
深型だからカレーやシチューのような煮込み料理を吹きこぼす恐れが減らせます。4人家族くらいまでなら十分なのではないでしょうか。
柳宗理 ステンレス・アルミ3層鋼 深型両手鍋の優れている点
柳宗理の深型両手鍋には、ステンレスだけで作られた安価な製品があります。
見た目はそっくりですが、こちらの製品はオススメできません。購入するなら絶対に3層タイプです。
我が家には、今回購入した鍋のほかに、ステンレスだけで作られた柳宗理のやかんや片手鍋があります。キッチンまわりは柳宗理だらけです。
ステンレスはアルミに比べると熱伝導率が悪いため、「ガスの火によって加熱されている面は熱いけど、加熱されていない面は熱くなりづらい」という特徴があります。
加熱にムラが出やすく、焦げ付きやすいのです。
ステンレスの片手鍋で煮込み系の調理をして、鍋の内側・側面に食材が触れると簡単に焦げ付いてしまいます。「せっかく高い鍋を買ったのに、安いアルミ鍋の方が使いやすかった!」ということにもなりかねません。
では、なぜ柳宗理の調理器具はステンレスにこだわっているのでしょうか?
実は、アルミの調理器具がアルツハイマー病など、さまざまな病気の原因になっているという声があります。EUのいくつかの国では販売規制されているとの情報もありました。
日本では一切規制されていないし、外食先でもアルミ鍋を使われていることの方がはるかに多いと思います。心配しすぎもよくないけれど、ステンレスを選んでおけば余計な心配を減らせそうです。
「柳宗理 ステンレス・アルミ3層鋼 深型両手鍋」は、食材に触れる部分は安全性の高いステンレスを用いて、食材に触れない芯材の内側には熱伝導率のよいアルミを使うことで、「焦げ付きにくく安心」な調理が行えるようになっています。
ボウルと組み合わせて蒸し料理も
同じく、柳宗理のパンチングストレーナー(いわゆるザル)23cmタイプが、鍋にピッタリと乗せられます。
我が家にあったので乗せてみたところ、本当にピッタリでした。蒸し料理も手軽に作れそうですね。
柳宗理 ステンレス・アルミ3層鋼 深型両手鍋の面倒な点
外装がステンレスなので、長期間使用していると「ヤケ」が生じてきます。表面が汚れたように茶色く変色してしまうのです。私のやかんや小鍋はヤケだらけです。
ゴシゴシこすり取るのではなく、こういったヤケ取り成因が便利です。
あまりゴシゴシやりすぎると、「つや消し」が「つやアリ」のようになってしまうので注意が必要です。
総評
焦げ付きにくく安心な素材を使った上質なデザインの両手鍋。
内容量もたっぷりだから、非常に使い勝手がよいです。ほかの製品との組み合わせもしっかり考えられているし、デザインテイストが統一されているのも嬉しいです。
安いタイプもあるけれど、使い勝手がよいのは「ステンレス・アルミ3層鋼」です。気に入りました!