なんの計画も、目的もなく、ただ安かったので行ってみた台湾が・・・かなり楽しかったので旅日記風にレポートします。
※上記画像は理想のイメージです。実際はオトコひとり旅です。
※本文中のNTDは通貨の単位「ニュー台湾ドル(元)」です。1NTD:3.5円くらいでした。
目次
Peach Aviation
今回購入したのはピーチのタイムセールを利用して、羽田空港から台湾・桃園空港まで片道3,700円のチケット。 空港国際線旅客サービス施設使用料とか支払手数料を含めて総額で12,710円になったけど、新幹線で大阪へ行くより安いという衝撃特価です。
ただし、フライトは行きが早朝5時55分発の8時25分着、帰りが夜20時45分発の深夜1時着という時間(LCCあるある)。はてさて、どうなることか・・・。
早朝フライトに向けて
国際線は「フライトの2時間前に空港に着いておく」というのが基本ルールです。今回は5時55分のフライトだから、2時間前といえば深夜3時半とかですね。
そんな時間は電車もないしリムジンバスは微妙に高いので、とりあえず終電に乗って空港で時間をつぶすことにしました。
深夜0時過ぎに空港へ到着すると、すでにたくさんの人がイスやベンチでぐーすか眠っていました。ひとり旅っぽい女性もぐーすか寝ているのにはビビったけど(股間が)、警察官がずっと見回りをしていたし、たぶん安全なのでしょう(これも9条のおかげ)。
それでもやっぱり、空港ロビーというのは「誰でも入れるエリア」です。航空券を持っていてセキュリティチェック(荷物検査)と出国手続きを通過した人だけが滞在できる、ゲートの内側の世界の方が安全です。ついでに、そこまで行っていたら寝過ごしそうになったときでも「お客さま〜!」と探してもらえます。
早いところチェックインを終わらせて内側の世界へ行きたかったけど、チェックイン手続きは深夜3時半から行われるとのこと。うーんこ れは悩ましいです。仮眠を取っていたら寝過ごしてしまう可能性が大です。
私は落とし穴があると落ちるタイプなので、今回は仮眠は取らないことにしました。タブレットとキーボードで仕事してれば3時間くらいあっという間でしょう。
しかし・・・羽田空港のフリーWi-Fiは相変わらず品質が悪いし、充電できる場所もごくわずかしかありません。もうちょっとなんとかならないものかしら・・・(これは台湾に到着した後でさらに強くそう思いました)。
24時間オープンしている吉野家やモスバーガーを見るだけ見たり、日本に持ち込んではダメなアレコレの展示を見たりしつつ、ようやく3時半になってピーチのカウンターがオープンしました。預ける荷物もないし、チェックインをそそくさと終えて出国手続き・・・と思ったら、保安検査場に職員がおらず、セキュリティチェックができない状態!
結局、保安検査場は朝の4時に開きました。こんなことなら4時まで寝てりゃよかったと思いました。あと、久しぶりにお触りのボディチェックをされました。何も持ってませんから!
遠すぎる搭乗口
出国手続きはスムーズでした。免税店には興味がないし、そそくさと搭乗口へと向かいます。
そして・・・これまたLCCあるあるですが、ピーチの搭乗口はものっすごい遠いです。
成田空港まで行けるんじゃないかと思うほど歩いてようやく到着。ここまで来たら寝過ごす恐れもないので、1時間くらいしか時間がないけど仮眠を取ることにしました(どんだけ寝過ごすのが怖いんだ)。ぐがー。
搭乗の待ち合いスペースにはコンセントとUSBを備えたオシャレな充電タワーがたくさんありました。これと同じものを外の世界にも!
