夏が近づいてくると、都内でもたまにヒキガエルと遭遇することがあります。ヒキガエルといえば・・・そう、センソです。
センソとは
一部のヒキガエルは、身を守るために目の後ろあたりから「センソ」と呼ばれる毒を出すものがいます。センソの中には医薬品の指定成分「ブフォテニン」が含まれており、それをパイプで吸うとトリップできるとかできないとか・・・
※ブフォテニンは医薬品扱いなので、ヒキガエルからセンソを抽出して勝手に販売すると薬事法に抵触します
私もサイケデリック中二病だったころ、道ばたで出会ったヒキガエルを「うわっ!センソじゃん!」と持ち帰ってしまったことがあります。
ただ・・・大麻みたいな植物と違って、ヒキガエルは生き物なので持ち帰っても大変なんですよね。つぶらな瞳でこちらを見られていては、「ちょっとトリップしたいんで毒を出してもらってよいですか」とは言いづらか良心の呵責に耐えきれず逃がしてしまいました(ムリヤリやってもBADになるだろうし)。
そのため、私はセンソでトリップしたことがありません。
救心に含まれるセンソ
時代は進み、ほとんどセンソのことなんて忘れてしまっていたけれど・・・
どうき・息切れ・気つけのお薬として有名な「救心」ってセンソが入っていましたね!
6粒中に次の成分を含みます。
成分 分量 主な作用
蟾酥(センソ) 5mg 心筋の収縮力を高めて血液循環をよくし、余分な水分を排泄して心臓の働きを助けます。また、呼吸機能を高めて全身の酸素不足を改善します。
引用元:http://www.kyushin.co.jp/brand/brand01.html
ひょっとして「救心」をパイプに詰めて吸ったらトリップできるのでは・・・? え、コレやってみるべき・・・?
※医薬品は正しく使用しましょう。誤飲・誤食・誤喫煙には注意が必要です。
トリップの内容に気をつけましょう
サイケデリック中二病のころは、「飛べれば何でもOK」のような意識でいろいろなことに手を出していました。バナナを干してみたり、ナツメグを一気飲みしてみたり。まさに、「裸なら何でもOK」という中二病マインドと同じです。
しかし、サイケデリクスというのは本当におもしろくて、どれだけ気をつけて摂取してもバッドトリップにしかならないものがあります。
チョウセンアサガオ(ダチュラ)などはその代表格ですね。
ベニテングタケを絶賛している人もいるけれど、個人的には強烈な目眩と吐き気しか体験できず、いわゆるマジックマッシュルームとはまったく違うものでした。
センソのトリップも、もうずいぶん昔から知られている技なのに話題になっていないことを考えると、たぶん強烈にしょーもないのだと思います。
なので・・・俺も大人になったし・・・もうカエルを捕まえたり救心をパイプに詰めるなんてことは・・・しないよしないよ!
※医薬品は正しく使用しましょう。誤飲・誤食・誤喫煙には注意が必要です。