トリッピースについて誤解されがちなこと【参加者編】

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みんなで旅を作るソーシャルサービス「トリッピース」。私も2012年にタイの水かけ祭り「ソンクラン」、2013年に離島での満月キャンプ、2014年にアメリカの「バーニングマン」へ行くツアーを行いました。

その経験から「トリッピースで旅に出てみたい!」という方が、よく誤解されている点をご紹介します。

【関連】トリッピースについて誤解されがちなこと 企画者編

ツアーで行っても安くなるとは限らない

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みんなで行けば安いでしょ?とよく言われるけど、航空券は「楽天トラベル」や「海外格安航空券予約サイト-skyticket.jp-」、ホテルなら「Hotels.com」等で個人手配をした方が確実に安いです。

トリッピース自体は旅行会社ではなく、あくまで仲介をしているだけ。ツアーを実施するのはJTBやKNTといった大手旅行会社です。まず、この大手が利益を取って、次にトリッピースが利益を取って、最終的なツアー代金が決定するため、個人手配より安くなることは通常あり得ません。

少しでも安く!という要望を出すと、ものすごく不便な飛行機や、恐ろしくランクの低いホテルを設定されてしまいます。ホテルは相部屋が基本で、参加人数が奇数の場合などで相部屋にならないとき(ひとり部屋のとき)は増額されます。

さらに、ツアーの場合は(個人手配にはない)ツアーの保険代が必ず加わります。そのおかげで現地で困ったことあればツアーデスクに相談もできるけど、不要と感じる人もいますよね。心配なら海外旅行保険に入っておけばいいだけですし、楽天のプレミアムカードのようにクレジットカードに保険が付帯していることもあります。

いろんなところへ旅したいんです!という若者でも、意外とクレジットカードを持っていない人が多い。安く旅するならクレジットカードは必須アイテム。そして、楽天カードが一番旅人向けだと思う。

安さだけを求めるのは間違いです。ここで出会える、仲間との体験に価値を求めましょう。

ツアーは必ず実施されるとは限らない

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「行く気マンマンだったのに、ギリギリで中止になった」という話をよく聞きます。

中止になる理由はさまざまで、まず「最低催行人数に達しなかった」場合。企業が行うサービスだから、人が集まっていないツアー(赤字になりそうなツアー)は実施されません。

次によくあるのは「企画者のやる気がなくなった」場合。現在のトリッピースツアーは「企画者」ありきです。企画者が「○○へ行きましょう!」と人を集めておきながら、土壇場で「やっぱり俺、就活あるんで行けません」となったとき、代理の企画者が立つこともあるけど、グダグダで中止になりがちです。

有名人(?)が関わっていたのにグダグダのまま終わっているのはこんな感じです↓

四角大輔さんと一緒に世界一の星空テカポやニュージーランドの大自然を巡る旅【3月・15名限定】
→TABIPPOの代表とボヘミアンライフの四角大輔さんがタッグを組んでやるっぽかったけど、途中から一切の更新ナシでグダグダのまま終了。

三国志大好き人が集まって、劉備、曹操、孫権のお墓参りに行こうぜー♪(´ε` )
→ロンドンハーツが企画したけど、立ち上げただけで一切の更新ナシ。

【11月予定】GAKU-MCとセドナで「想いを繋げる」ライブを作ろう!
→トリッピース以外でも同じツアーが募集されており、そっち側で満員になったのでトリッピースは打ち切りされ、知らずに参加を検討していた人が困ってしまった案件。これ、企画者のGAKU-MCさんは悪くなくてトリッピース社の段取り不足ですよね。

グダグダにならないようにルールを決めて欲しいところですが、トリッピース社そのものがグダグダな対応を行うこともあり、過去には「ディズニーランド貸し切り」や「イモトのWi-Fiとコラボして50万円プレゼント」の企画が、募集するだけして、結果の発表なしに消え去りました。

また、「コンプライアンス的に企画を成立させられない」場合にも中止となります。たとえば「シリアでロケットランチャーから逃げ回りたい」とか「ヌーディストビーチで全裸になりたい!」みたいなムチャな内容だと、いくら人が集まっても中止になります。

以前、ほんの一瞬だけ「みんなでエロい話をしましょう♪」という企画ページが勃ち上がって、すぐに消滅したのを私は見逃しませんでした。

企画者が旅慣れているとは限らない

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トリッピースで旅の企画を立てて参加者を募集するのは、誰でも可能です。大学生でも老人でも、いままで一度も海外に行ったことがない人でも作れます。「企画者=旅のリーダー」という認識は危険です。

また、トリッピースのプランページを見ていると、老婆心ながら「こんなプランで大丈夫なのかなー」とか「フェスの内容を勘違いしてるなー」という企画が散見されることがあります。参加者側もそれを見極めていないと、出発してみたらまったく話が違った、苦労ばかりだった、みたいなことになるかもです。もちろん、参加者のパワーでそんな壁は乗り越えられるかもですが、旅慣れている人からするとストレスになりそうです。

企画者は個人情報を偽装しようと思えば可能

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トリッピースの会員登録はFacebookアカウント、Google+アカウント、メールアドレスのいずれかを持っていれば可能です。複数アカウントを作ることも、性別や年齢を偽装することも簡単です。IDの確認は一切ありません。

たとえば、女性の名前でアカウントを大量に作って、自分の企画が女の子たちで盛り上がっているように見せかけておき、当日になって「みんなドタキャンしたんですよー」と言って、あなたとふたりでディズニーシーへ遊びに行くことも可能です。企画者をしっかり見極めないと危険です。せめてSMS認証くらい付けて欲しい・・・。

トリッピース社の手配が微妙に不安

トリッピース社の手配の遅さ、ヌケの多さは参加経験者の間では有名です。「ホテルまだ決まってないの?」「まぁ、トリピだからねー」という具合で、なかば諦め顔で楽しんでいます。

私も過去に、「ベッドがふたつあるツインベッドルーム」と案内されていたのに、現地へ到着してみたら「ダブルベッドひとつの部屋」になっていたり、「絶対に和室にしてください」とお願いしていたのに洋室になっていたり(そのときは手配ミスということで約100円返金されました)、「今日中に参加者全員が代金を振り込まないと飛行機が取れない」という連絡がいきなり来たり、いろいろと翻弄されました。

みんなで作るものであるという再認識を

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・・・つまり、トリッピースのツアーは文字通り「みんなで作る」ものです。自分で旅の内容を決めて安く行きたいだけなら、自分で手配すべきです。企画者や他の参加者と情報交換をしたり、一緒に企画を練ったりせずに完全に受け身の姿勢だと、企画が実施されないかもしれませんし、出発した後でまったく話が違ったとか、苦労ばかりだったみたいなことになるかもです。

でも、「みんなで作る」というプロセスを楽しめるなら、まだ見知らぬ旅、見知らぬ人と出会い、かけがえのない体験ができます。ウユニ塩湖へ数十人で行くとか、ソンクランへ10人で行くとか、トリッピースならではの体験です。旅先で数の暴力的な遊び方もできます。バーニングマンのツアーも、ただの受け身ツアーだったら作成しなかったでしょう。旅の体験をより濃くしてくれるのが、トリッピースのサービスだと思います(見極めと諦めはしっかり持ちつつ)。

どうか、よい旅を。

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