だんだんと人の気配が増えてきたのでムクムクと目を覚ますと・・・思った以上にたくさんの人がいました。空港内で寝ていたり、保安検査場のオープンを待っていたのはほとんどが外国人だったのに(待たされすぎてて妙な一体感が産まれていた)、この時間になって日本人が増えてきました。みんなどこで寝ていたんだろう・・・。
そして、外を見るともうほとんど朝ですね・・・。
ようやく出発
5時半ごろに機内へ乗り込みました。しっかり満席です。
機内は3人掛けの薄型レザーチェアが2列あるタイプ。もちろん狭いし、映画やゲームのような機内エンタテイメントは一切ありません。まぁLCCですし、3時間ちょっとのフライトだから耐えられます。それより、なぜいつも俺のとなりはおっさんなのでしょう。お互いにそう思っているのだろうけど、たまにはとなりに天使もえchanみたいな子が舞い降りて欲しいです。
ほぼ徹夜状態だったので機内のことはほとんど覚えておらず、気がついたら台湾へ着陸していました。
台湾・桃園空港到着
着陸した後も延々と滑走路を走りまくるピーチ。これまた遠くのゲートまで連れて行かれているようです。
ようやく止まり、ついに台湾へ到着です!ひたすら歩いて入国ゲートを目指します。
入国ゲートはそれほど行列しておらず、目の色彩(顔写真)の撮影と人差し指の指紋を採取され、何事もなかったように入国できました。
入国ゲートを通過した先にSIMカードを売っているカウンターがありました。3つか4つのキャリアがあり、ぱっと見た感じだと値段は各社一律な様子。「誰も行列していない」という理由だけで遠傳電信(Far Eastone)のSIMに決定。3日間使い放題で300NTDでした。通話をしたいときには追加で100NTDとのこと。
ふだんからメインで使っているSIMフリータブレット「ZenPad 8」に差し込むと、APNなど細かい設定不要でいきなり使えました。
このSIMが想像以上に快適でした!台北市内ならどこでも4Gで接続され、ホテルの部屋でもカフェの中でもマッサージ屋でもかなりのスピードが出ていました。体感速度はふだん使っているDMMモバイルより速い感じ。使い放題というのも、速度制限を気にせずガンガン使えるから超快適です。
いざ、台北市内へ
空港から外へ出ると・・・あ、暑い!!!!! あれ?こんなに暑いんだっけ台湾。カンペキすぎるほどの青空と灼熱すぎる太陽が頭上にありました。
空港から台北市内へのアクセスはハイウェイバスが便利です。125NTDでチケットを買ってバスに乗り込みます。座席の脇にUSBが付いていて充電できたのにはビックリしました。
冷房も効いているし、実に快適な車内。40分くらいで終点の台北駅へ到着しました。
台北駅はとにかく巨大すぎる駅でした。巨大すぎて写真でさっぱり何も伝えられません。
LINEでお馴染みのクマも巨大なヤツがいました。
とりあえず台北駅に来たものの、実際なにも予定がありません。ホテルのチェックインは15時からだし、とりあえず駅の周辺をウロウロしてみることに。
キレイなデパートや大きなお店もあるけれど、少し小道に入ったらいい感じの古いお店や屋台がありました。おお!アジアな香りがする!
朝から何も食べていないし、まずは一杯・・・ということで、台湾名物「牛肉麺」の店に入りました。うどんみたいな太くてもっちしりた麺でした。
微妙に味が薄いなーと思っていたら、調味料として置いてあった「発酵した豆」を入れて一緒に食べるとウマイと教わり・・・確かにウマイ!これはさい先がよい感じです。
ホテルへ向かう
今回の宿泊先は「Hotels.com」で予約した建山大旅社(Jianshan Hotel)というホテル。シャワー・トイレ付きのシングルルーム一泊で約4,000円だから、決して激安ではないけれど、コンセプチュアルな宿だったので選んでみました。画一的なビジネスホテルとか、他人に気を遣うドミトリーより楽しそうです。
台北駅前からホテルまでは徒歩で20分くらいのようなので、市内の雰囲気を知りたいし、ブラブラ歩いて行ってみようと思って歩き出したら・・・やっぱり暑い!汗がだくだくです。
※電車を使ったり地下道を使ったりすれば暑さを回避できますが、まだそんなことを知らなかったのでひたすら歩いてしまいました。
でも、いいですね!台湾って「初めての海外にオススメ」とか「OLさんに人気」みたいなアピールをよく目にするので、もっとキレイで退屈な感じ(東京と変わらない)かと思っていたけど、いい具合に大好きなアジアです。
毛がボサボサのノラ犬が路上で寝ているし、半裸のおっちゃんが密造酒みたいなの飲んでるし、廟(びょう)はきらびやかだし、屋台もすっごくたくさんあるし、チラ見えする民家の中にもきちんと祭壇があって、異国情緒たっぷりです。もちろんキレイなマンションなんかもあるし、スタバやマックやセブンやファミマだらけだし、みんなスマホを持ってるけれど、両方がきちんと共存しているのがとても心地よかったです。
言葉や売っているものは違うけど、路地裏や屋台の雰囲気はタイやカンボジア、バリと変わりません。なんで日本だけ変わっちゃったんだろう?
