常用すれども乱用せず。それでも私はピエール瀧の味方です

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ピエール瀧(現・ウルトラの瀧)さんがコカインの使用で逮捕された件について、追加の報道が出てきています。個人的な思いを綴ってみます。

20代のころからドラッグを使用していた?

瀧さんは20代のころから大麻やコカインを使用していたと報道されています。

【外部サイト】ピエール瀧、“20代から使用”供述で浮上した性サービス店ルポの過去との関係! | アサ芸プラス

一部では「とんだジャンキーじゃねえか!」という声もありますが、約30年という長期に渡って仕事を順調にこなしていたのであれば、ジャンキーではないことが分かります。

常用と乱用は違います。ある意味、ものすごく社会的なバランスを取るのが上手なオトナだと思います。

すべての才能はドラッグのおかげ?

瀧さんの多方面に渡る才能について「ドラッグのおかげだったのか」という意見もあるけれど、瀧さんがもっともブっ飛んでいたのは、ピエール瀧さんになるよりも前、白塗りに殿様衣装で活躍していた「畳三郎」や「ピエール畳」のころではないでしょうか。

人生 (電気グルーヴ) – 第二回ナゴム総決起集会

反対に、電気グルーヴとしてテクノ/クラブカルチャーを牽引し始めた後の時代(VITAMINリリース後)は舞台で奇声をあげることも少なくなり、どんどん大人しくなっていったように感じています(ドリルキングのような企画モノのときは楽しそうでしたね)。

卓球は知らなかったのか?

電気グルーヴとして活動をともにしていた石野卓球さんは瀧さんのドラッグの使用について知らなかったのか・・・

ドラッグの話題は、オナニーのそれに似ています。たとえば、ある程度の年齢になれば男女ともに毎日オナニーをしているものだけれど、わざわざ「最近してる?」なんてことは聞きません。

そしてそれは、(瀧と卓球のように)親しい間柄になればナオのこと。

もう大人なんだし、言わなくても分かるよな?という感じで、お互いに「やってまーす」も言い合わないし、「やるんじゃないぞ」も言い合っていなかったのではないでしょうか。

卓球さんを攻めるのはまったく違うと思います。

CD作品などの回収・販売停止について

犯した罪についての罰則は法律が定めていまるのに、なぜ私刑(リンチ)を行うのかさっぱり理解できません(レーベル契約時にそういった条項が含まれていたのかもですが)。

消費者が望んでいることなのでしょうか。なにやってんだよソニー。

反社会的勢力とのつながりについて

ドラッグ系の事件が起きると「誰も傷つけていないのに逮捕されるのはおかしい」という声と、「ドラッグのお金は反社会的勢力に流れるんだから、結果として誰かを傷つけることになる」というような妄想が戦いがちです。

ひょっとしたら瀧がコカインを買ったおかげで、南米で苦労している母親に仕送りできた若者がいるかもだし、組織のボスにむごい仕打ちを受けていた末端構成員を助けたくて、キャバクラ代を節約して買っていたのかもしれません。

依存性なので治療すべしの声について

相手に喋る隙を与えず一方的にたたみかけるおじさん・せやろがいおじさんも瀧さんのことについて動画を公開していたけれど・・・

ピエール瀧さんの薬物使用報道について一言【せやろがいおじさん】

半分は同意しつつ、もう半分は「なんか違う」と感じました。

なぜ「ドラッグの使用=依存症」になるのでしょう。常用と乱用は違います。瀧さんは医療機関(?)で治療せずとも、あっさりとドラッグを止められると思います。もし、本当の依存性であればいまのように活動できているはずがありません。

きちんと仕事をしつつ、たまに一杯ひっかけるのが好きなお父さんと、家庭内暴力を振るって娘の給食費を盗んで酒を飲みに行くオヤジを一緒にするのは、あまりに大雑把ですよね。

・・・まぁ、「私は依存性だったので判断能力を失っていました。治療に専念します」と言った方が情状酌量のためにはよいのでしょうけど・・・。

法律を犯したのは正しくないことですし、罪が確定したなら、償うべきです。それはゼッタイです。また、「瀧も使っていたし大丈夫」というような安易な考えでドラッグに手を出したら、あなたは依存性になるかもしれません。ダメ!ゼッタイ!です。このブログ記事は法律を犯すことを助長する目的で作成されたものではありません。

それでも私はピエール瀧の味方です。待ってますよー!!!!!!!