先日レビューを行った、光と音によって脳波を特別な状態へと導くマシーン「Mind Spa(マインドスパ)」。
ちょっと息抜きしたいなーというときに、ついつい手が伸びてしまうほど重宝しているこのメンタルマシーンに、最新機種「マインドスパ・メンター」が登場しました!
本日は「マインドスパ・メンター」の使用レビューです。
目次
マインドスパ・メンターってなに?
人間の脳波は文字通り波打っており、その波は外部からの刺激に同調するため、うまくコントロールすれば脳波を特別な状態 ー深いリラクゼーションや集中ー へと導くことが可能になります。
マインドスパ・メンターはLEDが仕込まれた特殊なゴーグルからの光の点滅をまぶた越しに当て、イヤフォンから聞こえる一定のリズム音の刺激によって脳波をコントロールしていきます。
従来の「マインドスパ」は本体に内蔵されたプログラムのみの再生でしたが、マインドスパ・メンターはiPhone/Android用のアプリを使い、Bluetoothで接続することで新しいプログラムをどんどん追加することができます。
マインドスパ オフィシャルサイト
より専門的な情報や購入方法は上記のオフィシャルサイトからご確認ください。無料のユーザー登録をすると、マインドスパの日本語マニュアルをダウンロードすることができるので、プログラムの内容や操作方法を事前に知ることが可能です。
マインドスパ・メンターの外観
ちょっと丸っこい感じの正方形。とても小さく、手のひらにすっぽりと収まるサイズです。スマホと一緒に使う前提なので本体側には液晶画面等はありません。
本体側面。簡単な電源スイッチのみ。画像から見て右側には専用ゴーグルを取り付けるジャック、左側にはイヤフォンジャックと充電用のMicro USBコネクタがあります。
電源スイッチとは反対側の側面。ゴーグルの光の強さを調整できるボリューム。右側にある小さな四角い穴は電源をONにしたときに緑色に点灯します。
付属のゴーグル。サングラスのようにかけて装着します。前面は真っ黒なので、かけると何も見えなくなります。安全な場所で装着しましょう(前面にある黒い部分を取り外して、外が見える状態で使用することも可能なようです)。
ゴーグルの裏にはLEDが複数あります。このLEDが点滅することで、まぶたの上から光による刺激を与えていきます。仮にLEDが点滅している間に目を開けてしまっても、目がくらむほどの強さではないので安全性は高いです。
従来のマインドスパより、光のパターンがキレイなように感じました。
マインドスパ・メンターの使い方
マインドスパ・メンターはスマホと一緒に使います。マインドスパ・メンターの電源をONにするとスマホ側のBluetooth画面に「MIND」という名前で表示されるので、ペアリング(接続)を行います。
私がやったときは、電源ONを何度か繰り返さないと「MIND」が表示されず苦労しました。
ペアリングが完了したら、専用サイトからユーザー登録を行い、スマホへアプリをインストールします。ここらへんの手順はサポートサイトから確認ください。
【外部サイト】メンター初期設定 | マインドスパ・サポートサイト
アプリはすべて英語表示ですが、「Alpha」とか「Beta」とかの名前やアイコンマークで、なんとなく操作が可能です。
使用したいプログラムをアプリから選んでスタートボタンをタップすると光と音がスタートします。
マインドスパ・メンターを使ってみた
実際にマインドスパ・メンターを使ってみました。
まず驚いたのは、従来のマインドスパよりも音質が大きく向上しています!マインドスパはいかにも「電子音」な感じで柔らかい音質ではなかったけれど、メンターはとても柔らかい音。さらに、左耳から右耳へ音が動くようなステレオ感も付いています。
ゴーグルの光のパターンも豪華になったように感じました。
これは心地よい・・・。
と、思ったけれど、なかなか難しいところもありました。
マインドスパ・メンターの面倒なところ
スマホがないと使えない
メリットでもあり、デメリットでもあるのがスマホと一緒に使うという点。本体の電源ONですぐに使えていた従来のマインドスパより、ちょっと手間がかかります。
Bluetoothでもワイヤレスな感じはない
スマホとマインドスパ・メンターはBluetoothでワイヤレス接続されますが、メンター本体からはゴーグルにつながるケーブルとイヤフォンのケーブルが伸びているので、結局はケーブルがゴチャゴチャします。もっと小型化されて、ゴーグルの中にすべてが収まるくらいになれば・・・と思いました。
ボリューム連動がややこしい
これは説明するのがややこしいのですが・・・メンターとBluetoothでペアリングされたスマホ側の音量を上下させると、メンターの「光と音量」が連動して上下します。そして、メンター本体についているボリュームのスライダーは「光」の強さのみコントロールできます。
これがどういうことかと言うと・・・
「ちょっと音量が大きいな」というときに→スマホのボリュームで調整→光の強さも一緒に弱くなってしまう→メンター本体側で光を強くしようとしても、あくまでスマホ側の最大値をMAXとした範囲内でしか設定できず、物足りない→スマホのボリュームで調整→音が大きくてツライ
という状態になるのです。ややこしい・・・。
適切に「光と音量」を調整するには、スマホ側は大きめな設定にしておいて、光はメンター本体のボリュームで、音量は「ボリュームコントロール付き」のイヤフォンで調整するのが一番です。
アプリが落ちるとツライ
アプリの安定度は使っている環境によるので言及しづらいところですが、私のAndroid環境だとたまーに使用中にアプリが落ちることがありました。で、アプリが落ちると「ブチッ」みたいな感じでプログラムがストップします。リラックスしようとしているときに、これはなかなかツライ感じでした。
まとめ
マインドスパ・メンターはいろいろと「惜しい!」と感じるところが多いデバイスでした。
シンプルに使うなら従来のマインドスパの方がお手軽でよいと思います。
メンターのアプリがどんどん進化していくことに期待しています!