ホテルのすぐ近くにはフランス系のスーパーマーケット「カルフール」がありました。暑さから逃れたいこともあって、とりあえずカルフールへ。お土産用にいろいろ買い出し。物価は安すぎず高すぎずって感じですね。
前に台湾のお土産でもらった「はまぐりスープの素」がすごくおいしかったのでふたつ購入。あとは定番のお茶やパイナップルケーキなど。
カルフールのまわりにはスタバもあったけど、旅先でスタバに入るのは負けだと思って、見たこともないローカルなコーヒー屋さんへ。アイスコーヒーを飲みつつ、日本とメールをやり取りして少しだけ仕事をしました。時差が1時間しかないので(日本の方が1時間早い)、ふつーにLINEやメールでやり取りができます。ノイズレスな環境とオルタナティブな生き方を求めるボヘミアン・ライフな感じがしました。
そして、このエリアにはビンロウ屋が本当に多いです。あっちやこっちやでビンロウを作っていました。8つ入りで50NTDでした。
あれこれやっていたらお昼15時になったのでホテルへチェックインです。
建山大旅社(Jianshan Hotel)
Jianshan Hotelの場所はちょっと分かりにくかったです。カルフールの向かいにある公園の道を進んで、廟を通り過ぎてコインランドリーを通り過ぎた先くらいのところにあります。
ホテルのスタッフさんはとても優しい感じ。日本語は通じませんが、英語でやり取りできました。部屋は4階ということで、階段をえっちらおっちら上ります。エレベーターがないので、巨大なスーツケースの人は大変かも。
部屋は狭いけどカワイイ!ロフトベッドでした。
ロフトベッドの下には小さなデスク。インテリアとしてクロ電マが置いてあったりするんで、ワーキングスペースが少ないのはご愛敬。ビンロウを冷やせる冷蔵庫もありました。
効きのいいエアコンと出のいいシャワー(トイレと同室)、Wi-Fiも無料だったけど、SIMの通信速度がかなり快適だったのでWi-Fiは使わず。トイレの紙は便器に入れて流さず、となりのゴミ箱に入れるのが基本です。うんこがいっぱい出る人はご注意ください。
シャンプーとボディーソープも備え付けられています。
部屋がコンパクトなこともあって、エアコンがしっかり効きます。汗だくだったのでとりあえずシャワーを浴びて全裸で休憩。ひとり部屋はこういうときに気楽ですね。
だんだんと涼しい時間になってきたので、再びお散歩に出かけました。SIMフリータブレットでGoogle Mapsを使えば道に迷う心配がないのは心強いです。
歩き回っていたら、どうも歓楽街っぽいエリアへチン入してしまったようです。前を歩いていた兄ちゃんがヤリ手ババァぽいポン引きから声をかけられていました・・・が!なぜ!いつもそうなのだけど、なぜか私はポン引きに声をかけられません。よほど貧相に見えるのか、現地人と思われているのか・・・。なので、そっち方面の体験談は今回はありません(すまん)。
夜市で食べまくる
そして早くも夜。夜と言えば台湾名物の「夜市」です!夜市は開催場所が限られているけれど、ラッキーなことにホテルの近くでも夜市が開催されていました。食べ物・飲み物・子供が遊べるゲームなど盛りだくさん!
