気がつけば毎週のように新幹線や飛行機であちこち行っています。女性と一緒にいる時間よりも移動時間が長いような生活では、「その移動時間をいかに有効活用するか」がとても重要です。
というわけで・・・遅ればせながら、BOSEのアクティブノイズキャンセリングイヤフォン「Bose QuietControl 30」を購入しました。レビューです!
目次
Bose QuietControl 30について
「Bose QuietControl 30」は、高性能なイヤフォンやヘッドフォン、スピーカーを作り続けているBOSE社のアクティブノイズキャンセリングイヤフォン。
外部からのノイズを強烈に消し去ることができる「アクティブノイズキャンセリング」機能を搭載し、ガーガーうるさい場所でも静かに音に集中できます。さらに「QuietControl」の名の通り、ノイズキャンセリングの強さをコントロールすることが可能。歩行中などはノイズキャンセリングを弱めて自動車にはね飛ばされることを防ぎ、電車などでは強めて静寂に包まれるといった使い方ができます。
BluetoothによってMacやスマホとワイヤレスで接続するため、ケーブルでがんじがらめになることがありません。マイクロUSBから充電し、バッテリー持続時間は約10時間。2017年のトレンドをしっかり凝縮した逸品です(あえて言うなら充電はUSB-Cにして欲しかった)。
Bose QuietControl 30を選んだ理由
アクティブノイズキャンセリング機能を搭載したBOSEのガジェットは「ヘッドフォン」のタイプが昔から存在しています。
音質やバッテリー持続時間の点ではヘッドフォンの方が優位ですが、いかんせん巨大なのです。旅の荷物とネタのかさ増しは徹底的に減らしたいもの。そのような視点から、今回はイヤフォンタイプを選びました。
また、イヤフォンでもワイヤレスではなく「有線」のタイプが存在しています。
こちらも、音質やバッテリー持続時間の点では有線タイプの方が優位ですが、ケーブルのない生活と陰毛のない女性は一度知ってしまうとなかなか戻れません。そのような視点から、今回はBluetoothで接続するワイヤレスタイプを選びました。
Bose QuietControl 30のデザイン
Bose QuietControl 30は「首輪」のような部分にバッテリーやコントローラーを搭載している独特なデザインをしています。ほとんどの場合は違和感がないと思われますが、YOSHIKIばりのコルセットを装着しているときはジャマに感じてしまいそう。
本体重量は65g(約2.5オンス)と超軽量。ヘッドフォンタイプに比べると格段に持ち運びしやすいです。ちなみに1オンスがこのくらいの量ね。
画像引用元:http://greenito.com/news/how-much-is-a-gram-ounce-of-weed/
首輪部分からイヤフォンのケーブルがちょろりと伸びており、音量のアゲサゲとノイズキャンセリングのアゲサゲが調整できるリモコンが付いています。
耳に挿入する部分は数字の6のような形をしており、「耳の穴の奥まで挿れる」というより、「耳の穴の手前にギュっと置く」感じで装着します。小陰唇で止める感じと言えば分かりやすいでしょうか。
Bose QuietControl 30を使ってみた
音質は余計なアジツケのない素直なものに感じました。アBOSEのスピーカーなどは妙に低音をブーブー誇張していることがありますが、こちらはとても素直なので、どんなジャンルでもオールマイティに使えそう。
装着感は上々です。耳の穴からすっぽ抜けることはありません。しかし、どうも首が凝る感じがします。九尾の狐が首の後ろに憑いているような、本体重量以上の「重さ」を首に感じてしまいます。
バッテリーの持ちは予想以上に長く、1時間くらい音楽を聞いた後でもう一回電源をONにすると「バッテリーは100%です」とアナウンスされることも。
ノイズキャンセリングの強さをコントロールできるのは・・・ぶっちゃけ、必要ないように思えました。いつもMAXでよいような・・・。最弱にした場合、「これ外部ノイズをマイクで拡大してるだろ」というような音になります。
さまざまなシチュエーションごとの感想は以下。
地下鉄
「ガー」という騒音が「コー」くらいに減ります。音楽を再生していれば騒音はほとんど気になりません。騒音が減らせる分だけ音楽のボリュームを下げられるので、「紅ダー!」というような恥ずかしい音漏れを防ぐことができます。
飛行機
「グオー」という騒音が「ガー」くらいに減ります。CAさんが救命胴衣の説明などをしているときにイヤフォン突っ込んで音楽を聞いているのは失礼な気がするので、そんなときは耳からすっぽ抜きましょう。首輪みたいになっているおかげで、頻繁にハズしてもイヤフォンが行方不明になることを防げます。
カフェ
音楽を再生していれば、すごく静かな環境に変わります。
オフィス
エアコンやPCのファンのノイズは完璧と言ってよいほどなくなります。ものすごい無音です。無音すぎて世界に自分ひとりしかいないような気になってしまいます。
Bose QuietControl 30のまとめ
ノイズキャンセリングのメリットは「音楽を再生していれば」バッチリです。しっかりと音楽だけに集中することができます。反対に、音楽を再生していない状態だと外部の音はそこそこ聞こえます。シンプルに静かな環境が欲しいときは耳栓が一番なのでしょう。
やはりネックなのは首輪です。もう一回書くとネックが首です。大きくはないけれど、小さくもなく・・・バッテリー持続時間がもっと短くてもよいので、首輪のないデザインになれば買い換えそうです。
ヘッドフォンタイプだとどうしても荷物が大きくなるので、イヤフォンのジャンルでもノイズキャンセリングが盛り上がって欲しいです!