世界中で拡がりつつある、大麻の合法化。かつて「ブッダスティック」で一世を風靡した微笑みの国・タイでもついに医療用大麻が解禁される見通しです!
【外部サイト】タイで医療大麻が合法化へ – ライブドアニュース
タイの麻薬統制局のSirinya Sitdhichai長官は1月16日に麻薬取締法の改正によって医療大麻が医師の処方箋の下で患者に合法的に販売されるようになると表明しました。
(上記ニュースより引用)
一応まだこちらは「決定事項」ではなく、「これから審議される法案」ですが、合法化に向けて大きな反対は起きておらず、このまま可決されることになりそう。
別の報道では、タイ初となる合法大麻畑をSakon Nakhon州で建設する計画も発表されています。
このニュース、個人的にはかなり驚きました。
タイといえば、アンダーグラウンドマーケットは別として、表向きには徹底的にドラッグを取り締まっています。ドラッグで捕まるのは殺人よりも罪が重いと揶揄されるほどです。
しかし、近年は「処罰から治療へ」方向を転換し、「非犯罪化」と「常識的な規制」に向かっていたとのこと。
「処罰から治療へ」というのは、日本でもそうなって欲しいと本当に思います。この「治療」は安易な断薬ではなく、その人を取り巻く生活環境も含めたものであるべきです。
・・・ちょいと話を脱線させます。
私の祖母は高齢になってから、いわゆる「施設」へ入居しました。何度かそこへ訪問してみたけれど・・・どうなんでしょう。自分が高齢になったとき、部屋の中にテレビしかない環境に耐えられるのか心配になりました。レクリエーションと称して皆さんでじゃんけんやったり、手遊びやったり、たしかにそれは「穏やかな老後」かもだけど、すべてを肯定するには戸惑いがありました。
身体を満足に動かすさえできないような高齢者に、大麻を解禁するのはそんなに悪いことなのでしょうか。犯罪につながる可能性なんて限りなくゼロでしょう(横流しされたら危ない、というのであれば現行のモルヒネだって同じです)。
ゆっくりと穏やかな気持ちになり、深い精神の旅を過ごし、食欲が増進する。いつもイライラして何も食べてくれないガンコ爺さんに比べると、はるかに素晴らしい老人ではないでしょうか。
タイでは「医療用大麻」に続いて「嗜好用大麻」が解禁される可能性もあるとのこと。
うーん、老後はタイで過ごしたいな・・・。その方がよほど人間らしく、尊厳のある暮らしができそうです。
このムーブメント、アジアでも拡がっていくのでしょうか? タイは進化していきますね!