青井硝子さんが逮捕されてしまったことについての個人的な思い

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すでに各所で情報が回っているとおり、アヤワスカ・アナログの発明家で、「雑草で酔う」の著者である青井硝子さんが、「麻薬及び向精神薬取締法違反幇助」の容疑で京都府警に逮捕されてしまいました。

※アヤワスカ・アナログってのは、いろんな(ふつうの)植物を加工して、南米のシャーマンが使っているサイケデリクス「アヤワスカ」っぽくしたもの。DMTという有効成分がガッツリ効きます。

ただ、逮捕の報道も若干の疑問符付き。

【外部サイト】麻薬かお茶か?逮捕に波紋 原料の植物は幻覚成分含むが | 共同通信

幻覚成分を含む茶を販売したなどとして、麻薬取締法違反のほう助の疑いで、販売サイト運営者の男(33)が京都府警に逮捕されていたことが20日、分かった。弁護人は「原料の植物は麻薬ではなく、茶にすぎない」として不当逮捕と反発している。

男は農業を営み、青井硝子の名で雑草に関する著書もある。

※上記サイトより引用

「雑草に関する著書」ってすごい言われ方ですが、その書籍の担当編集の草下シンヤさんからも見解が出されました。

逮捕の報道で転売ヤーが素早く動いたのか、雑草に関する著書は軒並み売り切れになっています。

※草下シンヤさんのツイートによると「事件の結論が出るまでは書籍の販売を続けます。Amazonにも補充されます」とのこと。焦るなみんな!

逮捕の容疑は「(違法成分である)DMTを含むお茶の原料をインターネットで販売し、購入者がDMTを含んだお茶を作って飲むことができるようにした」こと(なので、書籍は関係ないです)。逮捕したのはインターネット案件に強い京都府警です。繰り返しますが、書籍は関係ないです。

私は過去、何度か青井さんにお会いしたことがあります。

ここでは、個人的な思いを書かせていただきます。

青井さんの存在や、アヤワスカ・アナログの話を知ったとき、衝撃を受けました。

完全に「新しい世代」だと思いました。

私たち(第三次薬物汚染と言われた90年代末期〜00年代を過ごした世代)は、海外から持ち帰ったり、仲間内で使ったりするのが一般的でした。「すべては自己責任」の「行き当たりばったり」だったので、精神を壊したり、自殺してしまう人もそこそこいました。

しかし、青井さんはアヤワスカ・アナログの製造方法をネットに公開し、たくさんの人と議論を行い、安全に使用できるようにメンター(指導者)を育て、各地で「お茶会」という、アヤワスカ・アナログを飲むための気軽な集いを開催していました。

なんだろな。私たちの世代にあった「知ってる人は使うけど、わざわざ誰かに教えるのは(危険もあるし)ヤボだよね」という暗黙の了解を、あっさり超越していたのです。

私は大麻とLSDとマジックマッシュルームとMDMAがあれば十分なので、DMTのアヤワスカ・アナログには大きな興味を持たなかったのですが(本物のアヤワスカで壊れた人も見てきたし)、そのカルチャーの育て方は本当にカルチャーショックでした。

※余談ですが、ラッパーのRED EYEさんの存在を知ったときにも「新しい世代」という衝撃を受けました。それ以降、このブログの更新頻度は減りました

しかし、今回は青井さんが行っていた「情報を公開して安全に使用できるようにする」ことが裏目に出てしまったのです。

すごく悩ましいです。

私たちの世代のように「分かってるヤツが使えばいいよ」というスタイルのままだったら、危険ドラッグがブームになっていたときのように、いろいろな事故が起きるかもしれません。

かといって、「安全のために情報を公開する」と、「麻薬及び向精神薬取締法違反幇助」になってしまう、と・・・。

一般的に「持っていても売るな」と言われます。あなたがどこかで大量のLSDを手に入れたとして、それを「持っている」のと、「売る」のでは、抱えるリスクがまったく違うぞという古人の戒めです。

では、私たちはどのようにしてサイケデリック体験を共有していけばよいのでしょうか。私たちが深く考え、気づくことはそんなにも反社会的な行為なのでしょうか。

まだちょっと考えがまとまりません。追って追記するかもです。

・・・たぶん不起訴だろうし、最悪でも弁当付きで終わるだろうけど、応援しています!!!!!!!