すっかり見落としていました。笑気ガス（別名N2O、危険ドラッグとしての商品名はシバガス）を指定薬物に指定していいかな？という問いに対する、パブリックコメント受付が終わっていました。
【外部サイト】【経産省より：周知依頼】一酸化二窒素（別名：亜酸化窒素）の指定薬物への指定に係るパブコメについて（厚労省：10/23～11/21）
つーかさ！周知依頼とか一酸化二窒素とか、分かりにくいんだよ！RT願とかN2Oとか笑気ガスって書いてくれよ！
笑気ガスは、もともとホイップクリームを作るためのガスとしてアメリカのスーパーなどで販売されており、これに穴を開けて風船などに気体を移し、吸引するとホゲーっとした感覚が味わえます。
【関連】シバガスとは？ 笑気ガス？ 危険ドラッグ？ 合法？SIVAGUS？
で、いつのころからか「シバガス」という名前で危険ドラッグ的な販売をされるようになったため、規制しようとしていますよ、と・・・。
このまま進めば恐らく12月上旬には笑気ガスは指定薬物に指定されると思います。マジックマッシュルームのときはがんばってパブリックコメントを書きまくったけど、無力に終わりました。
まぁ、笑気ガスは作用も超ショートだし、大麻とかLSDとかアレとかコレとかとはまったく違うんで、ぶっちゃけ「しょーもない」と感じていました。ただ、絶対にBADにならないから、「しょーもないものあるけど吸う？」みたいな娯楽には便利だったんですよね。値段もひとつ100円くらいだったし。
今後はコレを持ち帰ると怒られる時代になるんでしょうか。
意識を変容させたいという欲望は、すべての人が持っている根源的な欲求だと私は思います。産まれてからずーっとボケーっと生きていられるほど、この世界はイージーモードに作られていません。たくさんのことを考え、悩み、たまに休みつつ、みんな生きています。
ドラッグによる事故が発生しているのであれば（笑気ガスで重篤なことが起きるとは考えにくいですが）、まず対処方法を伝える教育をすべきではないでしょうか。比較的安全だった合法ドラッグをすべて取り締まった結果が、マーシーですら「あれは毒」と表現する危険ドラッグが産まれてしまいました。
日本はどこに行っても酒とエロばっかりなので、それを楽しめないと生きづらいですねー。体質的にアルコールが一切ダメな俺はエロしか残っていないのか・・・しくしく。
2016年2月追記
医薬品医療機器法（旧薬事法）に基づいて、指定薬物にされることが決定しました。
2016年2月28日以降、亜酸化窒素を含む物質（笑気ガスやシバガス）は医療などの目的を除き製造や輸入、販売、所持、使用のすべてが禁止されます。罰則は3年以下の懲役または300万円以下の罰金です。
アメリカのスーパーで普通に販売されている、あのしょーもないガスがこんな扱いになるとは・・・苦笑しかありません。
アメリカから持ち帰るのはやめましょう。
ゴリラクリニック 笑気ガス吸い放題というのもある
男性向けの脱毛クリニック「ゴリラクリニック」では、4年間無制限でヒゲ脱毛し放題 68,800円に、追加料金 34,800円で笑気ガスが吸い放題!!!!!!!!!
約10万円で4年間に渡って笑気ガスを吸いまくれるわけです。ついでにヒゲもツルツルさ。
これは見逃せない話ですね・・・。