【簡単】ヒーラー向けプロフィールの書き方【便利】

意味不明なキーワードをちりばめて跳梁跋扈するスピリチュアル界隈のヒーラーたち。もはや、DJのプロフィールと同じくらい薄っぺらい能書きを、簡単に作る方法を考えてみました。

【関連】DJ向けプロフィールの書き方

0.1 出身地表記
0.2 引っ越ししたなら
0.3 とりあえず最初は苦労しろ
0.4 運命ぽいことを強調しろ
0.5 誰かとの出会いはシンクロニシティ
0.6 時間は短ければ短いほどよい
0.7 目的がないならアセンションと書いてシメ
0.8 おまけ：子供がいることは積極アピール！

1 まとめるとこうなるぞ

出身地表記

田舎育ちなら「プリミティヴな意識が残る大自然に囲まれて育つ」と書けるし、都会だったら「コンクリートジャングルの中へプリミティヴな意識を求めながら育つ」と書けるよ！え？多摩とか千葉の中途半端なニュータウン？それなら「新しい生き方を模索する両親に育てられ」でいいんじゃね？

例：新しい生き方を模索する両親の下に産まれる。

引っ越ししたなら

引っ越ししたときは「自分がいるべき場所を求めて」と書こう！転校でも上京でも左遷でも何でもいいから、住んでる場所が変わる＝自分がいるべき場所を求める、ってことで。なんか分かんないけど「ポールシフト」とか書いておくとさらに説得力UP。

例：18歳より、ポールシフトに伴い、自分がいるべき場所を求めて東京へ移住。

とりあえず最初は苦労しろ

ヒーラーで大切なのは、いきなり成功しちゃダメってこと。見えない敵を作ってでもいいから、とりあえず苦労話を書いておこう。勉強ができなかったら「管理教育に違和感を感じつつ」とか、会社で成果が出せなかったなら「激務に追われて心身ともにボロボロに」とか、女の子なら生理のエピソードを混ぜると共感を得やすいよ！（同じようにストレスが原因で男性はインポテンツになることがあるけど、それはアピールNGです）

例：大手商社に勤めたが、激務に追われて心身ともにボロボロになり、生理が一年以上ストップ。

運命ぽいことを強調しろ

本来なら、「やりたいことを自ら選んで努力してやる」方が美しいはずなのに、ヒーラー界隈では「運命によってさりげなくやるようになった」方が、美しいとされがちです。「メッセージに導かれるように」とか「ハイヤーセルフから告げられるままに」とか「前世の記憶を辿るように」とか、バイト雑誌をめくって占い屋で働きだしたとしても、一言付け加えておきましょう。

例：その後、メッセージに導かれるように活動をスタート。

誰かとの出会いはシンクロニシティ

師匠がいたり、コンビの相手がいたりするときは、仮にそれが新聞広告のカルチャースクールちらしで見たとしても、ググって出てきた「○○アカデミー」だったとしても（そしてその実態が誰でも作れる社団法人だったとしても）、すべての出会いは「シンクロニシティ」である！

例：少しずつシンクロニシティが増え、パートナーであるラブラブ☆星魅と出会う。

時間は短ければ短いほどよい

スピリチュアルなものに興味がある人というのは、努力がキライな場合が多いです。横着というか、ラクしたいというか、誰かのせいにしたいというか。なので、時間が長くかかるようなことを書くのはNG。すべては短ければ短いほどよいです。「どんな」とか「○○でも」という表現を入れるとメリット的。んなわけねぇだろと思われることはないから、語尾は断定形で。

例：どんな変態運の悩みでも2秒で癒します。

目的がないならアセンションと書いてシメ

やってる活動の意味がとくに見いだせない？目的がよく分かんない？分からないことは分からない言葉でウヤムヤにするのが山師の常套手段。こんなときには「アセンション」が便利に使えます。

例：大いなるアセンションに向けて日夜活動中。

おまけ：子供がいることは積極アピール！

これ界隈のお客は、だいたいが女性です。だいたいが充実したセックスと縁遠いです。そのため、「子供がいる」ことはもうそれだけで強みです。たとえ保育園に預けっぱなしであっても、母であることに変わりはありません。アピールしておきましょう。

まとめるとこうなるぞ

新しい生き方を模索する両親の下に産まれる。18歳より、ポールシフトに伴って自分がいるべき場所を求め東京へ移住。大手商社に勤めたが、激務に追われて心身ともにボロボロになり、生理が一年以上ストップする。その後、ハイヤーセルフからのメッセージに導かれるように活動をスタート。少しずつシンクロニシティが増え、パートナーであるラブラブ☆星魅と出会う。どんな変態運の悩みでも2秒で癒します。大いなるアセンションに向けて日夜活動中。二児の母。

なんかそれっぽい！子宮に神秘性を感じる女子とか騙せそう！

で、プロフィール文の下には資格とか権威ぽいのをたくさん書いておきましょう。本来スピリチュアルな人というのは旧来の権威からは遠い存在であるべきだと思うのに（人類皆平等）、なぜかこういうの書きたがりますよね。

何の保証のない「認定ティーチャー」とか、勝手に言い出した「ファシリテーター」とか、ただやってますというのを難しく表現した「プラクティショナー」とかを混ぜたり、適当に（R)とか書いて、どうせ誰もウラなんて取らないから、自分で勝手に作っちゃえばよいと思います。最後の方まで来たら誰も読んでないと思います。