お湯の上にプカリと浮かんで心身の外部刺激を減らし、純粋なココロへフォーカスするための装置「フローティングタンク(アイソレーションタンク)」。私も大好きで、過去にたくさん記事にしてきましたが・・・
「フローティングタンクに30日間入り続けるとどうなる?」という実験ドキュメンタリー映画作成のクラウドファンディングが行われていました。
【外部サイト】フロートタンクに30日間入り続ける!実験ドキュメンタリー映画「フローターズハイ」 – CAMPFIRE(キャンプファイヤー)
30日連続といえば、アメリカで2番目に有名な大麻芸人 ダグ・ベンソンの「スーパー・ハイ・ミー」を思い出させますね。
クラウドファンディングで募集している今回の作品は、さとり世代(?)の青年ふたりが被験者となるようです。うーんこ こは、個人のバックグラウンドを知っていた方が変化を楽しめるので、X JAPANのToshlがだんだん洗脳から解けていくとか、Kinki Kidsのツヨぽんがshamanipponの新作を作るとか、千眼美子が清水富美加に・・・おっと誰か来たようだ。
さて、クラウドファンディングの説明文に何度も書かれているように、フローティングタンクはまだまだ知名度が低い装置(体験)です。
そのタンクに惚れ込んで、自ら人身御供よろしく人体実験ドキュメンタリーを作ろうというのは素晴らしい心意気だと思います。
ただ!これだけは!
1954年に脳神経科学者ジョン・C・リリー博士によって開発された感覚遮断装置<フロートタンク> 入るだけで幻覚、覚醒、神秘体験が味わえる!そんな怪しい噂のタンクに30日間連続で入ると一体どうなる!? ニューエイジのヘンテコ遺産に、さとり世代のテルとパパイヤが体当たりで挑む!
(クラウドファンディングページ冒頭より)
冒頭にあった「入るだけで幻覚、覚醒、神秘体験が味わえる」というのは、フローティングタンクの可能性を歪めているように感じてしまいました。
全国のタンクサロンで「幻覚体験ができます」なんてことをアピールしているところはありません。
たとえば、私が「フローティングタンクが好きなんですよ」と陳述したとき、「コイツはまた幻覚を見ようとしているのか」と思われたら情状酌量の余地がなくなってしまいます。
知名度が低いものを広めようとするならば、まだ見ぬ場所に一歩踏み出すならば、後のためにも十分な注意が必要です。
それは精神世界の旅も同じです。
タンクの開発者であるジョン・C・リリィ博士は長期間におよぶタンクインの結果、Earth Coincidence Control Office(ECCO)という「高次元の存在」にコンタクトすることが可能になったと語っています。しかし、周囲のスタッフには「精神が崩壊した」ように見えたため、強制入院をさせられたこともありました(でも、自分は医者というコネを使って退院してみたり)。
どんな映画になるのか楽しみです。
おまけ
自分も30日入り続けてみたいぞ!というアメリカ在住の方、9月18日スタートで30日無料のチャレンジを募集しているようです。
【外部サイト】What I Learned From Floating 30 Days In A Row
私も久しぶりにタンクインしてみます!