画像投稿SNSのInstagram(インスタグラム)。雑誌を見るような感覚でボケーっと眺めるには、居心地がよいコミュニティです。Twitterみたいに空中DISもいきなりのリプライもないし、Facebookみたいに意識高いこととか子供や犬の日常を書かなくてよいし。
私も、ひどいメシとかくだらない看板とか新しいタトゥーとか亀甲占いの結果をよくインスタへ投稿しています。
で、若い女の子がインスタにハマる理由について対談した記事がおもしろいです。
”インスタジェニック”至上主義!? 平成生まれ女子たちがInstagramにハマる本当の理由
http://kakeru.me/instagram/post-3198/
聞き手は昭和の古い女性、語り手は平成生まれの女の子。読みやすい対談ですが、いくつか抜粋すると・・・
- TwitterでできることはすべてInstagramで可能
- Twitterは文字を書かなくちゃだけどInstagramは写真だけなのでお手軽
- なんでもかんでも投稿する。でもちょっと美化する
- インスタ映えする写真「インスタジェニック」を意識してしまう
- モノゴトの判断基準のひとつに「SNS映えするかどうか」が無意識レベルである
- Instagramでフォローするのは憧れる人
などなど・・・。その中でも
- インスタ映えする写真「インスタジェニック」を意識してしまう
- モノゴトの判断基準のひとつに「SNS映えするかどうか」が無意識レベルである
が、特に気になりました。具体例も挙げられていて、
ランニングイベントに出るとしたら、普通のマラソン大会よりカラーランとかバブルランがいい
という意識。なるほどー。ていうか、この子らすごく頭いいな。たとえ名人だな。
インスタジェニックとはなにか?
写真映えするものを「フォトジェニック」と呼びます。その造語で、インスタ映えするものを「インスタジェニック」と呼んでいるようです。インスタに投稿したくなるような写真、投稿して恥ずかしくない写真といったものでしょうか。
彼女たちは日常的に「これ、インスタジェニックかな?」というモノサシで判断をしているとのこと。キレイなもの、素敵なもの、楽しいものでまわりを満たし、自分を輝かせる。なるほどなるほど。
女の子がそういった欲求を持つことは、なにも今に始まったことではないし、十分理解できます。インスタより前の時代だったら、プリクラ手帳がそんな役割だったのだと思います。
ただ、インスタ時代はその拡散力がケタ違いです。一気にバズらせることができます。
というわけで・・・今後、イベントをやるときは「インスタジェニックかどうか?」を意識するのがオーガナイザーに取っても重要なポイントになりそうです。
私はこう思う
インスタジェニックかどうか?という観点から考えると、私がやっている「完璧な暗やみイベント」なんて、写真を撮るどころじゃないのでまったくもって失格ですね。なんてこったい!モテない理由がようやく分かったぜ!
んで、昭和の古い女性からすると「そんなに見た目や他人の視線を気にしてどうするの?」という意見もあるようですが、私はまったくそうは思いません。
素敵なモノを日常にちりばめれば、素敵な日常になっていきます。単純明快です。それだけです。私も、おもしろい人と知り合いたい、おもしろい日常にしたいという思いで、ネットを使って情報発信を続けまくってきて、ずいぶんおもしろくなりました。
その中から、少しずつ本当に自分が好きなものに気づいていって、アイデンティティを固めればよいだけだと思います。
女の子には存分にキャッキャして、キラキラしてもらいましょう。案外、世界を平和に保つキッカケはそんなものかもしれませんよ。