私は日本有数の田舎出身です。毎年夏に「土曜夜市」という名前で駅前のお店が夜までオープンする期間があり、「夜なのにお店が開いている!」とか「夜なのに明るい!」とか「お出かけできる!」というのが、本当に楽しかったです。夜といっても9時くらいまでだったし、東京に住んでいる今だと夜9時に外で遊んでいることなんてごく当たり前だけど、いろんな場所で夜市を見ると子供のころの感覚が思い出されます。
ここでつい「食べ物スイッチ」が入ってしまい、いろんなものに手を出してみました。骨付き肉と大根のスープに始まり、ひとつで150NTDもするウニや90NTDのイカの丸焼きなど・・・。
気温もちょうどいいし、月もキレイに見えるし、はーーーー、こりゃいいところだー。
夜市を堪能した後はカルフールへ寄ってミックスジュースを飲みながらカフェでノマドワーク。
なぜかここで、散々うまいものを食っていたハズなのに「普通の醤油味が食べたい」という欲求が出てきてしまいました。どうしたものかと考えた結果、カルフールの中にあった回転寿司屋へ。全品33NTDなので、かっぱ寿司みたいな感じですね。
そして・・・まさかの・・・寿司がなかなかウマイ!!!!!! ネタの種類は少ないけれど、甘エビはきちんと甘いし、茹でているエビはなぜか3つ乗って1皿だからおトクな感じだったし、緑茶を飲み放題というのもよかったです。
初日、しっかり堪能したのでホテルに帰って眠りました。ぐぅ。
2日目:朝の散歩
7時半ごろに目覚めました。暑くなる前に朝食を食べようと思い、ささっと身支度してお散歩へ。ホテルの近くには女子校があり、ちょうど登校時間だったために女子学生がこっちに向かってたくさん歩いてくるという、いわゆる逆精子状態に遭遇しました。まるで桃源郷のようでした。
学生さんたちはサンドイッチやハンバーガーを買ってから登校するのが定番なようです(お昼用かしら)。サンドイッチはちょっと違うかなーと思いながら歩き回り、結局なにが食べたいのか決められなかったので、次に目に入った屋台で適当に指さしたメニューを食べることに。
結果、なんだか分からないけどうまいホットサンドに出会えました。名前は分かりません。もちもちの甘い生地に卵とハムが入ったブリトーみたいなものでした。名前は分からないけどうまかったです。また食べたいです。
さらにその後、モツスープみたいなのを食べてコンビニでアイスを買って、たぶん昨晩はオールナイトで遊んでいた(仕事していた)と思われるお姉さん方の愚痴を聞きつつ(中国語が分からないので愚痴なのかは妄想です)、さて、今日はどうしようかなと考えました。
日本統治時代の建物が残る場所や、故宮博物院に行ってみようかなとも思ったけれど、それだと「見る」だけの観光になってしまいそうです。もっと体験してみたい、そしてなにより暑い・・・。
そういえば、台湾にも温泉があるのを思い出しました。部類の風呂好きなので、これはもう温泉に行くしかない!タオルも持っているし!暑いし!
ということで、電車に乗って温泉へ行くことにしました。
北投温泉(ベイトウ・ウェンチュエン)
ホテルから電車で30分程度。平日ということもあってか、乗客もそんなにいなくて快適でした。丸いトークンを買って乗るのとか、タイっぽいですね。
電車を北投駅で乗り換えて新北投駅へ。北投駅から新北投駅に向かう路線は温泉客だけなのか、電車がすでに浮かれモードになっています。
駅にも浮かれた感じの展示が。これはアガります。
特に迷うことなく新北投駅へ到着しました。で、えーと、あんまり分からないけどこっちに行けばいいのかな・・・。
温泉を目指して歩きます。てくてく。てくてく。立派な公園の中を歩きます。自然をしっかり体感しつつ・・・
ふ、風呂はどこじゃー!!!!!!!!
道の傍らには高級温泉旅館のようなものが乱立していますが、公衆浴場のようなものは見当たりません。ネットで調べると「水着着用」の露天風呂はある様子。水着は持ってきてない・・・絆創膏じゃダメかしら・・・。
もはや「どこでもいいから風呂に入らせろ」状態で歩いていると・・・お!これ!
