2007年の全米公開から一部フリークスの間で話題となっていた、30日間マリファナ(大麻)を吸いまくる実験ドキュメンタリー「SUPER HIGH ME」。日本語字幕版のDVDは未発売のままで、唯一DMMで配信されていたのが終了してから、長らく見ることができませんでしたが、気がついたらYouTubeでレンタル&販売されていました。
スーパー・ハイ・ミー~30日間吸いまくり人体実験~
アメリカで2番目に有名なマリファナ芸人「ダグ・ベンソン」が自らの肉体を用い、30日間マリファナを吸いまくるとどうなるか?をさまざまな実験を通じて検証したドキュメンタリー映画です。
一番有名なマリファナ芸人はもちろんチーチ&チョン。日本では長いこと字幕版のDVDが正式リリースされておらず、ほとんど裏ビデオ並の扱いになっていたけど、最近ようやくリリースされました。こちらも必見。
舞台となるアメリカ・カリフォルニア州は医療大麻が合法化されており、医者の承認さえあれば大麻薬局でふつーにマリファナが購入可能です。ダグ・ベンソンも無事に(?)医者から認めてもらって、合法的に大麻が吸える身になりました。
注:カリフォルニア州はあくまで「医療目的」に限って承認をしています。旅行者が購入することはできません。
この映画に出てくる人々は、マリファナが日常にあることをごく普通に捉えています。ヘベレケになったときのことを笑い話にしてたり、「俺は興味がないから吸わない」という人がいたり、盲目的に禁忌することもなければ、狂信的に崇め奉ることもしていません。
このくらいの雰囲気がいいなーとホント思います。1g持ってただけで大騒ぎしたり(カリフォルニアは1オンス=28.5gまでの不当所持は100ドル以下の罰金刑)、「大麻解禁」をGHQの陰謀とかオイルマネーの陰謀とか伊勢神宮の成り立ちとかと絡めてヤッキになって進めるのって、どうも馴染めません。
カリフォルニアのフリーペーパーは医療大麻の広告で溢れかえっています。医療用だけではなく、嗜好用で合法化される州も増え、この流れが今後どうなるか楽しみです。
スーパー・ハイ・ミー、おもしろいですよ!日本でも早く、笑い飛ばせるくらいになりますように!