アルタ前サイケパーティー!Slum 3rd Album Release Free Partyの感想

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11月23日、Slum 3rd Album Release Free Partyが新宿東口アルタ前広場で開催されました。開催直前までは本当に実現されるのか、すぐ音を止められるんじゃないかといろいろ心配だったけど、大成功でしたね!

【外部サイト】Slum 3rd Album Release Free Party! 新宿東口アルタ前広場 Facebookページ

※パーティで写真を撮る・撮られるのが苦手なので写真はありません。

新宿駅を出て3秒であの音に出会えるのは本当に笑撃的な出来事でした。音量はやっぱり小さめだったけど、そこは欲張りすぎず、がんばりすぎず。

「名前は知らないけどフロアでよく見る人」たちもたくさん。最前線はサケデリック(アルコール)なノリが強すぎて、半裸で半狂乱な人がステージに上ったりしていて、まぁ・・・そこらへんはね・・・新宿の路上というところをわきまえて・・・ルールはなくてもマナーはあるべき。

すごくいいなと思ったのは、パーティのよい面がたくさんあったこと。知らない人から酒が回ってきたり(ビンの底には何もなかったけど)、酔ってフラついている人を自然と助けてあげたり、声かけあったり、ゴミ拾ったり。居心地のよい時間でした。

せっかくなので、世間がどう感じているのかTwitterでディグってみたところ、「アルタ前でEDMやっててパリピが騒いでいる」という意見がチラホラ。

お、おう・・・。俺らはパリピなのか・・・。EDMなのか・・・。

ただこれ、ポジティブに考えると、ダンスミュージックというものが認知されているということですよね。EDMが出てくるまでは「マゲオさんってクラブとか行ってるんですよね?今度連れて行ってください♡」みたいなことを言われても、え?マジで?行く?トラウマしか残らないよ?と思うこともしばしばあったし、ガールズバーとかで「ふだんどういう音楽を聞いてるんですか?」と質問されたときに「サイケデリックトランスです!」とは言いづらい部分がありました。

だけど、いまなら「EDMっていうの?ほら、ULTRAとかさ」みたいに答えておけば、だいたいモテそうです。

【関連】【サイケな】クラブにいる女の子のナンパのやり方まとめ

そういった点で、日本へ超一流のエンターテイメントを持ってきて、リスナーの裾野を広げ続けてくれているULTRAは素晴らしいと思います(これは本当にそう感じています)。

その一方で、EDMのビッグイベントには「みんなが知っている曲をひたすらプレイバックし、みんなでキメポーズを一緒にやって踊る」とか「キラキラにオシャレをする」といった雰囲気もあって、知らない音楽と出会ったり、自分ひとりでひたすら音に浸るという体験が遠いものもありました(もちろん全部がそうじゃないですよ!)。

今回、新宿の路上という場所で「そういう楽しみ方じゃないDJイベントもあるよ」というのを一般市民へ見せつけられたのは、すごい切り込みだと思います。ここで引っかき傷を付けられた人たちがさらにクラブミュージックが好きになったらいいなと!

ほかには「なんで新宿の路上なんだよ。山奥で聞く音楽だろ。分かってないな」という意見もあったけど、私はそうは思いませんでした。ダンスミュージックのアディクトは「ダンスによる変性意識体験」が好きなんです(好きだよね?)。

サイケデリックトランスDJの開祖とも言うべきSHIVA JORGは、自身のDJの目標を「母なる地球のインフォメーション、封じられた古代の智恵とエレクトリックミュージックとダンス(アート)による人々の意識の拡大、解放、すべてとの一体感、それらとともに、社会の古い体制を手放し新しい自由な未来、新しい伝説をこの3次元に共同で作り上げること」と語っていました。

20年前なら山奥で聞く音楽体験は新鮮でした。しかし、すでに山奥ですら日常となってしまい、寝袋やテントをバックパックから出すヒマなく次のレイヴへとハシゴするような生活を続けていると、山にいるのが当たり前みたくなってきて・・・新宿の路上というのはひたすら新鮮な場所でした。

FULLMOON MONDOさんが好んでかけるサンプリングトラックに、映画「AKIRA」のこんなセリフがあります。

「未来は一方向だけに進んでるわけではないわ。私たちが選択できる未来もあるはずよ」

私たちの未来の選択肢を増やしてくれた、SLUMさん、関係者の皆様に深い感謝とリスペクトを!!!!!!!! 楽しかったです!

SUNFLOWERS OF TODAY RECORDS

http://www.sunflowers-of-today.org