景泉浴室
景泉浴室 一人150元 観音石池!!!!!!!!
この外観、間違いない!!!!!!!!
中に入ると受付にはおばちゃんがひとり。ほかに客はいない様子でした。身振り手振りで風呂に入りたいことを伝えて案内されたのがコチラ。完璧!!!!!!!!
ふつうのマンションサイズのバスタブと、温泉のお湯(熱すぎない温度)がドボドボ出てくるコック、薄めるための水道の蛇口。自分で好きに貯めて入ることができる個室温泉です。
手荷物も浴室内に置いておけるから、セキュリティの点でも安心。カップル用のふたり風呂や家族用のすごく広い風呂もありました。
どことなく、浅草・観音温泉を彷彿させる雰囲気もサイコーです。
お湯は肌触りがぐりぐりとした感じのパワフルな湯。ぼぼ無色・無臭で、舐めると塩辛さの後に苦さが残る感じ。目に入ると非常に痛いけど、つい忘れて何度も顔を洗ってしまいました。
「お湯に浸かる」ための場所なので、石鹸やシャンプー類、シャワーはありません。タオルも持参です。
ここ、すごくよかったです。つーか、ここに来ないでどこで風呂に入れというのか・・・。カップルで来てキャッキャするのもとても楽しいハズ。
入浴後は涼しいロビーでポカリスエットを飲みつつ、受付のオバチャンと韓流ドラマで一休み。10NTDで使えるドライヤーもありました。
肌がすっかりすべすべになりました。これはいいお湯でした。
さて、今夜は飛行機だしもう汗をかきたくない気分になってきたので、電車に乗って再び台北の中心地へ戻ることにします。
台北市内でランチと台湾シャンプー
電車でスムーズに台北駅まで戻ってきました。
ランチをどうしようか迷ったあげく、再び牛肉麺屋へ。内装もキレイだし、紅茶が飲み放題でよいお店でした。台湾のお茶って砂糖が入っているからおいしいです。
まだ飛行機の時間まではたっぷり余裕があるため、温泉あがりでバサバサのボサボサになった髪の毛をきちんとすべく「台湾シャンプー」のお店を目指すことに決定。
そう、台湾の床屋には手頃なお値段でシャンプー&ブローしてくれるサービスがあるのです。別の国の床屋だと手頃なお値段でブロウジョブしてくれるサービスがあったり、国によっていろいろ違うんだなーと思います。
そして「台湾シャンプー」といえば、イスに座ったままの状態で髪の毛をオナペッツのようにぴよーんと立てながらシャンプーしてくれるあのインスタジェニックなサイケデリックバイオレンスクライムオブビジュアルショック。みんなから「いいね!」をされる写真が投稿できるかもしれません。
日本語で「台湾シャンプー」と書かれているようなお店はハプニングが期待できないので、とりあえず適当な床屋へ訪問して「シャンプーしたい」と伝えたところ・・・まさかの、ふつうに横になってシャンプーするタイプの店でした。座ったままで髪を立てるのとか、ただのパフォーマンスということでしょうか・・・。
でも、このお店もすごくアタリでした。200NTDで超丁寧にシャンプーしてくれて、キッチリとブローもしてくれて、さっきまで温泉あがりでバサバサのボサボサだったのがウソのようです。
さらに、義務として「台湾式 足裏マッサージ」も訪問したけど、こっちは微妙でした。罰ゲームくらいの痛み&大騒ぎを期待していたのに、ふくらはぎとか肩のマッサージが時間に含まれていたので、足裏はそれほど注力されず。うーん、残念。40分で399NTDでした。
ソフトシェルクラブの夢
空港に向かうにはまだ少し早かったので、もう少しだけ界隈を歩いてみました。
そうすると「ソフトシェルクラブ」という張り紙を発見。こ、これは俺の大好きなソフトシェルクラブ(踊る方のクラブじゃなくてカニの方のクラブ)!!!!!! 食べずに死ねるか!ということでお店へ突撃です。
「いらっしゃいませー!」的な言葉で案内されると・・・あれ?回転寿司?昨日と同じように寿司が回っているけれど・・・えーと、えーと・・・。
そして、いくら「ソフトシェルクラブ」と伝えても通じません。味噌スープを持ってきてくれたり、ソフトドリンクを持ってきてくれたり、ほとんど大喜利状態になっています。店員さんに店の外のポスターを見せると・・・(すまんねぇ)
「ソレハ トナリのミセ。ウチはスシだけ」というような回答!!!!!!!
