東京・新宿を始めとして全国に店舗のある「もうやんカレー」。高木ブーを彷彿させるハワイアンな内装の中、非常にパンチの効いた濃い欧風カレーが人気のお店です。
行列が絶えない同店の「生ルー」という商品が近所のスーパーで売っていたので購入してみました。
もうやんカレー 生ルー
生ルーには野菜がたっぷり溶け込んでいるから、好みの肉を加えて煮込むだけで簡単にもうやんカレーの味が再現できるとのこと。
もうやんカレーはこれまでにも楽天市場で「お店のカレーをそのまま冷凍したレトルトカレー」を販売していました↓
【外部リンク】楽天市場のもうやんカレー通販
これは非常にレベルが高くて、本当にお店そのものな味でした。あえて「具なし」をチョイスして、好きな具材でバリエーション拡げるのも楽しいです。
では、生ルーはいかがなものでしょうか・・・?
もうやんカレーを生ルーで作ってみた
瓶の大きさは一般的な「ごはんですよ!」サイズ。常温保存可能です。
この瓶ひとつと水300ml、肉200gで3皿分のカレーが作れるとのこと。
原材料など。賞味期限は製造日から約1年ぽいですね。
瓶のフタには「2分煮込む」というアピールが。
味噌のようにこってり濃い感じです。香りはいわゆるカレー。どっから嗅いでもカレーとしか表現できない匂いです。
今回はブタ肉を使いました。炒めた後に水300mlを入れて煮込み・・・
肉が柔らかくなったころに瓶からルーを投入。
ルーが溶けたらとろみがつくまで煮込みます。
で、だ。
フタには「2分煮込む」と書いてあるけど、2分では全然とろみがつきません。お店で食べるカレーとは違う、さらっさらの状態です。もっと粘っこくしたくて煮込んでみたけれど、結論としてはあまりとろみはつきませんでした。さらさらゆえ、皿に盛ったときの感じもお店とはちょっと異なります。
もうやんカレーの生ルーを食べてみた
では食べてみます。お!これは!なかなか!
ちょっと酸味が強い感じではあるけれど、口の中に広がるスパイスの感じはたしかにもうやんカレーです。辛さは同店の辛さレベル「2」くらいの印象。まったく辛くないわけでもなく、激辛でもありません。耳にツーンと抜ける刺激のある辛さです。
しかし、とろみがないのが本当に残念です。水の分量もきちんと計っているし、少なくとも2分以上煮込んでいるけれど、「どろ〜〜〜」っとした感じではありません。そこが再現できれば、かなりお店気分になれるのに・・・。
これはまた研究ですね。
評価を付けるとするなら、
お店のもうやんカレー >>> 冷凍もうやんカレー >>>>>>>> 生ルー
という感じ。再現度では冷凍もうやんカレーの方が圧倒的に上です。
だけど、生ルーは常温保存可能が可能で、肉さえあれば(たぶん肉がなくとも)手軽にカレーが作れます。これからのアウトドアシーズンに、ただのカレーではなく「もうやんカレー」を登場させるのも素敵だと思います。
なお、一瓶で作れるのが「3皿分」というのはちょっと言い過ぎかなと感じました。お店と同じように盛り付けたら2皿弱な感じです。オトナ3人だと物足りないでしょう。
もうやんカレー おまけ話
私がもうやんカレーを知ったのは約15年前。そのころは西新宿に一店舗あるだけでした。初めてもうやんカレーを食べたとき・・・明らかな変性意識体験がありました。
そう、カレーに使っているスパイスのメリットなのか、食べ終わった後は妙に世界がキラキラして、身体がムズムズして、お店から駅までの長い道のりが本当に楽しく感じられたのです。
「これはどういうことだ?」と思って、まわりの友人を連れて行きまくり、地方から遊びに来た人にも「東京でメシならココだよ」と連れて行きまくり、数多くの友人から「このカレーはスゴイ」という同意を得てきました。「ナツメグのせいじゃね?」「いや、ナツメグは一瓶食べてもこうはならなかった」みたいな会話を繰り広げてきました。
が、んが。
あるときからその感動がなくなってしまったのです。たしかに、ウマイのはウマイのだけど、変性意識体験に入らなくなりました。
うーんこ れはどういうことなんだろう?
スパイスの調合が変わった? 俺の肉体の感応性が衰えた?
確かなところは分かりません。皆様もぜひ食べてみて、「俺はこうだった!」という感想を教えてくださいませ。