先日レビューしたCBDワックスの新製品「VMC オリジナル 和み Nagomi ディスティレート CBD 94% ワックス 1G / 超高濃度 Distillate CBD WAX」。
非常によい製品なのは間違いありませんが、合法な雑草に酔った勢いでカミングアウトをすると、「スゲェの出てきたな！」というような、価値観をひっくり返されるほどの驚きはありませんでした（ごめん）。いや、ふつーに買うならすっごいオススメなんですけどね。予想外ではなかったなと。
それは、同じくCBDワックスの「AZTEC CBD＆VapeMania LimitedEdition ブロードスペクトラムCBD89%ワックス 1G 和み -Nagomi-」をレビューした際に感じた、「もうこれ以上の進化は望めないのでは」という懸念を、残念ながら肯定する結果になってしまったから。
そう。もうCBDワックスはカンスト状態だと思うのです。
極限までに高められたCBD濃度、テルペンを完璧に再現して実現されたフレーバー。もうこれ以上、何を望むというのでしょう？ フレーバーの種類を増やして、最新のマリファナ品種を追いかけたり、ホワイトウィドーみたいな懐かしのフレーバーでオールドユーザーを喜ばせたり？ あとはコスパくらい？？
ここまで、あっという間でした。
私が初めてCBD製品を使ったのは2014年のこと。そのころはVape Maniaさんみたいな正規代理店がなかったので、リスクを覚悟でアメリカやイギリスから輸入しまくりました。
CBDリキッドも、最初は5％くらいの濃度でした。それでも十分感動していたし、CBDワックスが登場したときには「えらいもんが出てきたなぁ」と思ったものです。
そのころとほぼ同じ金額で、いまや90％超の究極の製品が気軽に手に入るのです。ええ時代になりすぎました。
経口摂取のCBDオイルはナチュラルさにこだわると、フレーバーのバリエーションを付けづらいため、こちらも進化がカンスト状態に思えます。
では・・・2020年に画期的なCBD製品は登場しないのか・・・？ どんな進化の余地なら残っているのか・・・？ と考えると・・・
個人的に「もっとがんばれ」と感じているのは、肌に塗るタイプの「CBDバーム」です。
私はこれまで「CBDfx CBDカーミングバーム 150mg」など、数種類のCBDバームを試してみましたが、正直なところ「おおお！すげぇ！」という圧倒的な体験には出会っていません。
少し話が脱線しますが、液体のLSD（リキッド）は、手の甲にポタリと垂らして、ずずっと舐めて使用します（上沼恵美子さんは料理の味見で同じことをやっていました）。
以前、ポタリと垂らすつもりがドバーっと出てしまい、手の甲がリキッドまみれになったことがあります。そうしたら、皮膚から一気に吸収されたのか、まぁ大変なことになりました。
※LSDは1970年までは合法的に使用できました
皮膚からの吸収率は舐めたらアカンものがあるので、CBDバームのような皮膚からの摂取にはまだまだ可能性があると思うのです。
そしてもうひとつ。
新しい大麻製品の開発がさかんなアメリカでは、「THCストリップ」と呼ばれる、オブラートのようなものに大麻の有効成分を入れ込んだ、薄いシート状の製品が注目を集めています。日本では「大麻を凝縮したシート」と言われることもあるようです。見た目はLSDのアシッドペーパーに似ているけれど別物です。
ストリップはエディブル（食品）のカテゴリに属するものですが、CBDグミよりもコンパクトに持ち運びができ、手軽に正確な量の成分を摂取することができます。
↑この、手軽に正確な量というのが（娯楽目的以外では）とても大切です。
たとえば私、飛行機のような狭い空間がとても苦手です。知らないおっちゃんが隣に座ったりしていると、さらに厳しくなります（知らない人は怖い）。
かといって、飛行機の中でヴェポライザーを使ってCBDリキッドをバカスカ吸うのは御法度だし、液体のCBDオイルも「何を飲んでんスか？」と不思議がられるかもだけど、ストリップなら瞬時にペロリと食べられます。
反対に、友人と集まってワイワイやっているときは、ストリップじゃなくてリキッドやワックスの方が楽しいですよね。
日本では大麻の有効成分である「THC」が違法なままなので、「THCストリップ」は販売・所持できませんが、もしCBDだけの「CBDストリップ」が登場したなら・・・旅のお供に、いつも持ち歩きたいと思います。
はてさて、混沌の2020年はどこに向かうのか？ 私が所有している大麻株（草の方ではなく株券の方）もヒドい状態になってきていますが・・・
明るい未来になりますように！