麻原彰晃の死刑執行は早すぎる

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オウム真理教の元教祖・麻原彰晃が逮捕されて早20年。死刑が確定しているため、いつ・いきなり執行されるのか分からない状態です。

しかし、獄中の姿を知るたびに「いかに日本という国が麻原彰晃を大慌てで封印したか」が分かってしまい、死刑執行は早すぎると思うのです。

現在の麻原彰晃は独房で糞尿を垂れ流し、汚物にまみれた状態で日々ボケーっと過ごしているとのこと。さて、なんで60歳になったばかりの人が糞尿垂れ流しになるのかというと・・・弛緩剤の大量投与だと推測します。

逮捕直後はマトモでした。しかし、マトモすぎるが故に手に負えないと思った人たちが、何かのクスリを大量に投与していたようです(注射を打たれていたとか食事に白い粉がまぶされていたという目撃談アリ)。

マンガの「AKIRA」で、覚醒したAKIRA(世界を滅ぼすパワーを持った少年)を封印すべく、大急ぎで冷凍室を作った話を思い出しました。手に負えないと分かったら、恥も外聞もなく大慌てで封印する。後のことは後から考えるとして、とにかくまず封印する。

麻原彰晃も同じです。彼に法廷でマトモなことをしゃべられたら世論が許しません。この「許さない」対象は麻原ではなく、司法制度です。裁判とか弁護とかどーでもいいから、さっさと吊るしてしまえと誰もが願っていました。手に負えないものはマトモに扱わず、廃人にして封印です。

なんの解決にもなっていない。なんの勉強もできていない。次にまたこんなことが起きたとき、未来の人たちは「なんで学ばなかったの?」と思うでしょう。

もちろん、彼らが関わった犯罪行為は許しがたいものです。だからこそ、なぜそうなったのかを(他人の推測ではなく)きちんと知りたかったなと残念に思います。

僕らはいまマトモな未来へ進んでいるのでしょうか。それを知るためには、過去から学ぶことがとても大切だと思います。