エサレンマッサージを体験してみた2

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エサレンボディワーク東京はネットから事前予約が可能。施術者を指定することもできたけど、初めてなので適当に予定が空いているところで予約してみた。当日、ノシノシと吉祥寺へ上陸するマゲオ。この街も、ずいぶん変わったような・・・相変わらずなような・・・。

駅から数分だけ歩いた路地の先、ビルの二階にエサレンボディワーク東京があった。

中に入り、ハーブティをいただきつつカルテを記入。えーと、名前は「マゲオ シュウジロウ」で・・・と、ここで問題発生!不埒な客からお店を守るためだろうけど、カルテを正しく記入いただけない方はIDを見せてくださいとの注意書きが。

・・・マズイ。ネット予約もカルテも全部偽名のマゲオで書いてしまった・・・いまさら本名には変えづらい・・・。

ということで、「すんません偽名でした」と告白してIDを提示。ま、DMが送られてくるわけでもないし、ずーっと偽名のままでもよかったのかもだけど、後ろめたい気持ちはなくしておきたかったのでちゃんとやることに。

カルテをすべて記入すると、エサレンのことは知ってますか?とか、お疲れのところはありますか?という簡単なやり取りの後に奥の間へと通された。

その部屋はビルの2階であることを忘れさせるような空間。豪華ではないけど、簡素で美しく、なにより不要な音がなく、田舎の古民家のような静かで心地よい場所だった。

着ている物をすべて脱いでうつぶせで施術台へ横たわる。午後の日差しをほんの少しだけ感じられて、プチトリップ気分。

「それでは始めて行きますね」

エサレンマッサージがスタート。それはもう・・・実はほとんど覚えていない・・・。

今回はオイルマッサージに加えて「手当て」と呼ばれる手技も取り入れているということで、グイグイと動かしたり流したりばかりじゃなく、一点に手を置いて(たぶん何かを「送る」)治癒もあり、時間が経ってくると「あれ? いまどこに手を置いてるの? 背中と腰が同時に触られているような??」という、よーわからん極楽の境地にいたり始め・・・。

そして男性諸氏が気になるであろう全裸でのマッサージは、もちろんいやらしさは皆無で、全身リラックスしすぎているんで誤ってエレクトすることもなく、体にかけられた大判のバスタオルを巧みに使用されるため、恐らく我が愚息を見せつけることもなかったと思う。心身共に開放し、考えることも、悩むことも、遠慮することもなく、何もない時間。何もないというのは、それだけ満たされている時間。

終わった後の外の風はまた格別に気持ちよかった。

もちろんこれは吉祥寺での体験であり、わずか90分、マッサージだけを体験したときのこと。カリフォルニアのビッグサーへ数日滞在して毎日ずーっとヒーリングを体験するのとは違うと思う。だけど、わずかながら、希望の先みたいなところでビッグサーの風を体験することのできた非常によい時間だった。