アメリカで産業用大麻の栽培が解禁!日本はどうなる?

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2018年12月12日、アメリカは産業用大麻(ヘンプ)の栽培の規制をなくし、合法的な大規模栽培を認める法案を可決しました。ざっくりいえば、産業用大麻(ヘンプ)の栽培であれば全米でオッケー!となるわけです。

【外部サイト】「産業用大麻」の大規模栽培 アメリカで合法化へ – ライブドアニュース

これまでにも、カリフォルニア州など大麻の栽培が認められている州では「大麻農家」が存在し、その模様はZineにまとめられたりしていました。

医療向けに大麻が合法化されているカリフォルニア州において、その栽培作業に従事したYusuke SuzukiさんのZINE「Approach to Cannabis」を読みました。

が!今回の法案は「全米」での栽培解禁です。誰でもどこでも栽培ができるようになるのです。

産業用大麻(ヘンプ)とは

産業用大麻(ヘンプ)は、マリファナとして大麻を使用したいときに重要な酩酊成分である「THC」の含有量(割合)がものっっっっすごく低い、特別な品種の大麻草のこと。

「大麻草」という大きなくくりでは同じ植物ですが、マリファナのように喫煙しても何も面白いことがないのが、産業用大麻(ヘンプ)です。

北海道に自生している大麻草も産業用大麻(ヘンプ)が野生化したものなので、マリファナとして使用するには不満があります。吸っても意味がないものを探しに行くのはやめましょう。

産業用大麻(ヘンプ)はアメリカで爆発的なブームになっている「CBD(カンナビジオール)」製品の原材料になるので、より高品質なCBD製品が、より安く、安定して入手できるようになることも期待されています(アメリカでは)。

産業用大麻(ヘンプ)の栽培で得られる未来

産業用大麻(ヘンプ)は強い生命力を持ち、農薬を使わなくてもグングン育っていきます。東京都内で栽培されているものでも、種から植えて半年あまりで3m近くに生長しています。

農薬が不要であれば、自然の生態系を破壊することがありません。また、CBD製品をはじめとして、非常に加工性が高い植物なので、換金性も高く、栽培農家は安定した収入が期待できます。

日本における産業用大麻(ヘンプ)栽培の現状

日本では産業用大麻(ヘンプ)の栽培は原則的に法律で禁止されています。栽培のためには、都道府県知事から「大麻取扱者」として認めてもらう必要があります。

2017年には、地域の町おこし事業として産業用大麻(ヘンプ)の栽培が注目されたこともあったけど、その事業主が違法にマリファナを隠し持っていたため、大麻取締法違反で逮捕されるという残念すぎる結果でおわってしまいました。

そのおかげで、厚生労働省が「大麻栽培でまちおこしはキケンがイッパイ!」というパンフレットを作成する始末。日本で産業用大麻(ヘンプ)を栽培するこはもっともっと困難になりましたとさ。

ホント、何やってんだか・・・という気持ちです。

感情的にならず、冷静な判断を

世界的な大麻解禁ムーブメント、CBD製品の大流行、アメリカの産業用大麻(ヘンプ)栽培解禁・・・

大麻はすでに「ラリパッパになるドラッグ」ではなく、ビジネスの対象です。SXSWにも大麻トラックができるってね。

【外部サイト】世界最大のクリエイティブの祭典「SXSW」に、「大麻」カテゴリが新設 – KAI-YOU.net

日本国内でも、大麻について冷静な議論をすべき段階に(とっくに)なっています。大麻解禁を訴える人って、どことなく浮世離れしてたり、スピリチュアル傾向が強かったりする印象だけれど、もっともっとビジネスライクに考えるべきではないでしょうか。

※そういうときに、本当に前述の「八十八や」の逮捕が残念すぎます

世界の情勢や統計データを見ようとせず、ただ感情だけで騒ぎ立てたがる層というのはいろんな界隈にいます。ワクチン嫌いな主婦とか、いまだに福島を禁忌している人とか。

感情だけで騒ぎ立っているのは(感情だけでアタマを使わないから)ラクなところもあるのだろうけど・・・気がついたら、世界と思いっきり距離を開けられていたということになりかねません。

とりあえず、私はこんなことをやって、世界との距離が開きすぎないようにしていこうと考えています。

  1. 大麻製品の最新ムーブメントをチェックして、偏見なしに使ってみる
  2. 大麻産業の株を買う(カナダのティルレイ以外にも投資します)
  3. 偏見をなくせるよう、日々がんばって普通に過ごす

あとはもう、海外移住ですね。老後はのんびりと大麻を育てて暮らしていきたいものですなぁ・・・。