産業用大麻から作られた「CBDオイル」には、液体の飲用タイプ、ヴェポライザーを使う喫煙用タイプ、濃度が高いメディカルグレード、カプセルに入ったサプリメントタイプと、複数の製品がラインナップされています。
今回は座薬としてお尻(アナル)から挿入・吸収できる「RAW CBD坐剤 50mgx10個 CBD計500mg含有」を試してみました。
※2019年現在、この商品は日本では販売されていません。直腸摂取が気になる方は、以下のエントリをどうぞ↓
RAW CBD坐剤
外観から見ていきましょう。
一箱につき50mgのCBDを含んだ座薬が10粒入っています。合計500mgですね。含有量の多さでは一般的な飲用タイプよりもコストパフォーマンスに優れています。
裏面の説明書き。座薬は体温(体内)で溶けるように設計されているため、冷蔵庫での保管が推奨されています。
一粒ずつ個別に密閉されています。
開けてみました。CBDオイルとココナッツオイルから作られており、少し青臭い匂いがします。
アナルに入れるということで、単三電池をサイズ比較として置いてみました。単三電池より少し小さく、女性の人差し指くらいの太さでしょうか。
男性の私が持つとこんな感じ。
さて、なぜ座薬なのでしょう?アナルから挿入し、直腸内で吸収するとどのようなメリットがあるのでしょうか?
まず、薬効が全身に到達する「バイオアベイラビリティ」が直腸はとても優れています。下記のグラフにあるように、経口(Oral)だと20%、吸入(Inhalation)だと30%に対し、直腸(Rectal)だと60%オーバーになります。
画像引用元:https://www.endoca.com/blog/suppositories-effective-take-cbd/
貴重なCBDオイルの成分をもっとも効率よく吸収できるのが、直腸ということですね。
さらに、口からの摂取ではないために、吐き気や摂食障害があるときでも大丈夫です。
デメリットとして、座薬の場合は使用量を調整することが難しいです。ほかのものであれば、「足らないかな?」と思えば追加で使えばよいし、「ちょっと多いな」と思えば、量を減らすことができます。
座薬をふたつみっつとアナルに挿入するのは、一般の方にはなかなか大変だと思います。また、量を減らしたいときにも「一粒」として成形されているためなかなか困難です。
※耐熱容器に入れて加熱してドロドロにした状態から小さく再成形したり、鋭利なナイフで切り分けたりすれば量を減らすこともできなくはないようです。
CBDオイルの座薬を挿入してみた
それでは、実際に使用してみました。
なお、以下のレビューは身長174cm、体重60kgの私・私が使用したときの体験を元にしています。私より体重が軽い人には私よりメリットが強く出て、私より体重が重い人にはメリットが弱く出ると思われます。十分ご注意ください。
パッケージを開けて一粒取り出してみます。
座薬は指で持っているだけでも溶け出してしまうので、素早く挿入する必要があります。
表面を軽く水で濡らし、排便時と同じような体勢でアナルから押し込みます。素手に抵抗がある場合や指先にキズがある場合には指サックを使用するとよさそうです。
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私はふだんアナルに異物を挿入する習慣はないのですが、座薬は簡単に挿入することができました。座薬の先端をアナルに当てて「ぐっ」と押し込むだけで、吸い込まれるように入っていくのです。うーんこ れはびっくり。
座薬を挿入した後は15分程度排便(ウンコ)をガマンしておく必要があります。ちょっとだけお腹が痛いように感じました。
そして・・・作用は、とてもゆっくり、とても長く続きました。
経口摂取や喫煙と違って、自分の中では「いま摂ってますよ」という実感がないのは不思議な感じです。30分くらい経過したころに「あ、これ効き始めている」と気づきました。
気分が穏やかになり、視覚や聴覚が若干変化します。寝起きのままのような感覚というか、遠くから聞こえる音はきちんと遠くから聞こえ、道を歩く人たちの姿が少しコマ遅れのように感じられたり。
ゆっくりと深呼吸をすると、体全体に届くようです。メリットは4時間くらい持続しているように感じました。
座薬タイプのメリット・デメリット
座薬タイプはコストパフォーマンスに優れていることと、作用時間の長さが魅力です。しかし、摂取量を調整することが困難で、アナルから挿入するというのも万人には扱いづらいでしょう。
最初は液体の飲用タイプから試してみて、CBDオイルの体験がどんなものか分かってきたら、座薬タイプに移行するのがよいと思います。飲用タイプであれば摂取量の調整も簡単です。
5%CBDオイルドロップ CBD 500mg/10ml CBDフルヘンプスペクトラム含有 |
即効性はありませんので「いますぐ落ち着きたい!」というときには喫煙タイプがよいと思います。
また、アナルに入れる際に狙いを誤ってうっかりお尻の肉部分に座薬を触れさせてしまうと、溶けたオイルがお尻の肉部分に付着します。挿入後はティッシュで軽く拭き取りましょう。白いパンティーには注意が必要です。
個人的には・・・かなり好きな感じです。ポッケにひとつ入っていれば、出先でも手軽に使用でき、作用が長く安定しているのも安心感があります。私は電車や飛行機のように密閉された空間が苦手なのですが、そういうところへ行く前に挿入しておけば、なんとなく心強いです。
好みと用途で使い分けて、快適な毎日を過ごしましょう!
※本ブログ記事はCBDオイルのメリットを証明するものや、使用を推奨するものではなく、あくまで個人の体験談として公開しています。CBDオイルは医薬品ではありません。疾患をお持ちの方はまず医療機関で相談しましょう。