「宮崎駿に人生を壊された女」は無料公開を終了した模様

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先日、感想を書いた「宮崎駿に人生を壊された女」。タイトルが煽ってるなー、炎上しそうだよなーと思ってたら、やっぱりクドクド言われたようで、無料公開は終了したようです。

【関連】「宮崎駿に人生を壊された女」を読んだ

顛末は作者のページに掲載されています。

自分で書いた漫画「宮崎駿に人生を壊された女」の反応のこと

http://sbshinbun.blog.fc2.com/blog-entry-430.html

まぁ、批判する連中ってのはどこの世界にでもいます。「あの人はみんなから好かれているのでキライ」なんていう、思わず聞き返してしまうような発言をする人もいます。んで、ネットだと荒っぽい言葉を使う人もたくさんいます。かわいいアイコン使ってるのに攻撃的な口調とか、なんかもうよく分かりません。

なので俺、ネット(特に文字数の少ないTwitter)では、絶対に議論しないことにしています。だって埒があかないんだもん。時間のムダだし、意見がある人には「で、いつ会える?」と聞くことにしています。

んで、批判的な意見が集まったので現在は500円で有料公開しているとのこと。ほほう・・・。

ここからは邪推です

今回の作者は「そうじゃない」と思うのですが、このパターンは応用ができそうです。最近だと、「美しき緑の星」という低予算映画を再度売り込もうとしたときに、「ネットに動画をアップしても権力に削除される」というアングルを作り、見事にバズらせた手法もあります。

【関連】映画「美しき緑の星」が発禁の理由

↑これは、「映画っぽい動画ファイルをYouTube等にUPすると(YouTubeのシステムによって)自動で削除される」ことを応用したやり方でした。自動削除されるたびに「ほら国家権力が圧力を!」と主張できます。見ている方も、削除されるなら(削除される前に)見てみたい、という気になるし、さらに「実はネットにUPされているのは完全版ではないんですよ。今度、完全版の有料上映会をしますよ」という発展系も使えます。

今回の作品の顛末を見ていると、以下のような応用ができそうです。

  1. なんか炎上しそうな作品を無料公開する
  2. 案の定、炎上する
  3. 炎上の圧力に負けて無料公開は中止しました。有料だけで公開します、とする
  4. 炎上した作品はどんなものかと見てみたい出遅れユーザーが購入
  5. ウハウハ

今回の作者は「そうじゃない」と思うのですが、使えそうなやり方です。

たくさんの作品があふれかえっている現代。人々は付随する情報もコミで、その作品を見るか、買うか、判断します。

かつて、こんなことがありました。

とある掲示板に、ひとりの若い女性が悩みを書き込みました。その悩みに対し、たくさんの人がアドバイスを返していました(まだ、インターネットがみんなにやさしい時代)。少しずつ元気を取り戻していく女性。だけど、たまにまた悩んでしまう女性。そのたびに励ますインターネット民。

最終的に彼女は、自分を変えるため、成長させるために、ヌードになりました(え?)。

そしてそのヌードは有料サイトで販売されることになりました(ええ?)。

ネットを検索すれば、いっくらでもヌード画像なんて手に入ります。だけど、この女性の場合は「ストーリー」が付いていました。知らない誰かのハダカではなく、ひとりの女性が悩んで悩んで、ついに公開したヌード(えええ?)。

たぶん、何人かは購入したんじゃないかなと。

この女性が実存するのか、そのヌードが本当にこの女性のものなのか、それは分かりません。

ただそこにはストーリーがあり、ストーリーにココロと股間を動かされた人たちがいた、ということです。

そう考えると俺にはストーリーがないなー!あ、ストーリーなくてもそれっぽいプロフィールなら、書くやり方ありましたね。

【関連】【簡単】DJ向けプロフィールの書き方【便利】

最後に:エゴサーチはすべきではない

作者が同作品を公開中止にした経緯として、直接メールで批判的な意見が来たというのが決定打になったようですが、それ以外にもかなり「エゴサーチ」をしていたようですね。

エゴサーチってのは、TwitterやらGoogleなりに、自分の名前や作品名を入れて、世間の動向を知るというヤツ。

少なくとも、独立したクリエイターはこんなことをすべきではないと思います。商売人なら別。お金稼ぎたいワーという人なら、世間の動向を知るべきだけど、たとえばWEBで作品を無料公開しているような独立したクリエイターが、なんで世間の動向を知る必要があるのか、と。

よく、作品を公開することを中止したら「自由な発言もできない世界になった」的なことを言う人がいるけれど、それは違います。発言は自由に可能です。発言に対してのフィードバックをどう受け止めるか、フィードバックをわざわざ探すか、それも作者の自由です(明確な被害者がいて、法的手段に訴えられるような場合は別だけど)。

でもホント、ブログを書く人って減りましたねー。