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祖父のアルバムで黒塗りされた文字をあぶり出してみたら「馬鹿者東條」と書かれていた

投稿日:2016年1月7日 更新日:

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※今回のブログは極私的なものなので、引用・転載をご希望の場合は必ず事前にご連絡ください。ご連絡ない場合は業界流の対応をさせていただきます。

私の祖父は大正14年の産まれでした。国語の教員をやっていて、イラストを書くのもとてもうまい人でした。

以前、祖父の学生時代(戦中)のアルバムを発見しました。写真のコラージュやイラスト、落書きなどが祖父らしいアルバムでしたが、黒塗りされた文字が何カ所かあったのです。

正月に実家へ帰省した際、そのアルバムをデジカメで撮影し、黒塗り部分の文字をフォトショップで画像加工してみたところ・・・「馬鹿者東條」という言葉が浮かび上がりました。

こちらがそのアルバム。かなりボロボロです。

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昭和19年7月 官立島根青年師範学校。島根県出雲市にあった学校です。名前の部分はモザイク処理しています。

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1ページ目。ペンとハンマーのイラスト。ペンの方がハンマーより大きいのは意図的なのかしら。文字のコラージュや飛行機。右側に黒塗りされているのは・・・

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「悪夢!!」という文字でした。

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2ページ目は開戦を知らせる新聞と写真のコラージュ。「ニュース」という文字のデザインがうまいです。東條英機の右側に書かれている黒塗りされた文字が、ずっと判読できなかったのですが・・・

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フォトショップで色調を変えてみたら、なんとなく浮かび上がってきました。

「馬鹿者東條」と。

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祖父は、どんな気持ちでこのアルバムを作り、「悪夢!!」や「馬鹿者東條」と書いたのでしょう。そして、どんな気持ちで黒塗りしたのでしょう。色調を変えて文字が浮かび上がるということは、別の色のペンを使って塗りつぶしたということだから、一度書いてから後日塗りつぶしたのだと思われます。

「馬鹿者東條」の下には「感激のあの日!」という言葉が書かれていますが、どちらが祖父の本音だったのでしょう。

ほかにも、当時の生活を垣間見ることができる写真がたくさんありました。

昭和18年4月2日の入所式。タカのイラストがうまい。

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こちらもイラストとフォトコラージュ。

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「教育実習 少年十八才の春」という言葉とともに祖父の写真。18歳、達筆・・・。

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右側は「女子部生の登校」という写真。18歳、女子部が気になるお年頃。「前方に見ゆるは女子寄宿舎 清明寮」。

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慰安イベントのカット集。「空襲もあった。ボーイングB-17F 空の要塞」と左上に。下書きした様子が見えないけれど、ペンひとつで上手ですね・・・。

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三年生の卒業式で歌を歌った様子。

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食事の風景。かなりのドカ盛り。どこかに祖父がいるのでしょうか。

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なぜかうさぎを抱いて記念撮影。下段、右から二番目の人は丸メガネとヒゲの落書きをされています。

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作業の後で座談のひととき。→おしりの展覧会。「チョン」や「熊本」と書かれた女性も。こちらも文字が塗りつぶされていますが、同じ色で塗りつぶされているため画像加工しても判読できませんでした(ただの誤字かなと思います)。

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収穫祭での食事風景。こちらはそれほどドカ盛りではない様子。「豚汁のバケツもカラに」と右下に。

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神国出雲。

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学校即決戦場。右には寄せ書き。

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寮天国、でしょうか。下の一文、最後は「傾きかかった天日を呼び返す志士はここにあるのだ!」と書かれており、戦況が不利であることを伺い知れます。

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「学校即決戦場」の右側にあった寄せ書き。みんなきちんと名前を書いているのに、祖父のだけデザインされたサインのようになっています(真ん中 上部ちょっと右あたり)。

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これが18歳のころの祖父らしいです。失礼ながら、まったく面影がなく、分かりませんでした。晩年はもっと痩せていたけど、このころはふくよかな印象。手に本を抱えているのが祖父らしいなと感じました。写真を切り抜くのも桜の花びら型にしてあって芸が細かいです。

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今回、こういった極私的なアルバムをネットにアップしたのは、戦中でも戦争に疑問を持っていた人はいるし、いまの私たちと変わらず、イラストを書いたり、冗談を言ったり、落書きをしたり、将来への希望を持っていたという、ごく当たり前のことに私自身が驚いたからです。

残念ながら祖父は他界しており、このアルバムも他界した後に発見しました。「馬鹿者東條」という言葉と「感激のあの日!」という言葉。このふたつを書いたとき、黒塗りにしたとき、どんな気持ちだったのか、できれば聞いてみたかったです。

あなたがオトナになるまで生き残ってくれたおかげで私がいます。その事実に、現在の幸福な現実に深い感謝を。ありがとうございます!!!!!!!!

※今回のブログは極私的なものなので、引用・転載をご希望の場合は必ず事前にご連絡ください。ご連絡ない場合は業界流の対応をさせていただきます。

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