「みんなでやっぺ!!きれいな6国」に戸惑う

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福島原発の脇を通る「国道六号線」、通称「6国(ろっこく)」。10月10日に、6国のゴミ拾いをやろう!という呼びかけが行われ、反原発の人たちを中心に反対の声が広がっています。

【外部サイト】みんなでやっぺ!!きれいな6国(PDFファイル)

反対している人たちは「これはゴミ拾いじゃなくて除染」と憤り、ゴミ拾いを呼びかけているNPO法人「ハッピーロードネット」の代表が「憲法改正1000万人ネットワーク」代表発起人のひとりでもあるということで、いわゆる「安倍政権寄り」と見なして炎上に輪をかけているようです。

※このNPO法人は震災前・安倍政権前から活動を続けている団体です。

ゴミ拾いエリアは6国の新地町からいわきに至るまでの50km。浪江地区、富岡地区で作業をするのは大人限定とのこと。

後日追記

「みんなでやっぺ!!きれいな6国」に参加してみました。顛末はこちらより。

【関連】「みんなでやっぺ!!きれいな6国」に参加してきました【福島】

私は去年、このエリアを訪問しました。そのころはまだ6国が浪江地区、富岡地区内は通行禁止だったため、

2014-06-03 14.55.56

ここらへんまでで引き返しました。今回のゴミ拾いだと「6番」というエリアですね。

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そこへ至るまでは汚染土の袋がたくさん道路脇に積み上げられた道を・・・

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通行止めに戸惑わされながら走りました。泥棒を警戒してパトカーもたくさんいました(悲しいことに、泥棒はたくさんいます。今年の台風18号の被害地域にも泥棒がたくさん出たとのことです)。

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除染作業もいろんなところで行われていました。

しかし、反対にこのエリアに近づくまでは、ごくふつうの日常の光景でした。コンビニも営業され、子供たちが外で遊んで、野菜が元気に育っていました。

私はフクシマについてのさまざまな情報は個人・家族が判断すべきことで、その立場とは関係のない外野がヤイノヤイノ言うべきではないと考えています。

それでも、今回のゴミ拾いボランティアには戸惑います。

過去(震災前)にも同じようなゴミ拾いをやっていたから、そのころを思い出して作業をしたい(生活を戻したい)という願いや、子供たちに地元をもっと好きになって欲しいという願いがあるのだと推測していますが、

ぶっちゃけ、道路脇のゴミって「大人が出しているゴミ」ばかりなんですよね。タバコの吸い殻とか、空き缶とか。子供たちはそんなの捨てません。

その大人が捨てたゴミを子供に拾わせることが、そもそもどーなのかと。

※今回のボランティアは「子供限定」ではありませんが、かといって浪江地区、富岡地区以外は大人限定にもなっていません。

大人たちがやってきたこと、悪いことを、さりげなく、さもそれがいいことのように、子供に押しつけたくはないと考えています。

フクシマ、また行きます。