製品の進化と商品のラインナップの入れ替えが激しすぎて、ぶっちゃけ私は追いつけていない感じのあるCBD業界。先日レビューした「CBDfx」のCBDリキッドに、テルペン入りシリーズが登場していたので試してみました。
目次
CBDFXのCBDリキッドについて
これまでのCBDfxのCBDリキッドは、単離させたCBDのみを配合した、シンプルなCBDリキッドでした。ざっくり言えば、市販のテキトーな(失礼)VAPEリキッドにCBDクリスタルのような結晶粉末を溶かし込んだものと同じです。
それでも、私はCBDfxのフレーバーがお気に入りで、単離CBDとはいえ十分な体験を感じていたのですが・・・
CBDfxにも、「テルペン」という(CBD以外の)微細な成分を含んだシリーズが登場しました。微細な成分の「テルペン入り」や、大麻草の栄養素をまるっと含めた「フルスペクトラム」の製品ラインナップはCBDの新しい方向性として人気を博しています。
で、テルペンが入ってたらどーなるの?というのが、もっとも気になるところだと思いますが・・・
まぁ・・・なんか・・・効きがよくなるぽい・・・です。今回はそこらへんも実験してみましょう。
CBDfx パイナップル エクスプレス テルペン入り
というわけで、今回用意したのは「パイナップル エクスプレス」フレーバー。30mlの液体中に500mgのCBDを含んだ、1.6%濃度の製品です。
パイナップル エクスプレスとは、トレインレックとハワイアンを親株に持ち、パワフルな効きと豊かなフレーバーを兼ね備えている。その名の通り、フレッシュなパイナップルの風味に加えて、フルーティーでウッディなフレーバーがある。と、インターネットに書かれていました。
つまり、マリファナの品種のひとつです。チョーーーー有名な品種ゆえ、映画まで作られました(原題が「Pineapple Express」、日本語タイトルは「スモーキング・ハイ」)。
予告編だけだとあんまり面白そうにないけれど、ドタバタコメディです。マリファナ映画の王道を行く、いい感じの笑いがタップリ詰まっています。
外観はこんな感じ。CBDfxではお馴染みの30mlの大ボトルなのでタップリ入っています。
CBD 1mgあたりの価格は22.6円。CBDワックスなんかに比べるとコスパはよくありません。
で・・・CBDfxは「プッシュオープン式」のボトルキャップになっており、フタの上部分をグイっと下に押し込みながらフタを開けるのですが・・・今回、どうやっても開かない!!!!!!! カチカチカチカチだけ言って空回りしてて、まったく開きそうにない!!!!!!! 悲しい!!!!!!! はやく吸いたい!!!!!!!
そーとー力を入れたり、逆に引っ張ってみたり、そこそこ苦労した末に・・・ようやくフタが開きました。
フタと本体についている切れ込み部分がギアみたいにきちんとハメこまれれば開くようで・・・たまたまなんだろうけど大変でした!
というわけで、ようやく吸えます。今回もRDAで試すことに。
時は来た!!!!!!!
CBDfx PINEAPPLE EXPRESS with Terpenesを吸ってみた
ヴェポライザーのスイッチを押して・・・
( 。´◕ω◕)y─┛ண ★
ほほう。甘い。RDAのためか味がすごく濃いです。たしかにパイニップル。ウッディな感じはあまり分からず、夏に売ってた袋入りの冷凍パインを彷彿させる味わいです。マリファナブランドのパイナップル エクスプレスと似た風味かどうかは、大麻は海外映画の中で吸ってるのを見るくらいなので省略しますが、「ハッパ臭い」ことはなく、ホントにフルーティーです。甘いけれど、下品な甘さではなく、自然な感じ。うんこ れ、いいですなぁ。
( 。´◕ω◕)y─┛ண ★
CBDの濃度が1.7%濃度ということもあって、60%超えのCBDワックスに比べると当然ゆっくりと楽しむことができます。
( 。´◕ω◕)y─┛ண ★
たとえばコレが、会社の喫煙所で一服するとして、CBDワックスだと本当に一服くらいで十分なので、「アイツはナニを吸ってるんだ?早すぎじゃね?」と勘グリされるかもしれません。でも、適度に薄いCBDリキッドならプカプカ吸いつつ、素敵な出会いに巡り会えるかもです。
( 。´◕ω◕)y─┛ண ★
うん。薄いけどよいですね!ちゃんと体感で楽しめます。最初に選ぶなら、本当にこのくらいがよいと思いますよ。
テルペンなしと吸い比べてみた
今回のCBDfxは「テルペン入り」ですが、「テルペンなし」のシリーズも存在しています。
せっかくなので、ふたつを吸い比べてみました。
結論・・・。わからん!!!!!!!(個人の感想です)
ぶっちゃけ、「どっちにテルペンが入っているでしょー?」みたいなブラインドテストをされても、私のような輩では区別できないと思います。
ただ、テルペン入りの方が(ないよりは)いろいろな未知の効果も期待できるかもだし、同じシリーズでテルペン入りがあるなら、そっちを選んだ方がハッピーになるのかもです。ただ、個人的には「テルペンが入ってないとダメっしょ」みたいなことはありませんでした。
で、CBDfxって以前の(テルペン入りではない)シリーズのときは「ブルーラズベリー」とか「ストロベリーキウィ」とか、ふつーにおいしそうな名前のフレーバーだったのに、今回のテルペン入りシリーズは「パイナップルエクスプレス」とか「ジェラート」とか「OGクッシュ」のように、見事にマリファナ品種の名前になっています。
うーんこ れ、個人的にはちょっと残念でした。
日本だと、まだまだマリファナは違法のままなので、マリファナ品種の名前を言われても「ぱっ」と味が想像できる人は1億人くらいでしょう。また、マリファナのフレーバーを再現してくれるより、ふつーにブルーラズベリーとかの方がふつーにおいしかったりするものです。
さらに、最近のCBDブームでユーザー層も広がっているため、遠くない将来には違法な大麻を所持して逮捕された人の口から「CBDリキッドでOGクッシュを吸っていたら、ホンモノのマリファナに興味が出てきた」というような余計な言葉が出てくるかもしれません。
つまり、マリファナのフレーバーを再現して名前を冠するのは日本だとメリットが少ない!と思うのです。
まぁでも、それが流行ってるんですかねぇ。今後「ジェラートあるけど要る?」って言われたら「どっち?」って聞かなきゃなのかなー。アイスクリームのことかCBDリキッドのことか。
一時期のラーメンシーンのように、ただひたすら「濃い」だけを追求するのではなく、CBDfxのように繊細で完成度が高いものが評価されるシーンもあってよいと思う!
以前のシリーズのレビューはこちら