がーん。まぁ、いいけど・・・まさかの2日連続で回転寿司になりました。
ここで思い出されるのが、かつて池袋にあったボッタクリの中華料理屋のこと。そのお店はビルの6階に存在し、同じビルの10階に安くてうまい別の店がありました。で、お客がエレベーターで上ってくるのを見るやいなや、6階で待ちかまえている店員がすかさず「上」ボタンを押すのです。当然、エレベーターは6階で開きます。すかさず「いらっしゃいませー!」と出迎える店員。あれ?もう着いた?でも中華料理屋だし・・・と、気づかずにボッタクリ店へ招き入れられる客・・・。
まぁ、今回はボッタクリとかではなく、単純に2日連続で回転寿司だったというだけですが・・・。
この界隈は若者に人気なエリアなようで、サイゼリアやダイソーといった日本でお馴染みのお店もありました。
ついにこの旅にも終わりが近づいてきました。バスに乗って再び台湾・桃園空港を目指します。
桃園空港 プラザ プレミアムラウンジ
空港に着いたら、すぐにピーチのカウンターでチェックイン手続きを行えました。
チェックインを終えたら保安検査を通過して、空港のラウンジルームへ。ラウンジルームとは軽食やドリンクやコンセントやWi-Fiのそろった和みスペース。だいたいすべて無料なので、飛行機を待つ時間にシャワーを浴びてビールを飲んで巻き寿司食べるとかが可能です。
通常、ラウンジルームはビジネスクラスとかファーストクラスとかの「ええ人」だけが使える場所ですが、楽天のプレミアムカード(ゴールドカード)を持っていると「プライオリティパス」という、どんなクラスの航空券でも空港ラウンジが使えるパスがもらえます。
というわけで、片道3700円のチケットの私でもプライオリティパスを使ってラウンジを利用できました。
ラウンジにはいくつかの種類があり、桃園空港でプライオリティパスを使って利用できるのは「プラザ プレミアムラウンジ」。
各種ソフトドリンクとビールやワインが飲み放題。ご飯も数種類から選ぶことができました。シャワーがないのはちょっと残念。
たぶん、この旅で一番いいモノを食べました。
空港の中にあるレストランは高いし、よく海外へ行く人はプレミアムカードを選んでプライオリティパスをもらっておくとよいかと思います。
そして帰国
飛行機はほぼ定刻通りに出発し、順調に飛んで深夜1時ごろに羽田空港へ到着しました。
入国審査や税関の検疫もあまり行列せずにスムーズに進み、何事もなかったように帰国できました。
・・・まぁ、空港に着いたところで電車は走っていないんですけどね・・・。
台湾旅行まとめ
今回、片道3700円という激安チケットながら大変満喫できました。
現地で行動できたのは朝の10時くらいから翌日の17時ごろまで。そこそこハードに、そこそこゆっくり、ちょっと後ろ髪を引かれるくらいのちょうどよいプチトリップでした。もう一泊できていたらすごくゆったりだろうなーと思います。
台湾って「OLさんの癒やし旅」みたいなイメージが先行していたけど、きちんとディープなアジア感があって本当に楽しかったです。タイやベトナムやカンボジアの雑踏が好きな人にも強くオススメできます。物価は安すぎず・高すぎずですが。
LCCはフライト時間がムチャクチャなので、それも旅気分を盛り上げてくれました。
恐らくこれが、ふつーによい時間のフライトで機内食を食べてビジネスホテルみたいなところに宿泊していたら、体験はまったく違っていたと思います。
うんこ れはハマりますね。LCCでどこまで遊べるか、これからも追求してみます!