Sony Xperia Z3のフロントパネルを割ってしまったときに備えて、修理方法を紹介します。
目次
おやくそく
自分で分解・修理するとメーカー保証が受けられなくなります。また、分解・修理に伴って故障する可能性があります。自己責任にて行いましょう。
自分のカラダの静電気によってパーツを破損することがあるので、静電気防止手袋があった方がよいかもです。
用意するもの
精密ドライバー、ヒートガン(ドライヤーで代用可能)、ディスプレイを外すための吸盤セット(フロントパネルにオマケで付いています)、両面テープが必要です。
持っていない方はこちらを参考に。安いけどとりあえず使えるドライバーセット。
パナソニック製のベーシックなドライヤー。
ディスプレイを外すとき、ギターのピックが複数あると便利。コシのあるプラスティックのカードでも代用できます。
ディスプレイを張り直すときに必要な両面テープ。
両面テープは扱いやすそうな専用の物もありました。
ちょっと大げさだけど、このセットは必要なツールが一通り入っています。
交換手順
フロントパネルの交換方法は以下のYouTubeで公開されています。手順を確認してみましょう。
手順1:背面を熱してパネルを外す
電源をオフにしておきます。背面のフチの部分をヒートガンやドライヤーで加熱します。動画では150 degrees(摂氏65度)で1分暖めよと紹介されています。
吸盤を貼り付けて持ち上げます。わずかに隙間を作れたら、ギターピック等を差し込みまくり、背面パネルをバリっと剥がします。
剥がしにくい場合はさらに加熱しましょう。ムリヤリやると背面パネルが曲がってしまうかもなので慎重に。
手順2:内部のフレームを外す
背面パネルを取り外したら、内部にある5つのネジをプラスドライバーで外していきます。
バッテリーパックの上を通るような形で、NFCユニットのコネクタが接続されています。上側にポコっと持ち上げると外せるので、コネクタから外しておきます。
これで、フレームを外すことができます。アイスの棒のようなもので持ち上げて外していきましょう。
さらに、右下にあるディスプレイのコネクタを外し、新しいケーブルを通せるように少し隙間を作っておきます。
手順3:フロントパネルを外す
ひっくり返して、ディスプレイ部分を上側へ向けます。背面のパネルを外したときと同じようにヒートガンで加熱し、吸盤とギターピックを使ってフロントパネルを外します。
手順4:イヤーピースを外す
フロントパネル上部には「イヤーピース」のパーツが貼り付けられています。こちらも外して、新しいフロントパネルへ貼り付け直します。
手順5:両面テープを貼り付ける
もともと両面テープがあった箇所に、新しい両面テープを取り付けていきます。以前のものの粘着力が残っていれば、そのまま再使用も可能です。
手順6:フロントパネルを貼り付ける
ディスプレイのコネクタを隙間から通し、接続した上で両面テープを貼り合わせます。コネクタを通す前に貼り合わせてしまうと、再びフロントパネルを外すことになるので要注意。
手順7:背面パネルを貼り付ける
逆の手順でフレームをネジ止めし、NFCユニットを接続、フロントパネルと同じように両面テープで貼り付けて完成です。
出典:How to replace Sony Xperia Z3 Compact LCD Screen? – Repair Tutorial