極端な発言を繰り返す人のFacebookアカウントが突然削除され、削除されたら「これは国家権力の陰謀だー!」とお決まりのセリフを吐くのが定番になっていますが・・・
んなわけないです。
Facebookの投稿の右上にある▽マークをクリックすると、こんなメニュー出ますよね。
で、ここから「投稿を報告」にして・・・
問題の報告をFacebook側へ伝えて・・・
一定数以上、報告が集まるとアカウントが削除される(らしい)よ、と。
つまり、Facebookはその構造上、そもそもマジョリティ向けであり、マイノリティが意見を出しても不快と受け止められ、報告されてしまうのです。この報告は「友達」である必要がないので、攻撃的なユーザーであればガンガン報告を出すことでしょう。
これは別に政治的な発言に限った話ではありません。どんな内容であれ、誰かが「投稿を報告」し、一定数以上集まればアカウント削除の可能性があります。とくに、短い期間で友達を増やしたユーザーはシステムからもSPAMであると見なされやすいです(そこを理解していない人が「短い期間でこんなに友達を増やしたのに削除された!」とよく言ってますが・・・)。
Facebookは「オープンな」SNSです。自分がまったく興味のない出来事や、支持していない話がふいにタイムラインに流れてくることがあります。そこで不快な思いをしない(させない)ように、Facebookには「投稿を報告」する仕組みがあり、マジョリティには有利なSNSとなっています。
そう考えると、国家権力とかがアカウント削除しているのより(してないけど)、よっぽどタチ悪いですよね。マイノリティな意見は幾万のマジョリティによって消されていく、と。
それを解決するには・・・やっぱり、地道にマジョリティへ組み込んでいくしかないですね。意識改革は一夜にしてならず!俺もマイノリティ傾向が強いので、日々がんばります。