ちょいと話題になっていたこちらの話題。
【外部リンク】電源が入らなくなったPCを開けたら現れた信じがたい光景とは? – GIGAZINE
パソコンが動かなくなったんで分解してみたら、グラフィックボードにキノコが生えていた!さらにそれはマジックマッシュルームだった!ということですが・・・フェイクですね。以下、マジックマッシュルームの栽培が合法だったころに私が育てていたキノコ写真を添えて検証です。
目次
マジックマッシュルームが子実体を作るのにはホコリだけでは不可能
キノコは、まず「菌糸」が成長し、さらに栄養分を使って「子実体(キノコそのもの)」が生えてきます。マジックマッシュルームの栽培にはかなりしっかりとした培地が必要なので、ホコリだけでは栄養不足です。ハトのエサ(トウモロコシなどの雑穀)とか、牛のウンコがパソコンの中に入っていたなら可能かもですが。
上記の画像では、ハトのエサに菌糸を充満させた後に腐葉土と土を1:1程度で混ぜたもので発生させています。
マジックマッシュルームにはかなりの湿度が必要
ペットボトルで栽培していたころ、ペットボトルの内側がうっすらと曇るくらいの湿度にしていました。パソコンの内部に同じくらいの湿度があったなら、金属部分がもっと劣化しているはずです。上記画像は、ペットボトルに濡れティッシュで栓をしています。
マジックマッシュルームは光のある方向へ生長する
ペットボトルのまわりにアルミホイルを巻いて遮光しているのはこのためです。遮光してないと、すべての方向にキノコが生えてしまいます。今回の画像は一方向にキノコが生えており、不自然です。
マジックマッシュルームの生長は早い
子実体(キノコそのもの)になってからの生長はものすごく早いです。数日見ていなかっただけで、カサが開いて胞子を振りまき始めます(画像右側)。今回の画像はあまりにタイミングがよすぎる状態です。
・・・というわけで、元キノコ栽培家のマゲオとしては「フェイク」と認定します!!!!!!!!