SoundPEATSさまより、Bluetoothの無線接続で音楽が楽しめるワイヤレスイヤフォン「Q15」をご提供いただきましたのでレビューです。ありがとうございます!!!!
目次
SoundPEATS Bluetooth イヤフォン Q15
これはなに?
スマホやPCとBluetoothを使ってワイヤレスに接続し、音楽を聞くことができるもの。マイクを搭載しているのでハンズフリー通話も可能。汗に強い(防塵・防滴)なのでスポーツにピッタリ。マイクロUSBケーブルで充電できるバッテリーを搭載し、5時間の音楽再生が可能。
バッテリーを内蔵しているのが信じられないくらいのコンパクト設計です。
お馴染みの黒い箱に入っています。
箱の中には日本語(!)のマニュアル、マイクロUSBケーブル、硬質なキャンバス製のポーチと、数種類の交換用イヤーチップ。
標準で取り付けられているイヤーピースはスライムつむりのような形。
イヤーピース後部のハウジング部分が饅頭のように丸っこくなっています。ものすごく軽量なので耳の穴が痛くなることがありません。
装着感は浅めです。耳の奥までグイっと入れ込む感じではなく、先っちょだけさりげなく挿入されている感じです。押し込もうとしても、イヤーピース後ろの部分が大きいので入りません。
ケーブルも細くて丸いデザインだから、耳まわりや首が痛くなることもなくて非常に良好です。
コントローラー部分拡大。シンプルに3つのボタン。真ん中の再生ボタン長押しで電源ON/OFFやペアリングモードへ移行します。動作に合わせて「電源をオンにします」や「電源をオフにします」という日本語の(!)アナウンスが流れます。日本向けにちゃんとカスタマイズしているんですね。すげー。
ボタンは凹凸のないツルっとしたデザインなので、指で触っただけでは一瞬どれがどのボタンなのか分かりません(まぁ、小さな凹凸だけでも分かりにくいんですが)。一番上はボリュームUP、というように考えながら操作する必要があります。
かなり戸惑ってしまったのが「ボタンの長押し」の動作。
- ボリュームUP長押し:次の曲へ
- ボリュームUP短押し:ボリュームUP
という動作なので、ボリュームを変更したいときはチキチキと何度も繰り返してボタンを押す必要があります。ヘッドフォンによっては短く押したときに次の曲へ進むものもあるので、うーんこ れ統一してもらいたいところです。
聞いてみた
ふだんから聞き慣れている音源を聞いてみました。まずはこちら。
ひととおり全部試聴。ステレオ感が強くて音の拡がりが強調された感じです。反対に捉えると、突っ込んでくるような音の強さがありません。神バンドたちが必死に演奏しているのに、なんだか空回りしているような軽い音というか・・・。たとえが難しいけど、タコ焼きを食べたら中にタコが入っていなくて、フニャっとした歯ごたえのみの状態というか・・・。
SU-METALとの距離がいつもより遠く感じます。
続いてこちら。
マイドのことながらテストで試聴するには長すぎる「Art of Life」。こちらも音の拡がりが強いです。YOSHIKIのピアノ音は心地よいけれど、Toshlのアゴから突き刺さるようなボーカルがふわっとしていてちょっと物足りない感じです。
続いてこちら。
HAJIMETAL(ハジメタル)の「GIRI GAL」 (featuring 金子理江)を試聴。
金子理江chanのハナにかかる感じの声とハジメタルの鍵盤さばきがブツかり合う名曲。これが・・・ものすごくよい!!!!!!! あれ?なんでこんなにキレイにマッチしてるんだ?
いままで別のヘッドフォンでは聞き取れなかった細かな歌詞、息づかいが全部聞こえてくるのです。こ、これは何てこった・・・。
思わずこちらも試聴。最高に切ないサマーソング。
いいですね!ストリングスの太い音と金子理江chanの壊れそうなマッチが心地よいです。こういう夏、ありましたねー・・・。夏はタマランですねー・・・。
柔らかな音とものすごくマッチするようにチューニングされている感じです。
ほかにもYouTube動画をいくつか見ましたが、聞き疲れることのない柔らかな感じが好印象でした。
Q9AとQY7とQ800とQY8とQ12とQ15の比較
振り返ってみれば、これでSoundPEATSブランドのBluetoothイヤフォンは6機種目です。それぞれ、以下のような特徴があります。
- Q9A:派手な音作りと頑強なイヤーフックで、ダンスミュージックをドカドカ聞きながらランニングやエクストリームなスポーツのときに
- QY7:コンパクトなサイズ感、聞き取りやすい音質なのでネットラジオやYouTubeなどを電車の中でお手軽に聞きたいときに
- Q800:独自の形状で長いバッテリーライフと耳の疲労感を軽減。仕事中にずーっと聞いていたいときに
- QY8:すべての音楽をそつなく再生できるので、本当の日常使いに
- Q12:超小型デザインで疲れ知らず。音は高音寄りだけどシャリシャリすぎずよい感じ。
- Q15(本機):超小型デザインで付けているのを忘れそう。柔らかなやさしい音作り。
総括
聞く音楽を選ぶような傾向はあるけれど、イヤーピースがたくさん付属しているので付け替えて好みの音を探すのがよいと思います。
いわゆる、本当に「日常使い」のアイテムとしての総合的なバランスが優れています。
持ち歩きに苦労しないサイズ、聞き疲れない音、分かりやすい操作方法、防塵・防滴、そこそこのバッテリー容量、そしてもし紛失したとしても痛すぎない低価格。
実用性のある道具として、魅力的な選択肢だと思います。
Q15をオススメな人
日本語マニュアルなので分かりやすいです。一台目のイヤフォンとして最適でしょう。やさしい音楽をゆったりと聞きたい人にはGOODなサウンドチューニングだと思います。
Q15をオススメできない人
低音ゴリゴリな極悪な音作りが好きな人。長時間とにかく聞き続けたい人。
ありがとうございました
SoundPEATSさま、サンプル提供ありがとうございました!!!! またおもしろいものがありましたらご連絡ください!
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