田中聖さんが処分保留になった件をドラッグ事情通に聞いてみた

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大麻所持の疑いをかけられて身柄を拘束されていた、元KAT-TUNの田中聖さんが処分保留で釈放されました。

【外部サイト】元KAT-TUN田中聖さん釈放 大麻所持容疑について処分保留に

これがどういった意味を持つことなのか、ドラッグ事情通・マゲオ氏に話を伺いました。以下、マゲオ氏のコメントです。

まず、事件を振り返ってみましょう。5月25日に聖さんが運転する車の中、運転席と助手席の間から乾燥大麻が見つかったために逮捕されています。この現場、エイジア(club asia)の目の前なんですよね。クラブやラブホテルが密集している、渋谷の夜遊びスポットです。警察が四六時中巡回しているし、マトモに考えたらこんな場所へ大麻を持って訪れようとはしませんよ。

そもそも、大麻は車の運転には向いていないです。大自然の中をのんびり走るのならともかく、東京の、ましてや渋谷の一方通行だらけの細かい道のところなんて、大麻を吸いながら運転したいとは思いません。

では、クラブの中で吸うために持っていたんじゃないか?と思われるかもですが、これも微妙です。逮捕されたのは夕方のことだから、クラブに行くには早すぎる時間ですし、大麻はひとりで吸うものじゃなくて、みんなで一本の大麻を回しながら吸う方が楽しいです。鍋つつくみたいな感じですね。そう考えたときに、有名人である聖さん自身が大麻を持参するというのは、なんとも不自然です。もし聖さんのまわりに大麻友達がいるとするなら、その人たちが用意してくれるはずです。

聖さんはDJ活動もやっているから、渋谷のあの界隈に警官がいることはもちろん知っていたはずだし、あまりに不自然なんですよね。

誰かにハメられたんじゃないか?と思わせられます。

逮捕後も聖さんは徹底して「自分の大麻ではない」と主張していました。そして、勾留中に自宅へガサ入れが入っています。今回の処分保留はガサ入れをきちんとやった後で決定していることなので、ガサで何も出てこなかったということになります。つまり、聖さんは少なくとも自宅に大麻など違法なものは持っていなかった、という証拠です。

その一方で、尿検査からは大麻の陽性反応が出たとされています。尿から大麻反応が出るのは、だいたい一週間以内に喫煙したことがある場合です。

※大麻は覚醒剤と違って、尿検査で反応が出たからといって罪にはなりません

ここまでの状況から総合的に判断すると、

  • 田中聖さんは大麻を所持していない(大麻取締法に違反していない)
  • どこかに遊びに行ったときに、誰かからもらって吸った(そのため尿検査で反応が出た)
  • 車内にあった大麻は、その誰かの置き土産か、ハメようとする誰かの置き土産

というのが、自然な状況じゃないかと思います。田中聖さん自身は大麻を所持していないことが分かったので、処分保留で釈放されたわけですね。

そして、今回の事件ですごく印象的だったのは、本人が否定していて、起訴もされていない段階から多くのメディアが強烈にバッシングをしていたという点です。

薬物関連の話題にはいつも的確な意見を出しているロケットニュースでさえ、「手巻きタバコを吸っていた」という聖さんの話を、なぜか「大麻を手巻きタバコのようにして吸っていた」と曲解し、笑いのネタにしていました。

【外部サイト】田中聖が大麻で逮捕された件についてドラッグ事情通に話を聞いてみたら「まさかの新説」が浮上 | ロケットニュース24

聖さんは一度だって「私は大麻を吸っていました」なんて話はしていません。ロケットニュースが、なぜそんな簡単な確認を怠り、このような印象操作を行ったのか非常に気になります。

逮捕=悪人という単純すぎる構図でバッシングするメディアやコメンテーターは今後も減らないと思いますが、今回のように処分保留という結果もあります。言い換えれば「ゴメン!間違って逮捕しちゃったかも!」という状態です。メディアやコメンテーターは謝らないだろうけど、僕らは「ヘンな疑いをかけられて大変だったねー」というように温かく迎えてあげることが大切だと思います(これでいきなり起訴されたらビックリだけど、たぶん大丈夫でしょう・・・たぶん・・・)。

最後に、日本国内で大麻を所持しているのは、あまりにバカらしいのでやめましょう。カナダやアメリカ、EU諸国など大麻に寛容な国はたくさんあります。日本でコソコソやっている時代ではないと思いますよ。

日本でやるのは、ダメ!ゼッタイ!