失敗するフェスを作って大金を集める方法を思いついたので共有する

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本格的なフェス/イベントシーズンがやってきました。最近はSNSを使ったり、Peatixみたいなチケット販売サイトを使ったりして、個人レベルでもカンタンにイベントを運営できるようになりました。

今日は「失敗するフェスを作って大金を集める方法」を思いついたので共有します。

失敗するフェス/イベントを作ってみよう

フェス/イベントで大変なのは「集客力」と「実現力」です。「企画力」はいろんなところからパクればいいと思います。水鉄砲があればウォーターバトルイベントを作れるし、水風船を大量に作れるやつもお手頃です。

サンタクロースとかのコスプレして走るイベントだったらほとんど何も準備は必要ありません。DJブースもMacと小さなスピーカーがあればいいし、飲食はソーセージでも焼いていれば十分でしょう。フェスという言葉の解釈は人それぞれです。

プロジェクターもすっかり高画質&低価格になったので、屋外で映画上映なんかも楽しそうですよね。省電力のLEDタイププロジェクターなら、モバイルバッテリーから駆動させることも可能ではないでしょうか。

とりあえず話題になっているものを複合させて、泡とローションと豆とボールにまみれながらゾンビと水鉄砲で戦ってクラフトビールを蛇口(実際は蛇口ではなくビールサーバになります)から注いで色の粉をまき散らしつつLEDを光らせてヨソで名前を聞いたことがないDJがパーリーを盛り上げながらジビエ肉を焼くシェアリングイベントとか書いておけば大丈夫ではないでしょうか。

集客力をどうするか

集客力のカナメは「SNSでシェアされやすいもの」です。ネットで拾ってきた画像にキャッチコピーを入れたり、やたらと「世界初」をアピールするのがよいと思います。

そして、「世界初」と付けるときには、なるべく意味不明な言葉と合体させるとメリット的です。

たとえば、「世界初のわんこ蕎麦食べ放題フェス」だと「あ、わんこ蕎麦を食べるんだね」と理解されてしまい、イベントに興味を持ってもらえません。

しかし、「世界初の質量保存の法則を超越したフェス」のような名前だったら「え?それなに?」と興味を持ってもらえます。どうせみんな質量保存の法則なんて覚えていないから適当な解釈を書いて「以上の点から、私たちはこのフェスを世界初の質量保存の法則を超越したフェスと呼びます」みたいにしておけば大丈夫です。「世界初のハダカになるヨガ」という名前にして「ココロの壁を取り除いてハダカになれる時間です。ウェアは脱がないでください」とかさ。

なるべくキャッチーに、興味を持ってもらえることが大切です。読ませるより踏ませる、これが2010年代のネットの基本です。

実現力をどうするか

イベントの企画を立てて、集客もできてきた。あとは実現するのみですが・・・

今回の目的は「失敗するフェス/イベント」です。実現する必要はありません。というか、そもそも実現できないことの方が「そんなのハジメテ!」という反応になって集客力が上がるので、うまく利用してみましょう。

たとえば、一切の有料イベントが禁止されている代々木公園で映画上映をするとか、水鉄砲バトルをするとかデッチあげてみたり、同じく有料イベントが禁止されている新宿御苑でヨガイベントを仕掛けてみたり。会場には無許可で名前だけ書いて「現在調整中です」というのもアリですね。

ほぼ確実に中止に追い込まれるので(中止せざるを得ないので)、あたかも「精一杯努力したんだけど今回は残念でした」という雰囲気に持ち込みましょう。ここでいかに共感してもらえるか、一緒に残念がってもらえるかが大切です。そのためには自分をイベントのプロだと思わせてしまってはダメです。

「ふだんは会社員です」とか「学生団体です」という素人アピールをたくさん行っておきましょう。プロが企画しているものが中止になったら炎上するけど、素人さんなら同情されます。

運営母体は○○実行委員会で

もちろん、失敗続きだと信用を失ってしまいます。バカ正直に名前を出さず、すべてのプロジェクトは「○○実行委員会」という名前で運営しましょう。毎回名前を変えておけば失うものはありません。

サイトの下の方に「担当者」の名前を書くのもデタラメで大丈夫です。誰も本名なんて確認していません。突っ込まれたら「ビジネスネームです」と返答しましょう。叶姉妹が本当は金持ちでもなければ姉妹でもないように、やまぐちりことやまぐちりくが本当は何の関係もないのと同じです(これには騙されていた・・・!)。

フェス/イベントが頓挫した後は・・・

頓挫したら「今回はゴメンナサイ!せっかく予定を空けてもらっているし、別のイベントをやります!」と誘導してみましょう。

別のイベントは代々木公園でピクニックするとか居酒屋で飲むとかでいいと思います。会費はバカ高くしてもバレません。なんだったら「イベントの準備でかかった費用があるので」とか書いておきましょう。

カルトもブラック企業もフェス/イベントも「運命共同体」であるという意識に持って行ければ簡単に人を動かすことができます。「あの子が頑張って企画していたものが中止になった。今回は残念だったけど、いつか実現できる日が来たらいいな」と思わせることができたらパーフェクトです。

ふつーに「代々木公園で飲み会やりまーす」だと誰も集まらないところが、こうすることでものすごくたくさんの人を集めることができます。「フェス代より安いし」と錯覚してしまい、サイフのヒモも緩みます。

これが「失敗するフェスを作って大金を集める方法」です卍

敗者に共感するのはとても危険

「成果主義」や「格差社会」の反発なのか、敗者でも認めてあげようという風潮があるのは危険性を孕んでいると思います。

たとえば「以前は○○をやっていましたが、逃げ出してしまいました。今回こそリベンジです!」みたいなのがネットにはたくさん存在しています。

ふつーに考えたら、逃げ出されたプロジェクトの関係者はたまったもんじゃないし、新しいプロジェクトに取り組むのなら過去のことは必要ないはずです。だけど、失敗をアピールすることによって「がんばってね!」という気持ちになる人もいます。Facebookに「最近ちょっと鬱っぽい」と書いている子へ「大丈夫?」とか「ムリせずがんばりなよ!」というコメントが集まっていて、本当にみんな優しいなーと思いました。

もちろん、失敗したら二度と表舞台に出てくるなということではありません。

失敗をアピールすることによって「意識にバイアスをかけられてしまう状態」が危険だと思うのです。

DV夫がたまに見せる優しさに触れて「本当はいい人なんです」とか、本当にいい人だったらDVしないだろ!!!!!! というのと同じです。

ネットは真実を知るためのツールだったのに、いつの間にか人の意識を簡単に誘導できるツールになってしまいました。マスコミは一切報道しようとしませんが、私は前戯がとても丁寧です。

たまに立ち止まって冷静に考えてみること、オフラインになってみることが大切だと思います。