宅配会社「UPS」のロゴが勝手に刻印された錠剤がイギリスのアンダーグラウンドシーンの一部で流通し、非常に危険なことになっているという報道がありました。
【外部サイト】Ecstasy pills in Britain ‘cut with drug which makes people have sex with trees’ | Metro News
イギリスで錠剤型のドラッグといえば、MDMAを主成分とする「エクスタシー」が有名ですが、こちらのものはエクスタシーと名乗りつつ、非常に高容量の「α-PVP」が含まれているとのこと。
α-PVPといえば・・・フラッカやバスソルトといった名前で、「もはやドラッグではなくて毒」と言われたほどの危険な物質。人の頭を噛みちぎったり、全裸で走り回ったり、木とセックスしたり、ヒドいでは片付けられないほどのヒドい作用があり、ぶっちゃけ死ぬよ、と・・・。
日本でも2000年代初頭に出回っていたけれど、2012年10月から麻薬指定されたため、現在は製造・輸入・販売・所持・使用・譲受が禁止されています。俳優の清水健太郎さんはα-PVPの所持で通算6回目の逮捕となりました。
本物のエクスタシーは匂いのない錠剤ですが、こちらのUPSモノは嘔吐物のような匂いがあるようです。
エクスタシー(MDMA)とは
では、本物(?)のエクスタシーとは何かと聞かれたら・・・MDMAを主成分として、だいたいが錠剤、たまに粉末 in カプセルの形で流通し、ゴクリと飲むと一晩くらい「愛」を感じ続けられるようになるものです。ダンスミュージックとも相性がよいため、主にヨーロッパのクラブシーンで人気となっていました。
ただし、狭いクラブでエクスタシーを使用して踊りまくっていると、気づかないうちに脱水症状を起こしてブっ倒れることがあります。エクスタシーに伴う事故が相次いだため、海外のクラブには「無料のウォーターサーバー」が置いてあることもしばしば。
・・・ずいぶん昔、かなりブイブイ言わせてそうな女の子から「日本人ってさー、クラブでもお酒ばっかり飲んでるじゃん? 向こうじゃさー、みんな水しか飲んでないのにチョー盛り上がってるんだよ?」というようなことを言われ、お、おう・・・となったことがあります。たぶんその盛り上がり・・・水だけじゃないからね・・・とは言えませんでした。
勝手にロゴを使われて評判を下げられたUPSはかわいそうですね・・・。
あやしげなモノには手を出さないようにしましょう!木とセックスして死んでたら気まずいぞ!
※日本ではMDMA・エクスタシー、α-PVPのいずれも法律で禁止されています