近年、日本でも注目を集める「リトリート」というヒーリングツアー。ヨガやサウンドヒーリングなどを通じて心身のバランスを取り戻す、癒しの小旅行ですが・・・
古来よりシャーマンが聖なる儀式に使用していた「アヤワスカ」による「アヤワスカ・リトリート」なるものが注目を集めています。
トリップアドバイザーにも載ってるぞ。
【外部サイト】2018年 Etnikas Ayahuasca Retreatsへ行く前に!見どころをチェック – トリップアドバイザー
本日は、アヤワスカ・リトリートについてご紹介します。
※本記事は日本国内・国外における違法行為を助長する目的のものではありません
アヤワスカとは
アマゾン原産の植物から作られる液体のサイケデリクス(幻覚剤)。グビグビと飲んでしばらくすると、視覚や聴覚、思考に変化が訪れます。
そのメリットは史上最強とも言われており、よくも悪くも数々の伝説を残しています。
数多くのサイケデリクスを研究してきたテレンス・マッケナいわく「アヤワスカはエイリアンと交信できる」とかなんとか・・・。
アヤワスカ・リトリートとは
かつては、アヤワスカを飲みたくなったら、現地(主にペルー)のシャーマンや手配師にコンタクトを取り、決して快適とは言えない環境で、どこまで信頼してよいのか分からない人々とともにセッションを受けるのが一般的でした。
旅慣れた人以外には敷居が高く、セットとセッティング(気持ちと環境の状態)も万全とは言えないものが多くあり、そのことを原因として精神に悪い影響を受けた人もたぶんいます。
そういった面倒や不安を大幅に取り除いたのが、アヤワスカ・リトリート。
アヤワスカを専門のガイドの監督下で飲み、安全・安心に配慮しつつ不思議体験ができるツアーです。
※アヤワスカは医薬品ではありません。特定の疾病や精神疾患を治癒するものではないため、少しでも不安要素がある人は受けるべきではないと思います(個人の見解です)
アヤワスカ・リトリートの例
ペルーで開催されている、Pulse Tours主催のリトリートイベントは以下のような内容です。
- 4回のアヤワスカセレモニーをシャーマンとともに
- カエル毒から作られたKamboのセレモニーをシャーマンとともに
- Nunuのセレモニーをシャーマンとともに
- 3回のフラワーバス♡
- 6泊7日の宿泊
- ペルーの街・イキトスからの送迎
- 地元ガイドと毎日のジャングル探検
- 各種設備を揃えたフィットネスセンターの利用
- インターネットへの接続
- 毎日の食事。果物は食べ放題
- 追加オプション:5-MeO-DMT
Ayahuasca Amazon Experience | 7-Day Retreat | Pulse Tours / Arkana Ayahuasca Retreatより(翻訳はざっくりです)
このように充実した内容で・・・お値段1,380ドル(約15万円)なり。
カエル毒から作られるKamboについてはこちらの記事からどうぞ。
アヤワスカ・リトリートはどこで行われている?
アヤワスカ・リトリートの多くは、アヤワスカの本場・ペルーで行われています。数は多くありませんが、オランダやコロンビア、エクアドルでもアヤワスカ・リトリートがあるようです。
世界中のアヤワスカ・リトリートを探せるページが超便利。
【外部サイト】Find and book Ayahuasca retreats around the world. Ayamundo.
数日の宿泊を伴うリトリートではなく、日帰りでアヤワスカ体験ができるプランもあり、日帰りならお値段も200ドル程度とお手軽です。
アヤワスカ・リトリートはオススメ?
私は、すべての人がアヤワスカのようなサイコアクティブなものに接するべきであるとは考えていません。いたずらに自分の精神を変容させると、それまでの自分に帰って来ることができなくなるかもしれません。
微妙に都市伝説になりつつあるけれど、大阪の個室ビデオボックスに放火して多数の死者を出した事件の犯人は、アヤワスカを飲んだ後だったという話もあります(その当時は日本でもアヤワスカを気軽にグビグビ飲めました)。
いざというときの対応がペルー語だったり英語だったりすると、細かなことを伝えられなくて大変なはず。まったく初めてのものを、まったく初めての人が、まったく初めての場所で摂取するのはリスクの方が大きいと(個人的には)思います。
それでも、求めている人が安全に摂取できるのは喜ばしいことではないでしょうか。
世界は変化していますね!