スマホやタブレットとBluetoothで接続して使用するキーボードのレビューです。
これは何?
スマホやタブレットとBluetoothで接続して使用するキーボード。切り替えスイッチを使うと、Windows/Android/iOS機器をスムーズに切り替えられるので、ひとつのキーボードを複数のスマホ/タブレットで使い分けることが可能です。
キーの配列は日本語配列ですが、キートップにグレーで薄く何か書いてある・・・と思ってよく見てみると、英語配列でのキーが書いてありました。
改めて説明すると、キーボードには「日本語配列(JIS配列)」と「英語配列」の2種類があり、記号のキー位置などが異なっています。外付けキーボードを使う際には「いま接続しているのは日本語配列のキーボードですよ」とか「英語配列のキーボードですよ」というのを、接続先のスマホやタブレットで正しく設定しないと、「アットマークを押しているつもりなのに別の記号が出てくる」といった不具合が生じてしまい、「アットマークはどこにあるんだよ!」と、すべてのキーを押しまくって探すハメになってしまいます。キーボード設定大事。
しかし!一部のスマホやタブレットでは、標準でこのキーボード設定を変更できないものがあります。私が使っているASUSのZenFone5やZenPad 8.0がまさにそれで、どんなキーボードを接続しても英語キーボードとして認識されてしまいます。
そんなときも(どんなときも)、このキーボードなら英語配列での記号もキーに刻印されているので分かりやすいです。
キータッチはプラスチックな感じで気持ち浅め。新MacBookのようなペナペナと薄すぎるようなタッチではないけれど、従来のMacBook Proなどのタッチより、わずかにストロークが浅いです。
そして、最大の特徴はスマホスタンドも兼ねているキーボードカバー。パカっと開くとキーボードの電源が自動でON。右側にはマイクロUSBの充電端子と電源ボタン。
キーボードカバーにある、絶妙なスキマにスマホやタブレットを立てることが可能です。
角度はふたつから選べます。斜めな角度はノートPCのようにキーボード入力がしやすいです。
垂直に近い角度にすると、映像コンテンツを見るときに最適です。
本体とキーボードカバーは磁石でひっついているだけなので、取り外しも可能。この磁力も、強すぎず弱すぎずいい感じ。
スキマに立てているだけなので、もっと不安定かな?と思ったけれど、想像以上にちゃんとしています。電車の中で膝の上に置いて使ってみたところ、通常のノートPCのように利用が可能でした。
8インチタブレットのZenPad 8.0を横置きにするとこんな感じ。なかなかキュートです。10インチクラスのタブレットでも大丈夫そうです。
縦に置くとこんな感じ。
重量は374グラム。外装はすべり止めメリットの高いラバー(ゴム)地になっているため、すべらないけどホコリなどが付着しやすいように感じました。
縦の幅は文庫本とほぼ同じです。
キーボードカバーを開閉と連動して電源がON/OFFされるのは実に快適。待たされることなく、ささっと認識されます。
カッチリとした作りなのでキーボードが「たわむ」こともなく、しっかりとタイプが可能。音量の上下ボタンや音楽の再生/ストップボタンも付いていて便利です。
シンプルにテキストを入力するだけなら、ノートPCを使わなくても十分な感じです。最近の私はタブレット+このキーボードを外出時の簡易作業環境として使っています。ノートPCをテザリングさせるような手間がないので、ささっと開いてメールを書いて送信して、というのが簡単に行えます。
唯一の難点は、本体右側に付いている電源ボタンを間違えて押してしまい、ペアリングが解除されてしまうことがあります。これ、押しボタン式じゃなくてスライドスイッチとかにして欲しかったです。
総合評価はかなり高いです。これを使わない日はないくらい。かなりオススメです!