大麻の合法化が進むアメリカでは、いわゆる「ハッパ」を吸うものではなく、有効成分の入った「食べる(エディブル)」タイプが人気です。喫煙行為に慣れていない老人でも、気軽にモグモグできるのが大きなメリット。
見た目もカワイイけれど、日本国内への持ち込みは厳禁です。先日は、おそらく日本初となる逮捕者も出ました。
【外部サイト】神戸新聞NEXT|事件・事故|大麻成分混ざった菓子密輸疑い 日刊スポーツ新聞記者を告発
ただまんこ の逮捕者の場合、報道の写真を見る限り「市販されている大麻スイーツ」ではなく、アンダーグラウンドに作られた大麻スイーツぽいです。見た目はふつーのチップスアホイとゴールドフィッシュですね。
では、どのような大麻スイーツが市販されているのか見てみましょう。
※当ブログは違法行為を助長するものではなく、海外と日本との意識の差について述べています
大麻スイーツとは
大麻(マリファナ)の有効成分は油に溶けやすい「親油性」があります。そのため、脂分を多く含むチョコレートやバター、ココナッツオイル、背脂などに混ぜやすく、さまざまな食品を作ることができます。
ハッパを吸う「喫煙摂取」と、大麻スイーツなどの「経口摂取」の大きな違いは、摂取のしやすさと作用時間の長さ。
スイーツになっていれば、禁煙の場所であってもまわりへ迷惑をかけずにモグモグ食べることができます。また、喫煙よりも作用時間(メリットを感じられる時間)が長くなります。
最大の難点は、うまいうまいと思って食べ過ぎたときに「キマりすぎる」恐れがあること。すぐにメリットが出てくるものではないため、ゆっくり様子を見ながら食べる必要があります。
カンボジアには大麻ピザを出す店があるとかないとか・・・。
※以下、画像はすべてEdibles Archives – Speed Weed Marijuana Deliveryより
大麻チョコレート
Korova: TRIPLE CHOCOLATE BROWNIE – 150MG
定番ともいえる、THC入りのチョコブラウニー。でっかいトビを小さなパッケージにしましたよ、と。ゆっくりガツンと来るので要注意です。
大麻のもうひとつの有効成分「CBD(カンナビジオール)」であれば、日本国内でも合法的に所持・使用できるので、私もチョコレートを作ったことがあります。作業が雑すぎると女性読者から指摘をいただきました。
大麻キャンディ
420 Kitchen: Jolly Ranchers (35-40mg)
「Edibles Magazine」でbest hard candy賞を受賞したという、そんなマガジンあったのか的なこちら。さまざまなフレーバーがあるのもアメリカならでは。
同じく、CBD入りのガムは日本でも市販されています。
エンドカボタニカル CBD チューインガム
価格 3,218円(税込)
大麻チョコレート
Kiva: 180mg Gourmet Dosed Chocolate
もうひとつ、人気のKivaのチョコレート。パッケージも実にオシャレで、大麻=ラスタでヒッピーなんてノリはいつのことやら。
大麻クッキー
Korova: CHOCOLATE CHIP DIP – 250MG THC
もうひとつKorovaから、見たら分かる絶対ウマイやつやんなチョコチップクッキー。うまいうまいと食べていたらトンデモないことになるので気をつけましょう。
大麻ハチミツ
Honey Pot CBD Bear 50MG – 250MG
精神活性化作用のない「CBD」のみを含んだハチミツ。眠れない夜にハーブティーとか女体に垂らして安らぎたいです。「ハニーポット」の「ポット」が大麻の別名「ポット」とシャレになっているのかも。
大麻スイーツは日本に持ち込める?
上記のような大麻スイーツは日本への持ち込みはできません。アメリカで気軽に購入できるからといって、日本へ持ち帰るのは絶対にやめましょう。
現在の日本において、大麻関連で逮捕された場合、ほぼ確実に起訴されます。執行猶予付きの判決になったとしても、その後は海外旅行へ行くことが困難になる恐れがあります。
そしてもうひとつ。
上記のように、現在のアメリカでは「大麻の有効成分が含まれたお菓子」がたくさん登場しています。知らないうちに食べてビックリ!みたいなことがないように、しっかり認識しておきましょう。みんなで楽しそうにモグモグしているときは注意が必要かもです。
それぞれの国の法律や慣習を守って、健康的な日々を過ごしましょう。