65歳女性が四つ子出産で思い出すこと

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65歳の女性が卵子の提供を受けて人工授精して妊娠26週目で帝王切開にて650グラム~960グラムの四つ子を出産したニュース、いろいろ考えさせられます。

【ベルリン共同】ドイツのメディアは23日、ベルリンのアンネグレット・ラウニックさん(65)が、四つ子を帝王切開で無事出産したと報じた。四つ子を産んだ母親としては世界最高齢という。

ソース:47news

出産というのは掛け値なしに尊いものかもです。しかし、すでに子供が13人、孫が7人いる状態で、1,000g以下の超低出生体重児を母胎に危険を及ぼしてまで出産すべきなのか?は、う〜ん、複雑です。

そこらへんは親族・家族で話し合ってもらうとして・・・ここから話を強烈に脱線させます。

あれはもう7年くらい前・・・当時、平日は東京で仕事をしながら、週末は大阪でも働いていました。土曜のアサイチの新幹線で大阪へ行き、打ち合わせをした後にビジネスホテルへ泊まって作業、日曜日に完成したものをお披露目して、最終の新幹線で東京へ戻るという日々。

まぁ、そんなだから「金はあるけど肉体はボロボロ」という状態で、あるとき、ビジネスホテルの電話の上に「マッサージのご用命はフロント9番まで」という札を見つけました(あるよね)。

うん、これは、頼んでいいよね。40分4,000円とかだし、まぁモミモミしてもらって少しは楽になって眠れば明日もがんばれるかな。そんなことを考えて、深夜1時ごろフロントへ電話。しばらくして、70歳くらいのおばあちゃんがやってきました。

「兄ちゃん、仕事?どっから?」

「あ、東京からです。夜なのに大変ですね」

「まーウチら、ずっとこれやってるさかいなー。もう慣れたもんやで!」

コテコテの関西弁に、コントのようなルックス。すでにこちらはシャワーも浴びて寝る直前モードだったので、ホテルに備え付けの浴衣の上からモミモミツボツボ・・・。

ま、ぶっちゃけ微妙ですな。老婆ということもあって癒され感は皆無ですな。まぁこれで終わったら寝て、明日は8時に起きて・・・そういやマドンナの上に乗った日本人ってジェット浪越さんしかいないのかな・・・

そんなことを考えてたら、ついウトウトし始めて・・・お時間終了5分前くらいになったとき・・・

・・・あり?

「兄ちゃん、どうする?」

・・・あり??

「よく眠れるようになるけど、どないする?」

・・・ありり?

「1万円でいいで」

・・・!!!!!!! なんと、半眠り状態でスキだらけだった俺の浴衣の小脇から、老婆の手が股間に伸びて愚息をまさぐっている!!!!!!! そして頭がボケーっとしてたけど、1万円というすごい金額をフっかけられている!!!!!!!

「なんや兄ちゃん、金なかったら○○なら5,000円で○○なら3,000円でもええで」

そしてどんどんメニューが細分化されている!!!!!!!

「もし、延長してくれるんやったら、助かる。はよ言うてな。お互いメリットある話やろ」

いや、もはや理屈が分からないが諭されている。ようやく頭がシャッキリして思考が戻ってきたぞ。

「えーと・・・ばあちゃん・・・」

1万円でシャレが買えるならアリだろという悪魔のささやきを聞きつつ、目の前にいるのは完璧なる老婆。熟女と呼ぶには完熟過ぎる老婆。これはシャレがキツイのでは・・・1万円払うならふつーに好みの子を抱けるような・・・。

しかし、不思議なもので「ヘタに断ったら相手を傷つけるかもしれない」という、妙なやさしさが出てきました。なんとなく、「友達だと思っていた男に迫られてどう断ろうか悩む女性」の気持ちが分かりました。なんかうまい言い訳を考えねば・・・

「えーと、あ!あの、俺、明日は朝から仕事なんですよ。なのでいま延長してしまうと、明日ちょっと大変なんです。このホテル、もう一泊するから、明日!仕事終わったら!また呼びますんで、そんときお願いできます?」

「・・・あら、そうなの? ええの? ホンマに?」

「いいですいいです!いまだとちょっとモッタイナイんで」

「ならこれ私の名刺。ここに電話番号書いとくさかいな。電話してな」

・・・こうして、大阪の夜は過ぎ去りました。なんとか帰ってもらった老婆。後に残されたのは、「090ー」という電話番号が書かれた名刺と、極度の疲労感のみ。

つ、疲れた・・・。そして生命の危険を感じたためか、目がギンギンに冴えている・・・。

乱された浴衣の帯を締め直し、ベッドに横たわる。なんだったんだあれは・・・。

私は、高齢者から見ると若年者です。高齢者の性生活や性欲がどのようなものかは(想像するしかないため)分かりません。そう、「分からない」という結論でおしまいにさせていただきます。世の中のすべてに答えを出すのではなく、「分からない」というのも、ひとつのあるべき姿だと思います。経験値が浅いのにそこを考えすぎると破綻しちゃうし。

その状況、その環境、その年齢。そのほかさまざま、私は分かりません。分かった気になる方が迷惑なこともあります。

ひとつ確実なのは、あの日の夜はどっぷり疲れたということと、それでもサイフの中から4,000円がなくなり、「090ー」という電話番号が書かれた名刺が代わりに残されていたということでした。

人生、まだまだこれから、かなー!