産業用大麻(ヘンプ)から抽出される「カンナビジオール(CBD)」を配合した「CBDオイル」が人気です。私も長年いろいろと愛用していますが、ひょっとしたら「思ったほど効果を感じなかった」という人もいるかもしれません。
そんな方に・・・数百円のアレを使えば、CBDの吸収率が3倍以上になるよ!というアイデアをブログでご紹介します。ホント、圧倒的に変わります。
目次
CBDの吸収率について
まず「CBDの吸収率」について説明させていただきます。
摂取したCBD成分が身体の血流にどれだけ乗るか(吸収されるか)は、実は摂取方法によって大きく異なっています。
CBDオイルメーカー・エンドカ社のデータによると、CBDオイルのような飲用(Oral)では吸収率が20%、CBDリキッドのような喫煙・吸入(Inhalation)では30%なのに対し、直腸(Rectal)からの摂取であれば驚異の60%強の吸収率があるとされています。
画像引用元:https://www.endoca.com/blog/suppositories-effective-take-cbd/
乱暴に言えば、CBDオイルは口から入れるより、お尻に挿れた方が3倍のメリットが期待できるというわけです。
実際、上記のエンドカ社は「座薬タイプのCBDオイル」を製造・販売しており、過去に少しだけ日本でも流通していました。しかし、日本においてCBD製品は「健康食品」として輸入認可を得ており、「座薬は食品ではない」ということで、輸入ができなくなったようです。そりゃごもっとも・・・。
では、CBDオイルを使って自分で座薬を作れば解決か?と言うと、なかなか難しいでしょう。
うーんこ まった。
このとき、ふと閃きました。
「胃で溶けずに腸で溶ける」という薬があったじゃないか、と。
CBDが胃酸に負けずに腸まで届けば、アナルから座薬を挿入するのと同じことになるのでは・・・?
そして、それを実現できる「腸溶性」の空カプセルを見つけました!コレです!
腸溶性の空カプセル
腸溶性の空カプセルとは、その名の通り「胃で溶けずに腸で溶ける」ように設計された空のカプセルです。中身は入っていないので、好きなものを入れられます。
小林カプセル 耐酸性カプセル DRcaps 規格:3号 基準内容量:0.27/0.12g サイズ(内径×充填後全長):5.0×15.5
いろいろなサイズがあったけど、「3号」という小さなサイズにしました。税込み712円と安いです!(送料は630円)。
注文してから約7日、ようやく届きました。なかなかのんびりな配送でした。
空のカプセルがみっちり。
直径 5mm、長さ1.5cmくらい。飲みやすいサイズです。
CBDの腸溶性カプセルを作ってみた
カプセルの中には、喫煙摂取用以外のさまざまなCBD製品を入れられます。
まず、一般的なCBDオイル。
画像が分かりにくくて恐縮ですが、オイルのスポイトの先っぽがカプセルのサイズとピッタリなので、こぼすことなく挿入できます。
フタをして完成!内側にオイルが入っても、カプセルが溶けるようなことはありませんでした。
CBDの純粋な結晶粉末「CBDクリスタル」であれば、パウダー状になっているので、スパーテルですくって・・・
こんな感じで完成です。
メディカルグレードのCBDペースト「ファーマヘンプ 40% CBD Golden Amber Paste CBD2000mg/5ml」も、CBDペーストの先端とカプセルのサイズがぴったりです。このままむにゅーっと抽出して・・・
フタを付けて完成!これで0.25mlくらいの量です。
いっぱい作ってみました。
カプセルひとつにつき0.25mlのCBDペーストを入れるとして、「ファーマヘンプ 40% CBD Golden Amber Paste CBD2000mg/5ml」なら20カプセル作れる計算ですね。32,400円で販売されているから、1カプセル 約1,620円。まぁ、まったく安くはないけれど「ここぞ!」というときに使うなら、アリかもしれません。
CBD入りの腸溶性カプセルを飲んでみた
カプセルにしてしまえば、ぶっちゃけCBDオイルもCBDクリスタルもCBDペーストも違いはありません。CBDオイルの味が苦手!という人でも、難なく飲めます。
ごっくん( ๑´・ᴗ・`๑) ❤
当然ながら、即効性はありません。飲んだ瞬間には何も感じません。
「胃で溶けずに腸で溶けるのって、どのくらい時間かかるのかなー」とボンやり過ごし・・・
約2時間くらい経過したころ、CBDのメリットを体感し始めました。
CBD入りの腸溶性カプセルの感想
いやーーーー、ふつうに飲むのとまっっっったく違います。さすが3倍の吸収率。ずっしりと体感できました。我ながら、すげぇアイデアだと思います。
シンプルなCBDオイルでも、「これ、こんなに強かったっけ?」と思わせる効き方だったし、メディカルグレードのCBDペーストはさすがのクオリティ。
作用時間も、ふつうに飲むのよりずっっっっと長いように感じました。
CBD腸溶性カプセルのまとめ
CBD腸溶性カプセルのメリット・デメリットをまとめてみました。
メリット
- 少ないCBDでも強く体感できる(個人の感想です)
- CBDの風味を感じずに摂取できる
- カプセルに入れてしまえば、保管・運搬が簡単
デメリット
- カプセルを作る手間がかかる
- 即効性はない
- 腸で溶けるまでの時間を意識する必要がある
個人的には十分すぎるほど「アリ」です。CBDの新しい可能性が見えたように思えます。
数百円で買える腸溶性の空カプセル。ご興味ありましたらお試しあれ!
※CBD製品は「医薬品」ではなく、「健康食品(サプリメント)」です
※自作したカプセルを他人に譲渡・販売すると微妙な法律に触れるかもしれません。自分のためだけに製造・使用してください