レイクタホ一周記 【9月7日編】

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ジェリーさんとジェリー奥さんと一緒にパンケーキの朝食。すっかりお世話になっています。

ジェリーさんの家からMt. Roseの頂上までかなりあるので、大変だったら車で乗っけて行こうか? と誘われたけど、そこは腐ってもチャリ吉。自力で頂上を目指すことにしました。

ジェリーさんと別れ、再び一人旅のスタートです。爽やかな朝日を浴びながらGo to the top! ひたすらこぎまくります。

が、どうもこの道は通勤路になっているようで、これから出勤と思わしき人々が車でガンガン走って行くのでちょいと怖い・・・。

怖いながらも走りまくってると、後ろから追い抜いていったバンが急に引き返してきてなぜか近くで止まりました。

バーニングマン・コネクション

そして、バンの中から男の人が右手を振りまくって降りてきて開口一番、

「あんたバーニングマンに来てただろ!?」

「へ?」

「ブラックロックレンジャー(スタッフ)から噂は聞いているよ!」

なーぬー。こんなところでバーニングマンコネクションが活きてくるとは思わなかった。

話を聞くと彼、ロバートさんはステッカー会社の社長さんで、バーニングマンにも参加していたとのこと。

「My House is your house! 泊まりに来な!」

二日連続ではありますが、またまたお世話になることにしました。ロバートさんはこれから仕事なので、帰宅は18時頃になるとのこと。自宅までの地図を受け取り、18時頃またお邪魔させてもらうことに決定!

いやー、いいですね!人との出会いが旅だから借金してでも行きたいですね!

そんなウキウキ気分でチャリをこいでいると、今度はトラックを運転しているおっちゃんから「頂上まで行くなら乗っけていこうか?」と声をかけられました。せっかくだから、チャリを荷台に乗っけて車で頂上へ向かうことにしました。はい、もう好意はすべていただきます。

3

で、頂上です! さすが車は速いです!

頂上でおっちゃんと別れ、少し散策。ここでしばらくのんびりしようかとも思ったけど、クマに注意って看板も立ってるし、今夜はロバートさんところに泊めてもらう約束なので先を急ぐことにしました。

4

山から見下ろすと、レイクタホは本当に巨大! これからここを一周するのんね。すごい距離に見えるなー。

スタート地点へ到着

すんごいスピードでMt. Roseを下り、ついにレイクタホふもとへ到着!

巨大ホテルのHYATTがあったり、観光地なイメージです。改めて、ここから一周スタートです。

とりあえず腹も減ったので、誰もいない適当な岩場へ降りてランチ。食後の軽い運動として湖に少しだけ入ってみたけど(全裸)、つ、冷たい・・。あまりの水の冷たさに泳ぐのは断念。甲羅干しに専念します(全裸)。

いい気持ちで両面焼きをしていると、カヌーに乗ったオバちゃん(全裸)が近づいてきました。

「ハーイ、今何時かわかる?」

「うわ、俺の時計壊れてるですよ。たぶん2時くらいだと思うけど」

「そっか、サンキュー。そこの岩場の陰のとこ、すごくきれいだから覗いてみなさいよ」

「いやー、でも水が冷たくってね」

「あははは。まぁエンジョイしてね」

「うっす。サンキュー」

と、ごくありふれた会話を交わしました(お互い全裸)。

夕方になり、そろそろロバートさんの家に行きますかなーと地図を見ながらゆっくり走っていると、自転車で遊んでいた小学生くらいの女の子2人が声をかけてきました。

「これ、壊れてしまったみたいなの」

見ると、サドルのネジがゆるまっててバッカンバッカンになっていました。こういう時こそ(だけ)チャリ吉の本領発揮。速攻で直してあげました。

「ありがとう! どこから来たの?」

「ん、ジャパンだよ」

「・・・どこそれ?」

「・・・君のお母さんなら知ってると思うよ。多分。。」

まぁー、そうだよなー。アメリカの小学生はアジアの小国なんて知らないよなー。そんなもんだよなー。

そして女の子からベロがまっ青になるキャンディーをお礼にもらいました。ありがとう!

ロバートさんの家へ

さて、一日一善も終わったし、ロバートさんの家へ急ぐことに。

地図を見ながら進む・・・が!

ここで恐ろしい事実を発見してしまいました。なんと平面の地図(2D)ではわからなかったけど、ロバートさんの家はスキー場のてっぺんにあったのだ(3D)!

ひゃー、これすごいな。信じられないほどの急斜面に、貼り付くようにしてチャリで登りました。

さらにここらへんはプライベートエリアらしく、関係者以外の立ち入りを禁止するという看板があちこちにありました。道行く人の視線もちょっとキツい・・。うわー、つらいなー。

這々の体でロバートさんの家に到着。完全に山の頂上じゃん! ジャンベの音がどこか遠くから聞こえてきて、見事な半月と相まって感動ひとしお。

6

無事にロバートさんと再会し、Kiddyという名の猫と遊びながら男ふたりで10セントのインスタントラーメン・ディナーを食べました。バーニングマンの会話が弾みました。

ロバートさんは昔インドを旅したこともあるそうで、東洋思想にも精通していました(ゴアは未経験らしいけど)。

レイクタホに近い、バーニングマンピープルが集まるという寺院(ガネーシャ・テンプルらしい)の場所も教えてもらいました。グッドバイブレーションだからぜひ行ってみるといいよー、とのこと。

9

家族は別で暮らしていて、男ひとりの気楽な生活を送ってるとのことでした。

そして、寝る。ロバートさん家は全フロアがカーペット敷きなので静電気がすごい。パチ!

【関連】レイクタホ一周記 【9月8日編】