【α-PVP】アメリカで話題の合成麻薬「フラッカ」とは?

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新種の合成麻薬「フラッカ」がアメリカで急速に蔓延し、幻覚作用による逮捕者が続出しているそうです。

【外部サイト】米国で新種合成麻薬「フラッカ」が蔓延 ドラッグというより『毒』 流入元は中国か

安くて、幻覚作用の持続時間が長いのが特徴。専門家は「コカインよりも危険」と指摘する。DEAは流入元は中国との見方を示している。

報道によると、フラッカはの主成分は「α-PVP」。α-PVPといえば、コカインや覚醒剤に似た多幸感と爽快感が味わえるということで、日本でも2011年ころは危険ドラッグの主成分として大人気でした。

2011年ころの危険ドラッグ(当時の呼び名は合法ドラッグ、脱法ドラッグ、母さん助けてドラッグ)は本当にハイクオリティに進化しており、インターネットや繁華街のあやしいショップで気軽に入手できるものでしたが、「一服したら意識を失ってブっ倒れた」や「路上で女の子が失禁しながら倒れていた」なんてことも日常茶飯事。

バナナの皮やレタスの芯を喫煙してみたり、鳥の餌として売られている麻の種をアルコールで煮詰めて「ぜんぜん効かない・・・」と悲しんでいたサイケデリック中二病たちでさえ「危険ドラッグなんて手を出したくない」と言わしめる存在でした(ドラッグに詳しい人ほど手を出していなかった印象です)。

α-PVPは2012年10月に麻薬として法律で規制され、現在は違法物質となりました。製造、輸入、販売、所持、使用、譲受は罰せられます。

α-PVPが規制された後は、「α-PHP」とか「4-Meo-α-PVP」とか、いろいろ微妙に変えたのが出回ったけど、現在はすべて包括的に規制されています。俳優の清水健太郎さんが通算6回目の逮捕をされたのも、α-PVPでしたね。

危険ドラッグの製造方法とイタチごっこについてはこちらのエントリもどうぞ。

【関連】危険ドラッグの製造方法 – なんでこんなことになったのか

ニューヨーク・タイムズ紙によると、フロリダ州ブロワード郡だけで昨年9月以降、18人がフラッカで死亡しているとのこと。すんごい多いですよねコレ。「ドラッグじゃなくて毒」と呼ばれるのも納得の多さです。

α-PVPは「チャット」と呼ばれる植物に含まれる成分「カチノン」に似せて合成されています。

チャットはアルコールが禁忌されるイスラム諸国においては嗜好品として一般的に使用されています。表向きには法律で規制しているイスラム諸国もあるけれど、エチオピアやイエメンでは合法。もっとも、合成されたα-PVPとはまったく比較にならないマイルドな効きなようです。

国や民族、文化が変われば法律も違いますね。イスラム諸国の人々にすれば、自動販売機にアルコールがズラリと並んでアダルトグッズショップが堂々と店を構えている日本の光景は驚きでしょう。

日本では禁忌されている大麻は、カナダだと近所の薬局で販売されています。

なにはともあれ、正体不明なドラッグには手を出さないのが一番です。アメリカにおけるα-PVPのストリートプライスは数ドル程度とすごく安くて、この毒性だったら集団テロルにも使えそうですね・・・クワバラクワバラ。

危険ドラッグは、ダメ、ゼッタイ!!!!! マジで危険なので止めましょう。