ビンロウの思い出

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台湾で古くから嗜まれてきた「ビンロウ(檳榔)」。台湾だとものすごく一般的なのに日本では体験談をまったく聞かないこの一品。思い出を書いてみます。

ビンロウとは

ヤシ科の植物・ビンロウジュの実をクチャクチャ噛み続けると、なにかボーっとしてしまう「噛みタバコ」のようなものです。

ビンロウの値段・お店

台北市内にも「檳榔」という看板を出しているお店がたくさんあります。重慶のカルフールのまわりだけでも3つ4つ店舗がありました。店頭ではおばちゃんがビンロウの実に葉を巻き付けまくっています。

2016年に買ったときは8個入りで50NTD(約160円)。購入時にパスポート等を提示する必要はありません。

日本人が購入するのは珍しいことなのか、最初は「え?」という顔をされますが「ビンロウ」と伝えれば大丈夫です。

田舎の方へ行くと、ごっくんBODYのセクシーGALが売っていることもあるそうです。

中壢中豐路檳榔西施大PK

ビンロウを食べてみた

見た目はこんなの。

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まぁ・・・どっから見てもナチュラルですね。タラの芽みたいなサイズ感。まわりに葉っぱが巻き付けられていて、葉の内側には白色の石灰がわずかに混入されています。

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葉っぱと分離させてみた。なんともマヌケなフォルムです。これをクチャクチャ噛むわけですが・・・

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そこそこデカイです・・・。仮にコレが道ばたへ落ちていても、食べようとは思わない感じのものですね・・・。

ビンロウの味とメリット

とりあえず口へぶっ込み、奥歯で噛んでみます。奥歯でないと噛めない固さ。

わずかな苦みのある、草原の味。そりゃそうだよね、という味。でもマズすぎはしないです。全然いける味。それよりデカイ。アゴが疲れます。口の中のほとんどを占有されます。唾液がガンガン出るのでガンガン飲み込みます(本当は飲まない方がよいらしい)。

噛み続けて3分くらいすると、ノドが腫れぼったい感じというか、薬の錠剤を飲むときにノドに引っかかった後の感じというか、ちょっとした違和感が。

そして・・・! 熱いよ!!!!!! なんか顔が熱いよ!!!!!!! 汗出てくるくらい顔が熱くなってきた!!!!!!!

さらに・・・少し目が回る・・・サイケデリックというより、ゆるやかな「ボケー」感で、視界が軽く変化してきました。もわーんとした感じ。

うん、これ、好きなヤツだわ。

「強壮剤」とも言われていたけど、そこはよく分かりませんでした。ギンギンにもならず。個人的にはゆるやかなダウナー。そして効きが早い。音の感じや味覚は変化せず。ノドは腫れぼったい。

どんだけ噛み続けても口の中で量が減らず、ジャマくさいのは相変わらず。そしてウワサ通り、噛めば噛むほど唾液が赤色になりました。

もわーん、ボケー。

面倒くさくなったので口から出しても、しばらくは心地よいもわーん感が続きました。心地よく眠れそうです。

ビンロウいいですね!!!!!!! なにより、見た目がアホっぽくて最高です。効きもマイルドだからシャレで使えます。台湾へ行ったときにはみんなでビンロウを噛みながら、エビ釣りしたり古い町並みをブラリすると楽しそうです。

ビンロウの注意点

ビンロウは生ものです。実の部分は長持ちしそうだけど、巻き付けられている葉は時間がたつと痛みが出てくるため、冷暗所に保管して早めに食べましょう。

ビンロウは日本・台湾ともに法律で規制されていません。台湾では屋台で一般的に売られています。ただし、植物なので日本へ持ち込む場合は検疫の必要があるかもです。詳しくは空港のエライ人に聴いてみましょう。

また、ビンロウを噛み噛みした後の赤いツバを路上に吐き捨てるのは処罰の対象になってしまいました。「ペッ」としないように十分に気をつけましょう。発がん性物質を含んでいるそうなので、使用はほどほどに。