Facebookの広告で流れてきた「たった2500円でお使いの古くなったパソコンを新品同様に生まれ変わらせます」という魅力的な言葉。
古くて遅いパソコンを新品同様に生まれ変わらせる方法のご紹介(実は一般的に思われているよりも簡単で安いんです。)
(上記サイトより引用)
画像だけを見ると、ふつーのUSBメモリみたいですよね。たぶんこれと同じものですよね↓
もうひとつ、「お持ちの遅いパソコンをスーパーコンピューターに変えるには」というバージョンもあるようです。クリックした先のサイトは同じです。
で、上記サイトの英語の動画でさらっと喋っていますが・・・上記のUSBメモリの中に「Linux(リナックス)」というOSが入っているようです。そして、USBメモリ内のLinuxから起動することで、古くて遅いパソコンを新品同様に生まれ変わらせる・・・というカラクリのようです。
分かりにくいですよね。もうちょっとかみ砕くと・・・
- いままで:WindowsをOSとしてPCを使用。Windowsは重たい(遅い)OSなので、PCが遅く感じられることも。
- これ使う:Windowsの代わりにUSBメモリ内にあるLinuxをOSとしてPCを利用。Linuxは軽い(速い)OSなので、PCが速く感じられる!
商品説明だけ読むと、まるでWindowsがそのまま速くなるように勘違いしてしまいますが、実際はLinuxという別のOSに変えています。USBメモリの中にLinuxを入れただけの商品とも言えます。ちなみにLinuxは無料配布されています。
OSが変わるので、Windows用に購入したOfficeソフトとかゲームは一切動かなくなります。操作方法も変わりますし、プリンタやデジカメといった周辺機器や、無線LANやBluetoothがどこまで利用できるのかも分かりません。
Linuxでもインターネットを使ったり、YouTubeを見ることはできるけど、みんな大好きInternet ExplorerとかOutlookとかWordやExcelはありません。ソリティアはあるかも。
Linuxは主に技術者向けのOSなので、まったくもって初心者向きのOSではなく(周囲に相談できる人が少ないという点からも)、個人的には微妙な製品のように感じました。
ここらへんの雑誌を立ち読みして、面白そうと感じられたら買ってもよいかもです。
個人的には2,500円でUSBメモリを買ってLinuxに乗り換えるより、最近すっかり安くなったノートPCを新品で購入することをオススメします。SSDを搭載しているモデルなら、数年前のPCとは比較にならない快適さです。
コスパの高さで抜きん出ているのはマウスコンピュータ。15.6インチ液晶+4GBメモリ+240GB SSDなら、一般的な使用に十分すぎるパワーがあります。DVDドライブは付いていません。
「Dynabook」で一世を風靡した東芝も格安ノートをリリースしています。こちらはHDDモデルですが、DVDドライブも付いているのでとりあえず何でもできるパソコンです。
質実剛健なLenovoも同じようなのをリリースしています。HDMIケーブルを使えばテレビに画面を映すこともできるので、家族で楽しめそうです。
ワードやエクセルを使用したいときは「Office 365 Solo」を購入すれば常に最新版が使えます。
古いパソコンから新しいパソコンへのデータ移行はDropboxのようなクラウドサービスを使ってもよいし、こういったソフトとケーブルを使うのも分かりやすいです↓
パソコンが古くて遅くて困った!というときは、素直に買い換えるのがよいと思います。
※上記は私個人の意見であり、本製品を誹謗中傷するものではありません。