私はお酒をまったく飲まないので、基本的に酔っ払いのヨタ話は苦手です。声でかいし、支離滅裂だし。真理は大声の中にあらず、紫煙の先や深層世界の中にあると考えています。感情じゃなくて思考で動きたいです。
んで、先日泊まったドミトリーで、偶然40過ぎのおっさん&30代の俺&20代後半の若者という構図になることがありました。まぁ、旅先のドミトリーだし、愉快な話でもしてさっさと寝ようと思ってたのに・・・
おっさん、絡んでくる!!!!! しかも最初から説教モード!!!!!!
20代後半の若者は、ふつうの若者です。職業会社員。仕事の休みで遊びに来たとのこと。現代の若者なら全員が持っているであろう、「そこそこ満たされているけど、なにか不安」という状態。仕事もしているし、給料も同年代よりちょびっと多くもらっているけれど、なにか「これでいいのかな」という不安を抱えている状態な様子。
それに対して、おっさんが攻める攻める!!!!!!
「なにを悩んでいるのか分からん」
「社会人としての自覚が足らないんじゃないか?」
「悪いけど、俺が働いている会社の方が大きい」
・・・典型的な、カタブツですね。こういうのが上司だったら、新卒組はみんな苦労するヤツですね。
俺は若者の気持ちも分かるところがあるんで、いくつか提案をしました。それは、不安があるので旅をしているというのは、いろんな視野が広がるので正しいと思うこと、会社の「労働」に加えて、ネットを使った「労働以外」の副収入や小口投資なんかも作っておけば選択の幅が拡がることなど・・・
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しかし、そのすべてにおっさんが入り込んでくる入り込んでくる!!!!!!
「そんなんで稼げるわけない」
・・・最初っから否定!!!! 思考拒否!!!!!!!!
さらにお決まりの「キミらの世代はかわいそう」まで飛び出て・・・思わずふたりで部屋を飛び出て自動販売機まで散歩しました。
いやーーーー、あんなおっさんがまだ生存しているとは・・・。
私は、いつの時代も「未来」が一番優れていると思います。そこに順応する方法はたくさんあり、順応できない人の話は負け惜しみです。
CDが売れない時代なら、CD以外を売ればいい。セルアウトが目的なのか、音を出すことが目的なのか。
ライターのギャラが激減しているなら、ライティングだけじゃないクリエイティブまで手を出せばいい。
老人が富を独占しているなら、老人と触れあう機会を増やせばいい。
会社にいたくないなら起業すればいい。
15年くらい前と比較するだけでも、いまの時代はほとんど無料で無修正エロ動画が手に入って、世界中の音楽が自由に聴けて、英語サイトの自動翻訳機能も発達して、安くて高品質な洋服がたくさんあって・・・
しかし、おっさんのヨタに付き合ったために旅の夜がつまんなくなった。殴っておけばよかった。